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【全文無料】シティリーグ2連続ベスト8 エルフーンセキタンザン

msg(@mzgzgm)です。

シティリーグシーズン1でセキタンザンを使ってベスト8になってから4ヶ月間、マグカルゴがレギュレーションから落ちても諦めずに考え続けたセキタンザンを使い、シティリーグアディショナルシーズンでもベスト8になれたので記事として文字に起こします。
成績は大したことないかもしれませんが、自分はこのデッキがとても強いと思っているので、興味を持ってくれた方は読んでください。
そして、少しでも100円の価値があると感じてくれた方は、投げ銭ください。

※始めに、いつも練習場所として利用させていただいているゼロワン綱島店様とそこに集まって練習に付き合ってくださる皆さんに、お礼を申し上げます。

★環境考察

Tier1 三神ザシアン、ミュウツー&ミュウ(以下MM)(炎、悪)、連撃ウーラオス
Tier2以下 ムゲンダイナ、ビクティニ 、マルヤクデ、インテレオン 、ジュナイパー、※MM(草)は無視

愛知CLでMM(炎)、連撃ウーラオスが上位に多く占め、次点でムゲンダイナと決勝まで進んだインテレオン、四天王決定戦でも多く使われたMM(悪)が目立っていたことから、セキタンザンが下記の理由で強く出れることを考えて、練り始めました。

・連撃ウーラオス、インテレオン:中打点(180以下)
・MM(悪)、ムゲンダイナ:弱点相性
・三神ザシアン、MM(炎):「デデンネGX/クロバットV」複数展開
詳細はマッチアップで記載します。

★デッキコンセプト

このデッキはセキタンザンVmax1体でサイドを取り切るか、3-5枚取って倒された次のターンで勝つプランです。実際にシティリーグでも勝った4試合はセキタンザン1体で勝ちました。
サイド4枚なら「デデンネGX/クロバットV」で2枚、キョダイガンセキで2枚取れるので、そこまで難易度が高くなく、最後の2枚も「デデンネGX/クロバットV」が場にいれば容易いです。

攻撃対象は主に「デデンネGX/クロバットV」でこの2体を餌にできる環境であれば、セキタンザンは食いつなげます。
サイド2枚を上技の噴火弾1回で倒せることも強い特徴ですが、特出すべきは耐久力です。
「セキタンザンVmax」は、HP330(ムキムキパッドでHP380)に加えて、「ストーン闘エネルギー」が最大3枚つきます。
その後殴られたとしても220ダメージ(ダイビクトリー等)なら「ムキムキパッド」無しで2回耐えます。
三神のアルティメットレイ(180ダメージ)ならパッド込みで3回耐えます。(3回も受けることはまずないですが)
回復を挟めば、「セキタンザンVmax」1体で勝つ試合も多いです。

セキタンザンVmaxをできる限り長くバトル場におき、サイドを1枚でも多くとり、残りのサイドを2体目のセキタンザンVmaxか他のポケモンでとるプランでデッキを構築しました。

★デッキレシピ

デッキレシピは見栄を張って、サポートをSRにしていますが、実際は1枚もSRではありません。デッキチェックは通りました。画像2

⬛︎ポケモン

⚫︎セキタンザンV・Vmax:4-3
最初のターンに「セキタンザンV」を出せる可能性を最大限まで高めるために4枚です。
「セキタンザンVmax」は多くても2体しか出さず、進化ラインが2ラインあるので4枚目は現物ではなく、進化のおこうを採用しました。

このデッキは「セキタンザンV」と「ガラルサンダーV」と「クロバットV」以外、サイド2枚を取られるポケモンが入っていないことから、それ以外のポケモンがスタートし場合は最初のターンに「セキタンザンV」が出なくても盛り返せる可能性はありますが、とはいえ分が悪いので出します。
勿論、1ターン出すのが遅れたところのボス→ダイビクトリーには勝てません。
相手に先行を取られた場合、先行2ターン目で220ダメージ以上出してくる相手なら最初のターンで2体出したいです。

