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【完全攻略】バンドマンがiPhoneのみでMVを作る方法

今回はiPhoneのみでバンドのMVを作成する方法を紹介します。
全部読んでもらえれば、そこそこのMVを数多く作れるようになり世の中のまだ出会えていないお客様に認知してもらえる可能性が広がります。

もちろんプロに作ってもらうのに比べるとクオリティーは落ちますが、何度もチャレンジ出来る上にコストも非常に安い(というか撮影機材をかけなければほぼ0円)ですので是非参考にしてみて下さい😀



1、iPhoneのクオリティー説明

iPhoneのカメラのクオリティーはかなり高いものになってます。
だらだらクオリティーに関して細かい数字を並べても良いのですが、カメラに詳しくない方だとそれだけでもう頭がパンクしてしまうと思いますので割愛させて頂きます。


世の中にはiPhoneだけで撮影された映画があるのはご存知のですか??
iPhoneだけでどれくらいのクオリティーの作品が作れるか、参考になると思いますので一度見て下さい。
⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️

タンジェリン「予告編」


どうですか?
こちらはiPhone3台で撮影しているみたいですが、クオリティー高すぎる気がします!笑

しかも、これiPhone5sです!

かなり昔の機種になるので、2021年現在のiPhoneだと iPhone5sと比べると格段にレベルが向上しています。

Burberry Prorsum Womenswear S/S14


こちらはブランドメーカーのBurberry(バーバリー)のファッションショーの映像です。これもiPhone5sです!異次元でしょ?


iPhoneにはこれだけの可能性があります。自分の目の前にあるこのハイスペック撮影機器を使わない手はありません!



2、参考MV紹介

✳︎MV紹介1組目のアーティストは嘘とカメレオンです。

されど奇術師は賽を振る

このMVは作りが非常にシンプルです!(撮影はシンプルですが、編集でエフェクトが結構入っています)


そして、照明が非常に明るい!笑 照明を揃えたりレンタルするのは結構なお金がかかるので、あくまで撮影のやり方だけ学んでください。


開始5秒から始まる引きの映像はドリーなんかを使用していると思われます。ドリーとはこの撮影機器です⬇️⬇️

スマホ用ドリー



✳︎二組目、、、と言いますかbasementoと言うスタジオ?ライブハウス?と言う場所で、よく海外のアーティストが映像作品残しているのですが、これがかなり簡単に撮影できるものばかり!しかも、映像としてかっこいい!!

ソニックユース

レッドホットチリペッパーズ

ラカンターズ

レディオヘッド

なんども言いますがこちらはあくまでライブ映像ですので、MV作成時の参考としてみて下さい!固定カメラで数点から撮影して動画編集で切って貼ってする感じです。使用するのはスマホ用三脚です⬇️⬇️

スマホ用三脚



✳︎3組目はこちら。subwaysです。

subways Oh Yeah

結構古いMVなんで映像は良くないですが、これの画素数が上がれば結構いい感じのMVになると思いませんか?それiPhoneで出来ちゃうんですよ!?笑


こんな感じで、MVというのはかなり複雑な撮影や編集が必要な場合もありますが、簡単な撮影編や集で良い作品を作ることも出来ます。

用はセンスとアイディアなんです!笑



✳︎4組目はこちら、僕が昔組んでいたバンド、Ms .ラリパッパです。

僕自身、初めて書いた曲で初めてiPhone1台で撮影したMVです。

inflation

個人的には初めてにしてはまぁそこそこ出来たかなと、、、笑

参考にしてみて下さい。


3、撮影の準備

続いての項目は撮影の準備です。先ずはiPhoneのカメラ設定を見ていきましょう。

iPhoneの【設定】から【カメラ】を選びます。

画像1




次に【ビデオ撮影】を選びます。

画像2

この画面が出てくると思います。この画面では動画撮影時の解像度やfpsが選べます。

解像度に関しては4Kをお勧めしたいのですが、容量がかなり大きくなるので、1080pでもいいかもしれません。

fpsに関してですが、fpsのことを知らない人も多いと思いますので下記で説明します。

fpsとは、、、、動画とは基本的に静止画の繋ぎ合せです。パラパラ漫画と同じ仕組みになっています。fpsとは1秒間の間に何枚の静止画を撮るか?の設定になっています。30fpsなら、1秒に30枚、60fpsなら1秒間に60枚の静止画を撮影する事を言います。

fpsを高く設定すると滑らかな映像になりますので60fpsを選択するのをお勧めします。



次の準備なんですが、カメラマンの方を用意しましょう。(素人の方でもOKです)

ここがもしかしたら難しい項目になるかもです。やはり撮影は誰かに取ってもらうのがベストです。カメラを三脚に固定して動画を撮影するのもいいのですが、そればかりだと完成した動画の見応えが格段に減ります。


例えばですが、項目2参考MV紹介のコーナーで登場したMV 嘘とカメレオンの曲をもう一度見てみましょう!

