見出し画像

予算の繰越と不用

 国の予算が余りまくるという異例の事態が続いています。

2020年度が30兆円
2021年度が22兆円
2022年度が18兆円

となります。

これが意味することは色々とあります。

過剰に予算を組んだという可能性もあります。

他には、コロナ禍の影響を受けた企業や個人が再生するための予算が配られなかったことも考えられます。
つまり、国は何も出来なかった、あるいは、何もしなかったため、国民が痛手を被った。
ということも考えられるわけです。

消費税1%で1兆円の税収

と言われております。
18兆円余るとか、11兆円不用という数字を見ると・・・

消費税を11%削減出来るわけです。(あれ? マイナスじゃん?)

消費税0%を3年間実施していただけで、どれほど多くの人を救い、景気が回復できたか・・・

改めて思います。

日本維新の会の藤田幹事長とは面識があるのですが、コロナ直後に会った際、ここで重要なのは給付金を配る事よりも3年の間、消費税を0%にすることだ、と言いました。

藤田君は、それは難しい(実現に持って行くのは)と思います。

という返答でした。
それでも、消費減税の方向には動いてくれたようで、政党の意見として、5%への減税を低減するよう政府に働きかけてくれました。

が、まあ・・・政権与党じゃないですし、難しいですね。
安倍元首相や菅前首相に実権がある時に提言できていれば良かったのでしょうけれども。。。

いずれにせよ、これだけの繰越、不用が発生しているわけで・・・

いかに経済対策が進んでいないか、が浮き彫りになっているように感じています。

予算を節約したから赤字国債が減ったという意見もあると思います。
その一方、節約だけで投資に向かわなければ、いつまでたっても経済は成長しないという意見もあるわけです。
日本の失われた30年、公共投資は削りに削られ、土砂災害や堤防の氾濫が多発、ガス水道電気設備の老朽化による事故の発生率増加。
このままいくと、日本は荒れ野だらけになっていくのかなあ・・・と心配しております。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。