⚫︎ヤレユータン:2
噴火弾を打つターンには必須なので、サイド落ちを考慮して2枚入れています。どちらもサイドに落ちたら、デッキトップに祈りを捧げるしかないです。1枚落ちただけでも厳しい試合があります。それくらいサイド落ちが怖いので、確認しやすくするために「ヤレユータン」は2枚ともURにしました。

⚫︎モンメン・エルフーン:3-2
このデッキの脳味噌です。進化した時に「でたとこサーチ」でデッキからカードの種類を問わず、好きなカードを手札に加えられます。愛知CL以降、色んなデッキに裏工作(インテレオンライン)が入っていますが、あえてこのデッキで「エルフーン」を優先している理由は、以下の2点です。
①逃げエネが0
「セキタンザンVmax」の耐久力を強化するための「マオ&スイレン」による入れ替え先を「エルフーン」にすることで、すぐにバトル場に戻せます。『Uターンボードで良い』と言われるのですが、「Uターンボード」を引けずにサーチする余裕もないシーンは必ずあり、「ツールジャマー」も怖いため、安心して使うために「エルフーン」を採用します。また、「あなぬけのひも」が擬似的に「ボスの指令」になる点も強いです。キョダイガンセキが打てるシーンでは、大抵の場合、相手もVmaxかTagTeamをバトル場に出してきますが、ベンチのポケモンに240ダメージを耐えられるポケモンがいないケースが多く、勝ちを引き寄せます。
②特殊エネルギー(ストーン闘エネルギー)が対象
逃げエネよりもこちらの理由が大きいです。デッキコンセプトでも書いた通り、このデッキは1体目の「セキタンザンVmax」が何ターンを稼げるかが大事で、そのために序盤で「ストーン闘エネルギー」を何枚つけられるかが重要です。
でたとこサーチのおかげで、2ターン目に「ストーン闘エネルギー」を2枚つけられる確率を上げられます。
その他、エネルギーとボールになる最強カード:「キャプチャーエネルギー」もサーチ対象になり、主には「モンメン」「ヤレユータン」を呼び出します。

サーチ対象は、以下が多いです。
序盤:ストーン闘エネルギー、博士の研究(ドロソがなく、サポートを打つ前なら)、セキタンザンVmax、あなぬけのひも
中盤以降:ボスの指令、グレートキャッチャー、マオ&スイレン、格闘道場

(ちなみにでたとこサーチで持ってきたカードは相手に見せなくて良いので注意です。でたとこサーチで持ってきたカードは相手に見せなくて良いので注意です。でたと)

また、1枚だけ草タイプの「モンメン」を採用している理由は、以下のケースを想定しています。使用率は盛って1%です。本番ではちりあつめを何度か使いました。
・MMや「レシラム&リザードンGX」をHP260に(噴火弾2発)
・大きなお守り「ムゲンダイナ」をHP360に(「格闘道場」込み雷鳴蹴り1発)
・「ジュナイパー」に道場込み50点
・一撃の「デルビル」ワンパン

⚫︎ガラルサンダーV:1
最後まで「ガラルネギガナイトV」と迷いましたが、
今までの経験で、『1エネで高打点で殴れるサブアタッカーがいれば』と何度も感じたシーンがあった点と、ムゲンダイナを重く考えて「ガラルサンダーV」を優先しました。
それぞれのメリデメは以下の通りです。
・ガラルサンダーV
┗メリット:試合序盤から技を打てるのでセキタンザンの準備時間を稼げる、特殊エネ破壊、ウィークガード型の悪タイプデッキ(ムゲンダイナ)に強い
┗デメリット:相手がV主体のデッキじゃない(MM等)場合、お荷物
・ネギガナイトV
┗メリット:打点は高い(200)、「ストーン闘エネルギー」を貼れれば耐久力もある
┗デメリット:倒されたら盤面からエネルギーが消える、超弱点なのでウーラオスの対策カードで倒される、技が連打できない