されど奇術師は賽を振る


24秒あたりからカメラワークがいい意味で雑になります。固定されておらずスピーディーに動いている感じです。1分43秒からのサビではカメラアングルを固定せず、常に動かしながら撮影し、それを編集で次から次へと場面を変えて繋ぎ合せています。

ここにMVとしての見応えが出ます。


つまりのところ、バンドメンバーが動きながら演奏しているので撮影はもちろん出来るわけもなく、カメラマンが必要になる!という理屈です。


しかし、そこまで撮影テクニックは必要ないと思います。もちろん言い出したらピントの合わせ方だったり、撮影のテクニックは山ほどありますが、ここではそういうのをはぶき、動画を見た感じの「なんとなくこんな感じ!」ってので撮影しましょう。

なぜかそれっぽくなります!笑



3つ目の準備は絵コンテです。

絵コンテとは、、いわゆるMVを作るにあたっての設計図です!!実際になんとなくで撮影に挑みますと、かなりグダグダになります。


それを防ぐために、まずどのようなMVにするのか、そのためにはどのような撮影が必要か、どの角度から撮るか、などを絵に書いてメモをする感じです。


アニメや、ドラマなどでももちろん取り入れられていますので一度ネットで検索してみて下さい。


そしてそれをメンバー全員、撮影に携わる人も含め内容を共有しましょう。こういうことが抜けると、撮影がうまくいかず、知らぬ間にグダグダになります!笑


グダグダにならないようにしっかりと準備していきましょう。


クオリティーの高い絵コンテを用意する必要はないです!撮影に携わる人が分かる範囲で大丈夫です。

4つめは撮影スタジオの確保です。

MVを撮影するスタジオなんですが、予算があれば撮影専門のスタジオを借りてもいいでしょう。


予算がない場合だと、バンドマンの方がよく使う練習用スタジオでも大丈夫です。その場合は極力大きいスタジオを抑えておくといいと思います。


小さいスタジオだと撮影に限界がきますので、、、

撮影スタジオを選ぶ際はネットで一度確認し、ロケハン(現地に行ってスタジオを確認する)もしておきましょう。こういう細かい準備がMV制作に差が出てきます。




4、動画の取り方

動画の取り方なんですが、個人的にお勧めなのを紹介します。このやり方だとあまり時間もかけずに簡単にできると思います。

1、三脚でカメラを固定していろんな角度から撮影する。
2、固定撮影だけだと物足らないのでカメラマンの方に動きながら撮影してもらう
3、合間に使う動画を撮影する。

この3つです。順番に見ていきましょう。



三脚でカメラを固定していろんな角度から撮影する。

1つ目の三脚でカメラを固定していろんな角度から撮影するなんですが、イメージとしてはこのような感じです。

スクリーンショット 2021-02-07 17.13.33

この赤い矢印の方向で撮影する感じです。(今回はあくまで例です)


iPhone1台でMVを作るということなんで、1つの角度から1曲をまるまる撮影してしましましょう!


なので今回の例で行くと計4回曲を通して撮ってしまう感じです。


もちろんもっといろんな角度から撮影してもらっても大丈夫です。むしろいろんな角度から撮れれば撮れるほどいい映像になる確率が上がります。(尺を稼げるので)

時間が許す限り撮影していきましょう!




固定撮影だけだと物足らないのでカメラマンの方に動きながら撮影してもらう

2つ目は、固定撮影だけだと物足らないのでカメラマンの方に動きながら撮影してもらうことなんですが


これは結構大事です。サビ前やサビだったりに固定カメラだけでの撮影映像ですとMVの見応えが減ります。


「撮影の準備」の項目のカメラマンを用意する、に内容書いていますので読み返してみて下さい。




合間に使う動画を撮影する。

3つ目は合間に使う動画を撮影するです。


これはあってもなくてもどちらでも大丈夫です。


どういうものかというと、いろいろなMVを見ている方なら分かると思うのですが、女性が意味深に後ろ振り返るだけのシーンや、果物持ってジッとしている人がこっちを見ている謎のシーンがちょこちょこMVには含まれています。


そういうシーンが欲しいという方は撮影しましょう。必要ないなら飛ばしても問題ないです。


最近ではよくあるのが、演奏シーンとストーリー性のある動画を組み合わせているというMVをよく見かけます。

ポルカドットスティングレイ ヒミツ

こういうのですね。


こういうMVを作成するときは念入りに準備をしてメンバーとしっかり情報を共有しておきましょう。


演奏シーンだけの撮影よりはるかに難しいので、MV作成に慣れてからチャレンジすることをオススメします。


5、動画編集

さぁラスト項目です。動画編集について、

動画編集は2021年になった今でも特殊なスキルだと思われがちです。

が、しかしいざやってみると

めちゃくちゃ簡単です!笑


使う動画編集アプリにもよるのですが、簡単なMVだとまずiPhoneの動画編集アプリ、しかも無料ので完結します。


プロが使用しているであろう編集ソフト「Adobe premium pro」だったり「Final Cut Pro X」はコストが非常に高く、かなりいろいろな編集が可能です。


が、実際MVの編集にたずさわってみると、、、そこまでの編集をすることはなかなかないです!笑


簡単に編集ができて、クオリティーが高く、しかも無料!!!

というアプリがベストになります。


個人的にオススメはVideoleapというiPhone /iPad用の動画編集アプリです。

これはかなり使いやすい上に、無料で高品質なMVが作れます。


実際僕がYouTubeの動画編集で使っているアプリもVideoleapです。有料版もあるのですが、それでもかなり安いです。(確か一年間で3000円ほど)


無料でもかなりのことが出来ているので無料版を使ってみて、物足りなくなったら有料に切り替える!って形で間違いないと思います。



⬇️Videoleapの使い方はこちらです⬇️

Videoleapの使い方part1

Videoleapの使い方part2

Videoleapの使い方part3



さいごに、、、

いかがでしたでしょうか?


実際に撮影や編集に携わると、「あれ、そんなに難しくないな??」と感じる機会が増えると思います。


そして、「あっしまった!もっとこういう風に撮影したらよかった!次はこうしよう!」的な感じでいろんな学びがあると思います。

ようは、数をこなすことなんです!笑


1回では満足のいくMVを作れないかもしれないですが、お金もかからないので何回でもチャレンジしちゃってOKです!同じ曲でも何回も撮影しなおしちゃいましょう!

何度目かに必ず納得のいくMVができると思います!

自主制作MVができたら僕に連絡して下さい!!必ず見に行きますので🔥

それでは







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