MotoGP Rd.9 イギリスGP🇬🇧ハイライト🏍️💨

5週間の夏休みを終え、ついに日常にMotoGPが戻ってきました‼️🏍💨
週末はイギリスらしく雨が降り(特に土曜日は酷かった☔️)、8月なのに気温がなかなか上がらない(気温16℃)、そんなコンディションの中で行われた今回のイギリスGPはどのクラスも激しいバトルの連続のレースになりましたね


Moto3

空が厚い雲に覆われ太陽が見えない空模様でしたが、幸い雨は降らず路面も十分に乾いており完全なドライコンディションでのレースとなりました

Moto3は相変わらず車体の性能差が小さいため終始トップが入れ替わり激しくバトルを繰り広げます
トップから15位までが一つのパックになっており、誰が勝つのか本当に読めない展開でした
チャンピオン候補の佐々木歩夢は常にトップ5の中を走り、タイミングを見ながらスマートに攻めているのが伺えます

最後まで誰が勝つか分からない、僅かなミスも許されない大混戦のバトルを制したのは…
GASGAS Asperのデイビッド・アロンソ🇨🇴❗️🏆
なんとコロンビア人初のGPウィナーとなりました👏
2位に入ったのは佐々木歩夢🇯🇵(Hasqvarna)🥈、3位はダニエル・ホルガド🇪🇸(KTM Tech3)🥉というTOP3になりました👏

⬆️の動画を観て頂いてお分かり頂けると思いますが、とにかく最後の最後まで大混戦❗️🌀
トップから17位までが僅か2.2秒差というとんでもないフィニッシュとなりました

歩夢は惜しかったなー💦
しかし今シーズン一度も優勝がないながらもここまでなんと5戦連続表彰台❗️
シーズン序盤は攻め過ぎて転倒して獲れるはずのポイントを落としていたので、チャンピオン争いを考えると確実に高いポイントを持って帰ってくるこの走りは高く評価できると思います🏍💨

他の日本人🇯🇵は鳥羽海渡(SIC58)が14位、山中琉聖(GASGAS Asper)が15位、古里太陽(Honda Team Asia)が20位、鈴木竜生(Leopard)は一時トップグループの中を走ってましたがパックの中で後方に転落し最終的には残り3周で転倒リタイアとなってしまいました😢

⬇️現在のランキング⬇️

まだまだトップと22pt差はありますが、佐々木歩夢がランキング2位に浮上⤴️
夏休み明けとはいえまだまだ先は長い
十分にチャンピオンを狙えるのでここからが楽しみですね🏍💨

MotoGP

GPクラスはスタート時点では雲も晴れ日差しが差し込む、非常に好ましいコンディションでのスタートとなりました🏍💨

スタートではジャック・ミラー🇦🇺(RedBull KTM)が2番グリッドから抜群のスタートを決めホールショットを奪います
しかしマルコ・ベッツェッキ🇮🇹(VR46/Ducati)やフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)がすぐに巻き返してきます


ミラー🇦🇺は3周目にコースオフし上位争いから転落⤵️
3番手に前日のスプリントで優勝したアレックス・マルケス🇪🇸(グレイシーニ/Ducati)が食い込み、Ducati勢が1-2-3を形成、しかしその後ろ4番手アレイシー・エスパルガロ🇪🇸(アプリリア)も迫っており余裕はありません

その後アレックス・マルケス🇪🇸はアレイシー🇪🇸に抜かれましたがマシンの調子が好ましくないのかピットイン、そのままリタイアとなりました😢


さらに6周目、ハンガーストレートで一気にトップのバニャイヤ🇮🇹に距離を詰めるベッツェッキ🇮🇹でしたが、その後のストウコーナーでなんと転倒😱
ダントツの速さでPPを獲った男でしたが、あえなくリタイアとなりました
この時点で優勝争いはバニャイヤ🇮🇹とアレイシー🇪🇸に絞られてきます🏍💨
アレイシーは12番グリッドだったのでジャンプアップですね


レースはしばらく降着状態でしたが、半分を過ぎた13周目、残り7周の時点でなんと雨がやってきます🌧
各チームレインタイヤを履かせたスペアマシンを用意し、ライダーたちがピットに入ってきた時に備えます
残り6周、優勝争いをしていたバニャイヤ🇪🇸アレイシー🇪🇸にマーベリック・ビニャーレス🇪🇸(アプリリア)とブラッド・ビンダー🇿🇦(RedBull KTM)が迫り、一気に4台の優勝争いになってきます