今回のデッキには、入れ替えカードを「あなぬけのひも」と「マオ&スイレン」を合計4枚(セキタンザンを下げる時に1枚消費しているから3枚)しか入れておらず技連打がしにくい点と、「ガラルネギガナイトV」を倒されると「セキタンザンVmax」を無視してサイドを取り切られる可能性があったため、「セキタンザンVmax」で時間をかけてサイドを取り切ってもらうプランに寄せました。
(結果、当日負けたムゲンダイナは大きなお守りを搭載したデッキだったので、ネギガナイトの方が良かったかもしれません。)
ここはより考察を追求できるポイントです。

⚫︎クロバットV:1
絶対に盤面に出したくないから抜くことも考えましたが、どうしても回らない試合はあるので、1枚採用しました。負け筋です。スタートしたら負けを覚悟します。序盤にも出したくないです。勝てるルートが見えた後だけ使いたいです。また、「やまびこホーン」ケアでトラッシュにも落としたくないので、試合中はデッキで眠っていて欲しい1枚です。終盤の「エルフーン(レベルボール)」を1枚手札に残したナイトアセットがめちゃくちゃ強いです。

⚫︎ミュウツー:1
マインドレポートと「ヤレユータン」の相性が良く、自然に入ります。「ボスの指令」や「マオ&スイレン」を気兼ねなくトラッシュに送れるので、「クロバットV」と同じく終盤までデッキで眠っていて欲しいカードです。

⚫︎ミュウ:1
「連撃ウーラオス」の対策カードです。サイコパワーが1エネで起動できて使えるシーンが多々あります。シティリーグでも2回打ちました。

⬛︎グッズ

⚫︎クイックボール:4
序盤は、セキタンザンV>モンメン(2体まで)>ヤレユータンの優先度で使います。余った場合でも、無駄に切ると終盤で2体目の「ヤレユータン」や「ミュウツー」、「ガラルサンダーV」を持ってこれるので丁重に扱いたいです。「モンメン」が場にいなくなった場合、次のターンに向けて場に出しておきます。

⚫︎ポケモン通信:2 
デフォルトで手札が少なくなりがちで、ポケモンを手札に抱えることが少ないので、枚数は控えめです。主には序盤の盤面形成か進化先の確保です。「クロバットV」「ミュウツー」が入れ替え候補です。「回収ネット」で回収したポケモンを「ポケモン通信」の入れ替えるシーンも多いです。

⚫︎しんかのおこう:1
4枚目の「セキタンザンVmax」を「エルフーン」にも対応させたまでです。

⚫︎レベルボール:3
エルフーンラインを最大限有効活用させるためのボールです。
このボールが出る前も「エルフーン」を「ポケモン通信」で試しましたが、全く機能しなかったので、このボールのおかげでこのデッキは成立しています。
エルフーンを2枚とも使った後は腐るので、3枚。

⚫︎回収ネット:2
・「エルフーン」と「モンメン」が1体ずつ盤面にいる時に、「エルフーン」を回収してモンメンに進化する。
・「エルフーン」が2枚盤面にいる時に片方を進化して、欲しいカードをサーチ→回収ネットで回収→もう1枚をサーチ。
読んだだけで強いです。
他にもベンチが引っ張り出されたヤレユータンを擬似「ポケモンいれかえ」担ったり、「ミュウツー」のマインドレポートを再利用できます。
デッキに入っているカードとの親和性が高くてとても機能する一方で、序盤にきた時に強くないので、枚数は抑えめです。

⚫︎ムキムキパッド:1
コンセプト通り、「セキタンザンVmax」1体を強固にするためだけに1枚搭載。
ついている場合とついていない場合では堅さが断然違います。
とはいえ、「ツールジャマー」で無力化されたりするので過信は禁物。
2枚あると嬉しいですが、2枚目は「ツールスクラッパー」で剥がされた時に直後のターンで貼り直す必要があるので、対応できるケースが少なく1枚です。

⚫︎リセットスタンプ:1
エルフーンでサーチ対象のため、1枚入れました。抜いてもいいと思います。
クロバットがベンチに出てボスでフィニッシュされる等、プラン通りにいかないケースに備えて、1枚残しました。

