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邪馬台国の謎

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数百年に渡る邪馬台国論争。その謎を追う面白さをお話していきます。 独学三昧からの分離派生マガジンとなります。
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#歴史

邪馬台国の謎 (22)

 今回は邪馬台国吉備説を取り上げていきます。 中国地方のもう一つの仮説が、 邪馬台国吉備…

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邪馬台国の謎 (21)

 今回は中国地方の仮説である邪馬台国出雲説を取り上げていきます。 邪馬台国出雲説  古代…

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邪馬台国の謎 (20)

 前回は、邪馬台国東日本説(千葉・静岡・長野)を取り上げました。 その際、私の不勉強で抜け…

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邪馬台国の謎 (19)

 前回は、邪馬台国沖縄説が、距離や方位では魏志倭人伝に準拠しているものの、 沖縄に国家ら…

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邪馬台国の謎 (18)

 邪馬台国論争は様々な比定地を生み出してきました。 代表的なものは、第六話で一覧にしてい…

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邪馬台国の謎 (17)

 魏志倭人伝のざっくりとした翻訳を終えたことで、とりあえず一休みしておりましたが、折を見…

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邪馬台国の謎 (16)

いよいよ、魏志倭人伝の最終段になります。 正始元年(240)、(帯方郡の)太守、弓遵は建中校尉の梯儁を倭国へ派遣した。 梯儁は詔書、印綬(=親魏倭王という地位の認証状と印綬)を倭王に授けたのである。 また、詔(=制詔)をもたらし、金、帛、錦、罽、刀、鏡、采物を下賜した。 これを受け、倭王は使者を送って、感謝の意を表した。 (正始)四年(243)、倭王は使者の大夫伊聲耆、掖邪狗等八人を派遣し、奴隷や、倭製の錦、青の縑、綿の着物、帛、丹、短弓、矢を献上した。 掖邪狗等は、皆等

邪馬台国の謎 (15)

景初二年(238)六月、倭の女王は、大夫の難升米を派遣した。 難升米は、帯方郡で、天子にお目…

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邪馬台国の謎 (14)

倭では元々は男子を王としていた。 その後、七、八十年で、倭国は乱れ、互いに攻撃しあうこと…

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邪馬台国の謎 (13)

倭では、何かをする時や、どこかへ行き来する時に、骨を焼いて吉凶を占う。 占う前に、その目…

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邪馬台国の謎 (12)

その行程・里数から、会稽や東冶の東に位置すると考えられる。 倭の風俗は淫らではない。 男子…

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邪馬台国の謎 (11)

男子は大小となく、皆、入れ墨を入れている。 昔から、中国にやって来る使者は、大夫を自称し…

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邪馬台国の謎(10)

(末盧国から)東南へ陸路で五百里進むと、伊都国に到着する。 長官を爾支といい、副官を泄謨觚…

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邪馬台国の謎(9)

朝鮮半島南岸の狗邪韓国からは、海路となる。 千里余りで対海国に至る。 そこの長官は、卑狗という。 副官は、卑奴母離という。 海に浮かぶ絶島(孤立した島)であり、四百里四方の大きさである。 土地は山がちで険しく、深い林が多い。 道は、獣道程度の幅しかない。 千戸余りの住民がいる。 島には、良田がなく、海産物を取って自活しているが、船に乗って南北の市に行き、不足分を賄っている。 対海国から、また南に千里余り海を渡ることになる。 この海を名づけて瀚海という。 一大国に至る。 ここの