新マイナカード
え~っと、新マイナカードって???
政府は約2年後の2026年に新しいカードを発行するので、呼称を公募するらしい・・・
はあ??? と思い、ちょいと調べてみると・・・
今のままでは使い勝手が悪い(個人番号丸見えとか・・・)から、作り直すんだそうです。
だったら、最初の段階で煮詰めておけよ!
というか、みんな最初から知ってたよ。。。
正直なところ、せっかく国民の70%が、マイナカードを登録したのですから・・・
ここで、給付金バラまけばいいんじゃね?
と、思いますね。
来年の夏ぐらいに減税って、遅すぎますし、効果も乏しい。
ゴリ押しでマイナを申請させる際には、
速やかに給付金を紐づけた口座に振り込める!
という立派なうたい文句もあったでしょうに・・・
岸田首相の周囲には策士がいないし、自民党にも策士はいない。。。
高級官僚も国民感覚とかけ離れている・・・
今、マイナカードをフル活用して、即時給付金を渡す。
これだけで、岸田政権やマイナカードへの不平不満が和らぎます。
ばらまき政策が正しいというわけではないですが、国民の窮状から、
7-9月は年率換算でGDPがマイナス2.1%
と危機的な状態です。
ここから脱線モードに入っていきます・・・
他地域の方々は、ピンと来ないと思いますが、京阪神地区の製造業は破壊的ダメージを受けています。
輸出企業の多い中部地区や九州地区。
そもそも経済規模の異なる関東地区ならびにその衛星地域である東北・北陸・東海道地区。
この辺りと比較して、近畿圏は一弱の状態なんです。
もちろん、京都は強いです。
ただし、京都は京都府内完結型を志向する企業が多いです。
これは、神戸や和歌山も同じです。
大阪は近畿の中では浮いた存在なので、地域的不利をもろに受けています。
大阪に本社がある大手企業一覧
キーエンス
シャープ
パナソニック
江崎グリコ
日清食品HD(東京にも本社あり)
日本ハム
サントリーHD
伊藤忠商事(東京にも本社あり)
大阪ガス
NTT西日本
JR西日本
関西電力
カプコン
住友生命
スカイ(東京にも本社あり)
ミズノ
純粋に製造メーカーと言えるのは、キーエンス、シャープ、パナの3社。
あとは、食品やソフトウェア、公共設備関連です。
京セラや村田機械、日本電産等が所在する京都と比べても見劣りします。
こういった土地柄もあり、大阪圏の中小零細企業は、他地域と比較すると異様に安い工賃で、仕事の奪い合いをしています。
が・・・他地域への運送コストが近年値上がりしていることから、他地域への参入も難しくなってきています。
ということで、最低賃金上昇に合わせての賃金UPは聞きますが、業績改善での賃金UPを聞くことは、滅多にありません。
政府主導により、最低賃金の上昇という底辺部分のUPはあります。
反面、大企業が「賃金UP」を仕入価格に反映させてくれないという問題は残ったままです。
結果、収益構造を悪化させた中小零細企業がゴロゴロと出ているという状態です。
最低賃金の上昇に伴い、今まで以上にコストダウン要請がきつくなっています。
最低賃金の上昇に伴い、企業は在庫を極限まで削減(発注頻度減・数量減)しています。
在庫極小の煽りを受け、契約条件を無視した超短納期対応を迫られることが大幅に増加(発注後数時間以内納品等)しています。
その結果、人手不足倒産や過度な残業が発生しています。
これらのことは、マクロ経済学では出てこないお話です。
ミクロ経済として、現場で直面している一人の人間として、危機感を感じています。
日本の底辺を支えてきた企業群が完全崩壊するかどうかの瀬戸際に、
しょうもないマイナカードを
しょうもない新調の仕方で
しょうもない呼称公募なんて
そんなこと、している場合じゃないだろうに。。。
しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。