⚫︎あなぬけのひも:2
「エルフーン」の詳細で書いた通り、「ポケモンいれかえ」兼擬似「ボスの指令」になります。前のレギュレーションでもひきよせのうずの「マナフィ」が良く使われていたことからも愛称は良いです。「ガラルマタドガス」をベンチに下げて特性で回せるメリットもあり。V/GXを出さないから、「エルフーン」がいなくても、「回収ネット」でも対応可能です。

⚫︎やまびこホーン:1 
主に「デデンネGX」を出します。相手のベンチ管理を破壊します。最強カードです。全部のデッキに入っても良さそうです。(反対に相手に使われるとこのデッキが厳しいです。)
やまびこホーンを持っていることを察されないトラッシュの確認方法を教えて欲しいです。

⚫︎グレートキャッチャー:1
デデンネホイホイとしてかなり重宝するカードです。「博士の研究」と両立できることが強く、進化できる「モンメン」が場にいた場合、ほぼ確実にでたとこサーチで持ってこれるので、「ボスの指令」の役割+潤沢な手札を手に入れられます。MM(悪)のおかげで、「ダークライ&ブラッキー」、「ゲッコウガ&ゾロアーク」、「マニューラGX」、「シルヴァディ」が的として増えました。最初のターンに出てきた「デデンネGX」を引き寄せたり、「やまびこホーン」で出した「デデンネGX」を引き寄せたり、無茶苦茶できます。環境次第で2枚目の投入すべきカードです。

⬛︎サポート
⚫︎博士の研究-マリィ:4-2
本当はもっと増やしたいですが、デッキスペースの兼ね合いでこの枚数にしました。「エルフーン」で持ってこれますが、やはり後攻1ターン目(先行2ターン目)は「博士の研究」を使いたいです。セキタンザンのデッキは、「マオ&スイレン」や「グレートキャッチャー」の手札消化カードの他、でたとこサーチで持ってくるカードはすぐに使うケースが多いので、手札の減りが激しいデッキだからこそ、蓄える時に蓄えたいです。
「マリィ」はリセットスタンプ同様、相手の手札を流したいときは優先します。

また、プレイしていて「博士の研究」を打つ前に「エルフーン」を打つシーンが多々あり、本当はドローした後に足りないカードをサーチしたいところなので、もったいない思いをしました。「コルニ」や「エリカのおもてなし」の検討余地がありますが、7枚引けるのは強すぎです。

⚫︎ボスの指令:3 
相手のベンチの「デデンネGX /クロバットV」、その他低い耐久(闘弱点)GX、Vを倒したいので、3枚入れます。
1枚はサイド落ちケアです。残りの2枚のうち、1枚は「ミュウツー」で回収するために序盤にトラッシュしても良いですが、終盤に使うためにも手札とデッキに1枚は残しておきたいため、3枚です。「グレートキャッチャー」を含めて、大体の試合で2枚使えば勝てます。

⚫︎マオ&スイレン:2
堅い「セキタンザンVmax」を築き上げるためのカードです。
「エルフーン」の逃げエネ0のおかげで、使用条件として手札が2枚以上あればOKです。ややこしいことを考えなくてOKなので使いやすいです。
当たり前ですが、次のターンに相手がセキタンザンを確実に倒せないシーンであり、尚且つそのターンの攻撃をサイドプランに含めたポケモンに打てるシーンで使いたいです。

⚫︎フヨウ:1 大会中に一度も使わなかったので、入れ替えていいです。今は2枚目の「キャプチャーエネルギー」にしています。
直近の公認大会で「ジュナイバー」に当たりまくったことと、ついでに油断した「ザマゼンタV」とかを倒せたら良いなと考え、入れました。
前週までのシティリーグでは、「ジュナイパー」が一定数いたのですが、蓋を開けたら当日はほぼいなかったので、環境読み間違えです。

⬛︎エネルギー
⚫︎ストーン闘:4
⚫︎基本闘:5
⚫︎キャプチャー:1
少なかったので、今は「キャプチャーエネルギー」を1枚増やしています。
大会当日もエネルギーを引けなかったですが、「デデンネGX/クロバットV」を倒せば良いので、「エルフーン」で「ストーン闘エネルギー」を持ってきて、手張りせずに噴火弾で倒すシーンが多々ありました。
「デデンネGX/クロバットV」を倒すだけならこれで良いのですが、ポケモンカードは毎ターン1枚以上のエネルギーをつけることが強いので増やした方が良いです。

