自律分散型教育研究機関

現在の大学は、リソース(研究者、教員、キャンパス、予算等)は国家主権の枠組みのもとに存在している。
これは国立大学だけではなく、私立大学であっても国家から一定範囲の擁護、制約を受けて存在している。
結果として、教育や研究の成果として与えられる「学位」についても国家から一定の制約、統制を受けることになる。
自律分散型での学位認証はできないものか。
そもそも、テレコミュニケーションの高度化が図られつつある現代において、物理的なキャンパスの存在に制約は無く、キャンパスに制約が無い以上、収容学生数に制約は生まれないため、それを制約条件とした入学試験による学生の選別は必要なく、教育の水準のための学生の選別は教育のプロセスの中で行われれば十分である。
また、基礎的な教育教材も大規模生成AIが存在する現代においては限りなく、調達コストは低減化され、取捨選択がテーマとなり、それも教育のプロセスの中で行われれば十分である。
「学位」の権威、価値についてもそれを保証する仕組みは国家が提供する必要はなく、自律分散型で保証される仕組みがあればよい。


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