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05 ずーっと使える!英語講師オススメ「文法」教材

こんにちは。馬上千恵(もうえちえ)です。フリーランスの英語講師・英語通訳案内士として活動しています。

「英語を学べば、地域も自分自身も輝ける」をミッションに、本当に必要な英語が学べるオーダーメイドオンライン英語講座、セミナー、英語講師&英語ガイドの養成講座を実施しています。

講座内容や実績、お問い合わせは下記サイトからご案内しています。

私の英語学習歴は本格的に始めたのを社会人スタートとすると、もう25年。少し中断した時もあったけれど、よく続いているなあ、と思います。今は講師・ガイドとして働いていますが、それでも学びは続いています。

「英語学習は穴の空いたバケツに水を入れるようなもの」

英語学習だけでなく、学びは一生続くものなのでしょう・・。

さて、今回は通訳案内士、英検1級取得までよく使っていた英語教材をご紹介します。まずは文法です。今回は自分が英語学習者の時から講師になるまでずっと使用しているテキストをご紹介します。

ロイヤル英文法

まずは、私の心のバイブル。文法書「ロイヤル英文法」です。1ページから順番に勉強するのではなく、英検やTOEICの問題を解いて、解説を読んでも「なぜだ~!」と納得できない時に文法辞典のように使っていました。

一億人の英文法

こちらも文法書なのですが、読み物としても、とても面白い本です。

今まで機械的に覚えていた文法が、「あ~!こういうことだったのか!」とすとんと府に落ちて、「どうやって使えばいいか分かる」本です。

英検1級を取るにあたり、「英語をイメージでとらえる」ことがどんなに大切が実感しました。いったんイメージでとらえられると、熟語を覚えたり、読解するのがラクになりました。この本ではそのイメージのとらえ方を教えてくれます。

とはいうものの、「イメージでとらえる」ことは初心者の方には難しいかもしれません。向き不向きもあります。まずは全体的な文法を学び、前置詞(inやon)のイメージから始めるといいと思います。

Grammar in useシリーズ

次は世界的に有名な「Grammar in use」シリーズの問題集。これはアメリカ英語版・初級編ですが、他にイギリス英語版があり、レベルも初級、中級、(上級編はイギリス英語版しかないそうです)があります。

洋書なのですべて英語で書かれています(初級には翻訳版もあります)が、初級であれば中学英語が分かれば大丈夫だと思います。英語は苦手で基礎もあやふや・・という方には向いていません。以下の特徴があります。

・ネイティブがどんな状況でその文法を使うのか分かる
・現在形、過去形・・と単元ごとに見開き2ページで、左に説明、右に問題というスタイルで、例えば1日1単元、という風に取り組みやすい。
・イラストで説明されており、分かりやすい
・英語を英語で理解する練習になる

瞬間英作文シリーズ

英語学習者の間ではとても有名なテキストです。日本語を見て、瞬間的に英語にする練習をするための例文の本です。

このテキストも現在形、関係代名詞・・という風に単元ごとに分かれているので、私はその単元を学んだあとのアウトプットトレーニングに使用していました。日本語を見てすぐに英語にする、分からない時はすぐに答えを見る、という形で行いました。

とても人気のある本である反面、「実際の日常生活では使わない、教科書的な文章ばかりだ」、という批判も多いのですが、私は「実際に使うか使わないか」、というよりも「瞬間的に英作文できるかどうか」に重きを置いていました。

大人の英語学習と英文法の大切さ

どんなに「ネイティブが使うフレーズ集」を暗記したとしても、それはその場面でしか使えません。私は最終的には自分の言いたいことを、その場面にふさわしい文章で「作れるか」が重要だと思っています。

「そんなのネイティブは言わないよ」というよりも「伝えたい内容」を「誰にでも分かりやすい英語で伝える」ことが必要なのでは・・と思うのです。英語はすでにグローバル言語で世界50か国以上で話されたり学ばれています。そのうちネイティブスピーカーは2~3割とも言われています。

いくら流暢にネイティブと同じように話しても、他の7割の方に伝わらなくてはもったいないな~と思います。それにネイティブの方も、ノンネイティブと話すときは使う英語を分かりやすいものに変えて話しているな、と感じるときがあります。

その英作文を支えるのが英文法です。

よく「ネイティブの子どものように英語を習得する」のが理想だ、と聞きますが、日本の環境での実現はとても難しいです。例えば、教えてもらわなければ、Heの時は動詞にsがつくんだ~と気づくまでにもしかしたら結構時間がかかるかもしれません。もっと複雑な文法ならずっとそのルールに気づかないかもしれません。

大人の英語学習には「文法」をはじめに学んでしまった方が「効率的」なのです。特にアラフォーの方はいままでの経験から、学ぶポイントやコツがすぐに分かる方多いようです。

次回は講師として初心者の方におすすめしている教材をご紹介する予定です。

こんな講座もしています。









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