⬛︎スタジアム
⚫︎格闘道場:2
わざわざ草タイプのモンメンを入れるくらいにはあと10ダメージ追加で欲しいシーンが多いです。
11日に優勝された方のデッキには「げんきのハチマキ」が入っていたことからも共感してくれる人は一定いると思います。
また、序盤で遅れるても+40点で巻き返しを図れる点がかなり大きいため、張り返されてもいいように2枚です。

★各tierデッキとの立ち回り

何度も入念に回したわけではないので、簡単に書きます。
異論があれば教えてください。学びがあります。

▲三神ザシアン
不利に思われがちですが、先行取れた方が強い対面だと思っています。
このデッキの場合、とにかく「デデンネGX/クロバットV」を取り続けます。
このデッキをケアしていない相手は、容易に「デデンネGX/クロバットV」を出してきます。加えて三神ザシアンには、「デデンネGX/クロバットV」が3枚は入っているので、スタートすることも多々あります。
とにかく「デデンネGX/クロバットV」が1枚でも出てくれればほぼ勝てます。

先行が取れれば、以下のルートで勝てます。
先行2ターン目で「デデンネGX」
3ターン目で、「デデンネGX/クロバットV」かクチート
4ターン目で、クロバットか「デデンネGX/クロバットV」(やまびこホーンを挟んで)

上手な人はスピードザシアンの動きをとってきますが、
その場合、ふとうの剣込みで260点なので、「ストーン闘エネルギー」を2枚貼れれば、「エルフーン」のサーチ先を「マオ&スイレン」にして、耐えます。
耐えなくても倒される前にキョダイガンセキが打てるので「ザシアンV」を倒した後、2体目のセキタンザンを育てて「デデンネGX/クロバットV」を倒せば勝てます。

先行を取られたり、後1オルターをされた場合は、頑張るのみです。
オルタージェネシス後に「セキタンザンVmax」にアルティメットレイを打ってくれたら「マオ&スイレン」で何とかなります。
万が一「クロバットV」が取られたら決死の覚悟で「やまびこホーン」ケアでベンチを埋めます。その他、「クチートGX」等もケアしたいです。万が一「セキタンザンV」が出てしまったらいち早くVmaxに。Vポケモンが複数体出たら負けです。

●連撃ウーラオス
「ミュウ」を出すタイミングを間違えなければ、勝てます。
打点が低い(150点)ので、「ストーン闘エネルギー」を2枚以上張れれば、「マオ&スイレン」を使わなくても、3ターン耐えます。
「ゲンガー&ミミッキュ」と組み合わせたデッキは手強いですが、後1ホラーハウス→ポルターガイストを耐えれば、なんとかなります。耐えずに2体目を出せていなければかなり厳しいです。「ウーラオス」か「ゲンガー&ミミッキュ」が出た時は2体目を出したいです。
「モミ」には注意。

●ミュウツー&ミュウ(草以外)
「シルヴァディGX」と「マニューラGX」を軸にした悪タイプのデッキには、ほぼ勝てます。デッドムーンGXを育てた「セキタンザンVmax」に打たれると厳しいですが、相手の要求値もそこそこに高い?ので、丁寧に「ニューラ(マニューラGX)」を倒しつつ、やまびこホーンで悪タッグチームをベンチに出させれば1-3-2のサイドプランで勝てます。デッドムーンGXをケアするために「ビッグパラソル」を検証しましたが、欲しい時に持ってくるとそのターンに「デデンネGX」を取れない等、苦しいことが多いため、デッドムーンを打たれる前にはベンチに2体目の「セキタンザン」を用意しておきます。
炎に関しては、300点出せる「リザードンGX」と「ヒードラン」のGXを当てられるため、2体目の「セキタンザンVmax」を序盤から育てます。幸いにも「デデンネGX」が3枚採用されているレシピが多く、「メガミミロップ&プリン」も弱点がつけて噴火弾でワンパンできるので、「やまびこホーン」が活躍します。その場合、「ミュウツー&ミュウGX」と合わせて3-3のサイドプランが成立します。

