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邪馬台国の謎

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数百年に渡る邪馬台国論争。その謎を追う面白さをお話していきます。 独学三昧からの分離派生マガジンとなります。
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#魏志倭人伝

邪馬台国の謎 (26)

 すっかりご無沙汰しておりましたが、邪馬台国の謎についての考察です。 前回、私は【邪馬台…

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邪馬台国の謎 (16)

いよいよ、魏志倭人伝の最終段になります。 正始元年(240)、(帯方郡の)太守、弓遵は建中校…

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邪馬台国の謎 (15)

景初二年(238)六月、倭の女王は、大夫の難升米を派遣した。 難升米は、帯方郡で、天子にお目…

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邪馬台国の謎 (14)

倭では元々は男子を王としていた。 その後、七、八十年で、倭国は乱れ、互いに攻撃しあうこと…

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邪馬台国の謎 (13)

倭では、何かをする時や、どこかへ行き来する時に、骨を焼いて吉凶を占う。 占う前に、その目…

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邪馬台国の謎 (12)

その行程・里数から、会稽や東冶の東に位置すると考えられる。 倭の風俗は淫らではない。 男子…

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邪馬台国の謎 (11)

男子は大小となく、皆、入れ墨を入れている。 昔から、中国にやって来る使者は、大夫を自称している。 夏后少康の子が、会稽に封ぜられている。 その際、髪を切り入れ墨をして、蛟龍の害を避けたという。 倭人は潜水して魚や蛤を捕ることを好む。 漁の時に、大魚や水禽に襲われるのを避けるために入れ墨をしていたが、いつしか、体を装飾するファッションに転じたようだ。 入れ墨にも色々なものがあり、各国で違いがある。 大きいものや小さいもの、尊卑を表すものもある。 「大小となく」を、 「大人も子

邪馬台国の謎(10)

(末盧国から)東南へ陸路で五百里進むと、伊都国に到着する。 長官を爾支といい、副官を泄謨觚…

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邪馬台国の謎(9)

朝鮮半島南岸の狗邪韓国からは、海路となる。 千里余りで対海国に至る。 そこの長官は、卑狗と…

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邪馬台国の謎(8)

 第八回目の今回は、魏志倭人伝を見ていくことにします。 全文は、長すぎるので、分割して翻…

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邪馬台国の謎 (6)

 邪馬台国の謎に関するお話も6回目になりました。 いまだ考察を行なわず、ひたすら論争の経…

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邪馬台国の謎 (5)

 前回、 東京学派 白鳥庫吉 ・・・ 邪馬台国九州説 京都学派 内藤湖南 ・・・ 邪馬台国畿内…

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邪馬台国の謎(4)

 前回、江戸時代に新井白石が先鞭をつけ、本居宣長によって熊襲偽僭説が唱えられたというお話…

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邪馬台国の謎 (3)

 いよいよ細かい話に入っていこうと思います。 新井白石の邪馬台国論 第一話でも取り上げましたが、新井白石からお話を始めます。 新井白石の研究の特徴は、 魏志倭人伝の記述を事実に近いと考えた。(記紀より正確とした) 発音に着目し、似た発音の土地と距離・方位から、各国の比定を行なった。 強引ではあるものの、歴史考察としての合理性は、それなりにあると思われます。 邪馬壹国 → 邪馬臺国 と書き換え、ヤマト→大和国とします。 一大国  → 一支国  と書き換え、イッシ→