邪馬台国の謎 (16)
いよいよ、魏志倭人伝の最終段になります。
正始元年(240)、(帯方郡の)太守、弓遵は建中校尉の梯儁を倭国へ派遣した。
梯儁は詔書、印綬(=親魏倭王という地位の認証状と印綬)を倭王に授けたのである。
また、詔(=制詔)をもたらし、金、帛、錦、罽、刀、鏡、采物を下賜した。
これを受け、倭王は使者を送って、感謝の意を表した。
(正始)四年(243)、倭王は使者の大夫伊聲耆、掖邪狗等八人を派遣し、奴隷や、倭製の錦、青の縑、綿の着物、帛、丹、短弓、矢を献上した。
掖邪狗等は、皆等