●ムゲンダイナ
相性は有利ですが、三神ザシアン同様に先行とった方が強いマッチアップです。270ダメージを耐えるための要求値が高いです。また、「ガラルマタドガス」がいると、「エルフーン」も「ヤレユータン」も機能しないため、先行取れても厳しいです。先行で手札に「ボスの指令」か「あなぬけのひも」を確保しておく注意が必要です。「ガラルサンダーV」がいるので、多少出遅れても勝ち筋は最後まであります。プレイングが上手な方が勝ちます。

●ビクティニ 
先行取られると厳しいですが、「モンメン」と2体目の「セキタンザンV」さえ立てられればなんとかなります。(なると信じているだけかもしれません。)
ダイビクトリーを「ストーン闘エネルギー」2枚と「ムキムキパッド」で2回耐えます。「マオ&スイレン」とストーン闘エネルギーを間に挟めば、3回耐えませんでした(泣)間に「ヒードランGX」を挟まれると目も当てられません。


★当日のマッチアップ

シティリーグ アディショナルシーズン 
2021年04月10日(土) @【CARDBOX】青馬堂書店 矢向店

1戦目:クラハン型三神ザシアン
先行が取れて、自分が「モンメン」、相手が「クロバットV」スタート
後攻2ターン目にオルターをうつ動きだったので、
・先行2ターン目に前の「クロバットV」に噴火弾
・3ターン目にベンチの「デデンネGX」を呼んで噴火弾
・4ターン目にベンチの「クチートGX」を呼んでキョダイガンセキ
相手が「トキワの森」を貼ってくれたので、エネルギーを回収できて順当でした。
このデッキにも入れたくなりました。

2戦目:マッドパーティ
先行が取れて、自分が「モンメン」、相手が「ヒバニー」スタート
・後攻1ターン目に相手のベンチに「デデンネGX」と「ヤバチャ」が出てきて、前の「モンメン」倒される
・マッドパーティは「ポットデス」が立つと速度が早くなるので、「ミュウ」のサイコパワーでヤバチャを倒すと、案の定相手が何も使わずに80ダメージのマッドパーティ
そのまま、ベンチの「デデンネGX」、前の「ホルビー」、「やまびこホーン」で呼んだ「デデンネGX」を倒して勝ち

3戦目:ムゲンダイナ
先行取れたけど、後攻覚醒で完全に止まる
「モンメン」を2体取られる前に「あなぬけのひも」を2枚引けて盛り返すところが、相手の「ムゲンダイナVmax」にお守りが張られていて、道場噴火弾でワンパンできず。2ターンかけて倒す。
お守りがない「ムゲンダイナVmax」に「セキタンザンVmax」が倒されたので、残り15枚程度のデッキから「ガラルサンダーV」を追い求めて引きに行ったけど引けず負け

4戦目;クラハン型三神ザシアン
「トキワの森」のない1戦目
「クロバットV」「デデンネGX」「クチートGX」をとって勝ち

5戦目:ムゲンダイナ
相手が手札に「マタドガス」を引いていたらしく覚醒できずに止まる。
順当に進めていったものの、あと1枚が引けずに立て直される。
「ガラルファイヤーV」で殴られ、「ツールジャマー」のついた「ムゲンダイナV」で倒されそうになったところを「マオ&スイレン」で回復して、相手の勝ち目をなくして勝ち

