英語講師の働く場と私の経験~大手英会話学校~

こんにちは。英語講師の馬上千恵です。札幌市で伝わる英語で社会に貢献したい、仕事をつくりたい方をサポートしています。

↓↓ しゃべるデジタル名刺です!もしよろしければお聞きください♪

しゃべるデジタル名刺


英語教員を除き、英語講師の働く場は大きく分けると、
①英会話学校
②フランチャイズ
③フリーランス (ひとり英語講師)
の3つに分かれます。

それぞれ以下のような特徴があります。

①英会話学校:時給制が多い(800円~3,000円:幅があります)
*実際に教えている時間だけ支払われることが多い

②フランチャイズ:会社により条件は異なります。売上(受講料)からロイヤリティや広告料などを支払う。
*広告宣伝、教師運営や生徒管理のサポートがあるところが多い。

③フリーランス(一人英語講師):すべて自由!自分で決める勇気と行動力が必須

私は現在③の立場であり、②の経験はないのですが、①の大手英会話学校講師をオーストラリア留学後、1年間経験しました。

あくまで私の場合ですが、①の大手英会話講師の経験をお話したいと思います。

大手英会話学校講師時代~私の場合~

オーストラリア留学後、採用試験、研修を経て晴れて大手英会話学校の契約社員になれました。その時の年齢は32歳。新たなスタートです!

勤務時間は13:00~21:00。日曜日、月曜日が休みでした。
制服はありませんでしたがスーツが基本。

時給は当時2,000円。教える時間によって計算されます。(例えば50分なら2000×(50/60)=1667円という風に。)

つまり、13:00からレッスンがあって仕事場に行っても、18:00まで仕事がなければその間は基本フリー、時給は支払われません。待っている時間はレッスン準備に充てたり、食事の時間にしていました。

もちろん準備するのにかかった時間には支払われず、教材作成のための画用紙や小道具の購入は自腹でした。(正直、教えている時間より、準備の時間の方が圧倒的に長かった・・。)

テキストはレベルによって、年齢によって(大人、子ども)、しっかり分かかれ、準備されており、教えるマニュアルも完備、その他の補助教材も充実していました。

通常のレッスンのほかに、楽しむ特別レッスンも用意されていおり、学びのシステムとしては、初心者から上級者まで、本気でやれば身につく、とても良いレッスン内容だったと思っています。

大手英会話スクールに対する批判はいろいろありますが、テキストやシステム自体はよいところが多いのではないか・・?というのが自分が通った経験も含めて、感じるところです。

さて、英会話スクールに努める利点は「集客」や「生徒さん管理(集金など)」を主でやらなくてもいいところです。特にTVコマーシャルの力はとても大きく、ほぼ毎日生徒さんが見学に来たり、入会されていました。

講師の主な仕事は、私の場合は
①広告などを見てきたお客さまに体験レッスンを行い、入会していただく
②通常のレッスンを行い生徒さんの英語力を上げる
③契約が終了しそうな生徒さんに継続してもらえるようお話をする
④教材を売る
でした。

当然、利益を上げるシステムもしっかりしていました。しかし、公務員しか社会人経験のない私にとっては、「営業」、つまりサービスや商品を売ってお金をいただく、という部分がどうも苦手でした。

授業料は決して安いものではなく(数十万単位)、「続けたいけど、無理なんです・・」といわれるとそれ以上強くは薦められませんでした。

もちろん、その生徒さんに必要と感じられる教材やレッスンはおススメすることはできたのですが(それも最初はできませんでした)、「売り上げ目標を達成するために売る」ということがなかなかできませんでした。

(こう書いていますが、うーん・・。今考えてみると、ただ売り上げ目標を達成できない自分をこう言って擁護していていただけもしれません。)

そんなこともあり、そのスクールにとっては、あまりいい講師ではなかったのかな~と思うことが時々あります。申し訳ない・・💦

そこで出会った生徒さんは、高い受講料を払うだけあり、本当に勉強熱心な良い方ばかりでした。お子さんから高校生、主婦、ビジネスマン、CA、シニアなどなど様々な方に教えることができ、レッスン形態もグループ、セミプライベート(2,3人)、プライベートといろいろあり、幅広い経験を積むことができました。

マニュアルはあるといいましたが、いろいろ生徒さんごとに工夫するスキルと楽しみも身に着けることもできたと思います。

講師も、日本人もネイティブも採用試験を受け、合格したしっかりした熱心な先生がほとんどだったように思います。

大手英会話スクールに通う利点は、「きちんとした学びのシステムとテキスト」と「選別された講師」に対する安心感である、と実感した次第です。

家族の転勤もあり1年で退職することになったのですが、大手英会話スクール講師を経験できたことは、講師としてだけでなく、社会人としても、大きな学びになりました。

以上の経験は契約社員としての経験であり、正社員の場合であったり、会社によって異なると思いますが、参考になれば幸いです。

例えば、ですが、英語教授法など学んだ経験がない、英語は話せるけれど教えることに対して不安がある、組織の中で働きたい、テキストを一から探したり作ることや集客、事務管理が苦手などの場合は英会話学校で講師をされるといいかもしれません。いろいろ条件を考えて、自分に合う環境が見つけてもらえるといいな、と思います。

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