雨も強さを増し、いつ何が起きても不思議ではない展開
失うものがない中段以下のライダーたちはレインタイヤを履いたスペアバイクへ乗り換えていきます

しかし思ったほど強くはならず、優勝争いの上位陣はそのまま走り続けます
しかも気が付けばビニャーレス🇪🇸が後退し、どこから現れたのかミゲル・オリベイラ🇵🇹(RNF/Ducati)が争いに加わってます❗️(あんた、16番グリッドやったやん…)
そしてファイナルラップ、バニャイヤ🇮🇹リードで進みますがなんとシルバーストーン名物の高速S字の入口、マゴッツでアレイシー🇪🇸がリードを奪います❗️
しかし逃げ切りは難しくバニャイヤ🇮🇹も負けじとストウやシケインで果敢に攻めます🏍💨
最後の最後まで手に汗握るバトルでしたが、最終的にはアレイシー🇪🇸(アプリリア)がなんとか逃げ切り優勝🏆、バニャイヤ🇮🇹(Ducati)が2位🥈、ビンダー🇿🇦(RedBull KTM)が3位🥉に入る表彰台となりました👏
いやぁ最後まで目が離せない展開でしたね、見事なバトルでした

⬇️最終リザルト⬇️


日本勢ではヤマハの2台が後方スタートから10位あたりまでポジションを上げ頑張っていました
しかしフランコ・モルビデリ🇮🇹は雨のタイミングでバイクを乗り換えた為後退、ファビオ・クアルタラロ🇫🇷は残り3周のところでエネア・バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)と接触し、フロントカウルが剥がれてしまいピットを余儀なくされました
しかし雨で乗り換えが認められていたため、スペアに乗り換え戦列に復帰
最終的にモルビデリ🇮🇹は14位、ファビオ🇫🇷は15位で終えてます

Repsol Hondaはジョアン・ミル🇪🇸が3周目、マルク・マルケス🇪🇸が15周目で転倒を喫しリタイア、LCR Hondaは中上貴晶🇯🇵が16位、代役のイケル・レクォーナ🇪🇸が17位とポイント圏に届きませんでした
中上🇯🇵は雨が降り出したタイミングでバイクを乗り換えましたが、判断が難しかったですね
苦しいですが、踏ん張り時です
マルク🇪🇸は転倒こそしたものの以前に比べ自信を持って乗れていたようなので、次戦に少し期待したいですね


⬇️現在のランキング⬇️


Moto2

このイギリスGP最後に行われたのはMoto2決勝🏍💨
空は雲に覆われてましたが雨は降らずドライコンディションでのスタートとなりました

上位陣は問題なくスタートしていきましたが、直後のターン3「ヴィレッジ」で多重クラッシュが発生💥
フォッジア🇮🇹(イタルトランス)、ゴメス🇪🇸(ファンティック)、スキナー🇬🇧(アメリカン)、そして羽田大河🇯🇵(SAG)の4台が絡み、羽田は後に右足の骨折が判明しました😢
シーズン途中からとはいえ折角掴んだレギュラーシートだっただけに残念😓

さらに1周目終わりにはランキング3位のディクソン🇬🇧(GASGAS)も転倒を喫し、1周目だけでなんと5台が消える波乱の幕開けとなりました😱

レース序盤はMotoGPきっての全身刺青男、通称かねやんことアロン・カネット🇪🇸(ポンス)がファステストを叩き出しレースをリードしていきます

しかし後方からアルデゲル🇪🇸(スピードアップ)やアコスタ🇪🇸(KTM Ajo)が徐々に迫り、残り8周となったところのシケインでアルデゲル🇪🇸がカネット🇪🇸をパスしトップに浮上します⤴️
そこからはアルデゲル🇪🇸が圧倒的な速さで逃げ切り優勝🏆、カネット🇪🇸とアコスタ🇪🇸は最後まで争い、カネット🇪🇸が2位🥈、アコスタ🇪🇸が3位🥉でフィニッシュしました🏁👏

アルデゲル🇪🇸にとってはこれがなんとGPキャリア初表彰台初優勝という、非常に嬉しいレースとなりました✨

Moto2はあまり抜きつ抜かれつが多くはないのですが、今回のレースは終始上位争いに手に汗握りましたね✊💦

日本人勢ではオグやんこと小椋藍🇯🇵(Team Asia)が8位、野佐根航汰🇯🇵(VR46)が22位、羽田大河は先ほどの通りリタイアとなりました
小椋藍は怪我の影響もあって今シーズン出遅れましたが、だいぶ走りに力が戻って来た印象
今回は他者のリタイアもあったとは言え16番手からの8位なので悪くないかなと感じました

⬇️現在のランキング⬇️



MotoGP次戦はRd.10オーストリアGP🇦🇹
自然豊かな山の中での高速バトル、激しい展開が予想されます
各クラス日本人や日本勢の活躍もそうですし、チャンピオン争いも激化してくると思われるので楽しみにしていきたいですね😁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?