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【MotoGP Rd.1 カタールGP🇶🇦決勝ハイライト】


MotoGP

スプリントレース以上に激しくなった決勝レース。
レースを制したのは現チャンピオンのフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)!スプリントレースとは異なり抜群のスタートダッシュで3位へ浮上すると早い段階で一気にトップへ浮上。その後は後続と1秒以上のギャップを築いて安定の走り。王者の風格を示すレースとなりました。

2位にはブラッド・ビンダー🇿🇦(KTM)。スプリントレースに続いて抜群のスタートで4番グリッドから一気に2位へ浮上。その後は様々バトルはありましたが手堅く2レース連続で2位表彰台となりました。
そして3位にはホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)が入るトップ3となりました。

全体順位はこちら。

今回のレースで一際輝きを放ったのはなんと言ってもルーキーのペドロ・アコスタ🇪🇸(GASGAS)だったのではないでしょうか?8番グリッドスタートからレース前半は並み居る歴戦のライダーたちと互角に渡り合うバトルを披露し一時は4位まで浮上。「これはもしやデビューレース表彰台もあるのか?」と思う瞬間もありました。残念ながらレース後半はタイヤが終わってしまったのかズルズルと後退。最終的には9位でレースを終えることになりましたがこの開幕戦の感じであれば今シーズン中の表彰台は十分にあり得るパフォーマンスを示してくれました。興味深かったのは、レース中盤で5位を走行している時に目の前のM.マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)の走行ラインを完全にトレースする走りをしているように見えました。戦いの中で大先輩の背中から何かを学ぼうとしているようにも見え、もしそれが本当なのであれば学習能力が非常に高いなと感じました。これからの活躍がますます楽しみになりますね。

日本勢はYAMAHAがクアルタラロ🇫🇷11位、リンス🇪🇸16位。HONDAはザルコ🇫🇷(LCR)12位、ミル🇪🇸(Repsol)13位、中上貴晶🇯🇵(LCR)19位、マリーニ🇮🇹(Repsol)20位という結果でした。
どの陣営もライダーによって結果が大きく二極化した印象。しっかりと問題点を把握して解決に向いて欲しいですね。

このレースを終えてのライダーズスタンディングはこちら。

やはり決勝レースの方が獲得ポイントは多いのでその差でバニャイヤがランキングトップ。2レース連続2位のビンダーが2位、そしてスプリントウィナーのマルティンが3位と続きますがその差は僅か。この順位がシーズン終了時にはどのように動いていくのか、これから非常に楽しみですね。

Moto2

優勝 : アロンソ・ロペス🇪🇸(SpeedUp)
2位 : バリー・バルタス🇧🇪(RW Racing GP)
3位 : セルジオ・ガルシア🇪🇸(MT Helmets)
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日本人の順位
4位 : 小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
リタイア : 佐々木歩夢🇯🇵(VR46)

優勝争いは最後の最後までロペスとバルタスが大接戦。フィニッシュした時の2台の差は僅か0.055秒でした。バルタスはベルギー人で9年ぶりにMotoGPの舞台で表彰台に登るライダーとなりました。これからの活躍が楽しみですね。
小椋藍は後一歩表彰台に届かずの4位。しかし13番グリッドから見事なスタートで上位陣に食い込んでいき、中盤までは表彰台に届きそうな走りをしてました。最終的には3位まで0.8秒と少し話されてしまいましたが、予選を考えれば上々です。次戦も楽しみですね。

Moto3

優勝 : ダヴィド・アロンソ🇨🇴(CFMOTO Asper)
2位 : ダニエル・ホルガド🇪🇸(GASGAS Tech3)
3位 : 古里太陽🇯🇵(Honda Team Asia)
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その他日本人の順位
7位 : 鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)
リタイア : 山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)

古里太陽は18番グリッドと後方スタートだったにも関わらず見事なスタートで1周目には11番手まで浮上。その後徐々にポジションを上げて気付けば優勝争いの一角に。一時はレースをリードする場面もありました。残念ながら表彰台の頂点には届きませんでしたが、非常に力強い走りを見せてくれました。これからが楽しみなレースでしたね。

さて、次戦は

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