予選:4-1
対戦した方々全員3勝してくれたので、2位で通過

決勝トーナメント1戦目:ムゲンダイナ(3戦目と同じ方)
先行取られて、相手は「ムゲンダイナV」スタート
こちらは「ミュウツー」スタートでドローソースも引けずに涙目
・先行2ターン目に「ミュウツー」を取られる。
・後攻2ターン目に、「セキタンザンVmax」は出せたものの、「ヤレユータン」を引けずに、裏の「ジグザグマ」を「格闘道場」込み不発弾で倒す
・先行3ターン目に「セキタンザンVmax」に大ダメージ
・予選同様、「大きなお守り」がついていたので、「格闘道場」込み噴火弾340ダメージ(残りHP30)
・返しにベンチから出てきた新品の「ムゲンダイナVmax」に「セキタンザンVmax」を取られる
・「ミュウ」のサイコパワーでベンチの手負い「ムゲンダイナVmax」にダメカン3つおいて倒す。「マリィ」で流して、手札に「ガラルサンダーV」と「ボスの指令」と「基本闘エネルギー」を抱えて、「ボスの指令」を引かないことを祈る。
・「クロバットV」を出されて、ナイトアセットで5枚引かれ、その中に「ボスの指令」があり、「クロバットV」を取られて負け

対戦後に相手と話して発覚したお互いのプレイミス
・相手)1ターン目に「ムゲンダイナV」と「クロバットV」を並べた上で、「ハイド悪エネルギー」をつけた「ムゲンダイナV」をバトル場から逃さずに放置して、ターンを終えた
・自分)その状況下でエネルギーと「クイックボール」と「マオ&スイレン」が手札にあったので、「ガラルサンダーV」を出して「マオ&スイレン」を打てば、エネルギーのついた「ムゲンダイナV」をワンパンできたのに、「クイックボール」で「マオ&スイレン」を切った。

「後攻1ターン目にうてるらいめい蹴りは強い」を何度も体感していたのに、
スタートとハンドの弱さ、決勝トーナメントの焦り、そして予選の「ガラルマタドガス」に惑わされて、「マオ&スイレン」よりも「ボスの指令」を優先してしまった完全なるプレイミスでした。まだ決勝トーナメントを勝ち上がれる器はないようです。


★まとめ

シティリーグを2回連続予選突破できたことは、運要素が強いことは理解した上で自信に繋がりましたが、決勝トーナメントで勝ち上がれないあたり、未熟者でした。まだまだ精進します。ベスト8で満足できない身体になっていることは良いことです。

このデッキの好きなポイントは、主に相手にとられるサイドプランを操れるところにあります。
前述の通り、セキタンザン以外はルールを持たないポケモンでセキタンザンを出す前に複数体倒されたとしても、最終的にセキタンザンVmaxを倒さないと勝てないシーンを作り出し、相手のプレイングを惑わせます。今の環境はほとんどのポケモンを1.5回攻撃(弱点つければ1回攻撃)で倒して、4-5回攻撃したら決着する試合が多いですが、このデッキはルールを持たないポケモンを4体倒されても最後の番人を倒されない限り、負けません。
※「やまびこホーン」で「クロバットV」を呼ばれるとプランが崩れます。

何度もターンを往復して、相手と駆け引きできるところが面白く、負けたムゲンダイナ戦も楽しめました。
特に大会当日は、セキタンザンはノーマークの方がほとんどで、相手を悩ませるシーンが多く、内心沸いていました。

反省点としては、ムゲンダイナをあまく見過ぎたことで、正直「ガラルサンダーV」を積めば問題なく勝てると思っていました。シーズン1で倒しまくったムゲンダイナの怨念にやられました。油断せずに当たる可能性のあるデッキタイプとの練習が不可欠なことを思い知らされました。ポケカは場数です。(かなり練習したMMと連撃ウーラオスは一度も当たりませんでした。

Twitter上では、「セキタンザンは無理、オワコン」「今更セキタンザン」「れんげきウーラオスに比べて打点も低いし大変」等の投稿が多い中、ここまで結果を出せたことは嬉しい限りです。翌日の大会では、ベスト4と優勝者が出たらしく、この週の環境としては正解と言えるでしょう。

今後、「デデンネGX/クロバットV」以上の特性を持つポケモンが出ずに、さらに草タイプの強いポケモンが出てこず、今のHPとダメージのラインが変わらない限り、セキタンザンは環境にい続けると思うので、引き続き頭の片隅に置きながらポケモンカードを楽しもうと思います。
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。

最後に投げ銭をしてくれた方だけに付録を用意していますが、付録自体は1円の価値もないのでこれを目当てに投げ銭することだけはやめてください。絶対にやめてください。

★付録

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