日本で多様な働き方が浸透しない理由
会社員にたいして、皆さんが思うイメージは何でしょうか?
以前、海外にずっと行っていた友人が東京に来た時、
「朝電車に乗ると、死んだ魚の目をしている人ばかりで驚いた」
と言ってました。
見慣れていると気付かないものですが、たしかにそういう人たちが多い。
それをイメージした↓の図って、なんかこわいですよね。
なんでもかんでもシェアができるこの時代、東京ですら、ひとつき12万円もあれば生活していけます。
無料で楽しめるものだってたくさんあるし、お金がかかることってどんどん少なくなっているから、お金のために仕事をしなくてもいい時代なんです。
そして、複数の収益源を持つ働き方も少しずつ増えています。
1つの会社に所属し、そこから30万もらうより、3つの仕事をしながら、それぞれ10万ずつもらうほうが、リスクヘッジもできるし、面白い人生になることが多いとさえ思ってます。
私は、学校の中に入り、既存の教育システムや学校の先生では教えることが難しい専門的な内容を授業形式で提供する事業を運営しています。
当然その中にはキャリア教育もあり、多様な働き方、もっと根本をいうと、自分で働き方を選ぶ時代なのに、
なぜ、死んだ魚の目をした人たちばかりなのか?
本人の行動力の問題なのか?
とずっと疑問でした。
私の学校教育事業は、簡単に収益化できるものではないため、
並行してお金を稼ぐ仕事が必要になり、働き方を考えた結果、初めて派遣に登録しました。
本業が裁量労働タイプだから、時間調整がしやすいものがよかったので、
仕事の時間が決まってる時給タイプの中で派遣は魅力的だったからです。
リクルートスタッフィング、パソナ、DODA、テンプスタッフ、マンパワーグループなど、10社ほど登録し、本業と並行して仕事ができるものを探しました。
しかし私はここで、この国の働き方の闇を見ました。
正社員になれないだの、非正規雇用だの、そんなどーでもいいレベルの話ではなく、もっと根本の部分です。
実は、多様な働き方を実現できるシステムは、既にあるんです。
それを阻んでる闇の部分を、生々しい体験と共に書き綴ります。
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