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【MotoGP Rd.17 オーストラリアGP🇦🇺スプリントレースハイライト🏍💨】

13周で行われたスプリント。レースを制したのはポイントリーダーのホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)。PPスタートから1度もリードを譲らない完璧なレースを披露しました。
2位にはマルク・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)、そして3位にはエネア・バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)が入る表彰台となりました。

レースはスタートでマルティンがPPからホールショットを奪う一方で2番グリッドスタートのM.マルケスはターン1でオーバーランを喫し8番手へ後退。いきなりマルティンは大きめのリードを築きます。

しかし根本的な速さが異常なM.マルケス。3周目には4番手まで取り戻してきます。この人の速さは異次元ですね。

2番手争いは5周目にバニャイヤ🇮🇹(Ducati)がベッツェッキ🇮🇹(VR46/Ducati)を攻略し2番手へ浮上。トップのマルティンを追いかけます。

一方その頃3番手争いはM.マルケスがベッツェッキを攻略し浮上。そして8周目にはバニャイヤを捉え2番手へ返り咲きます。この人、ちょっとおかしいです(笑)。

バニャイヤはペースが上がらないのか後続に迫られます。チームメイトのバスティアニーニ🇮🇹(Ducati)に抜かれ、ベッツェッキやヴィニャーレス🇪🇸(Aprilia)にも迫られポジションを守るのに精一杯という様子です。

しかし全体的にバトルが落ち着きこのまま終わるかなと思った終盤、ラスト2周でヴィニャーレスとベッツェッキが接触し両者激しく転倒します。
ヴィニャーレスに抜かれたベッツェッキでしたが、ブレーキングポイントを誤ったのかヴィニャーレスの乱気流に飲み込まれたような形でフロントが暴れコントロールを失い接触。激しいクラッシュにも関わらずお互い大きな怪我がないのが幸いでした。F1もそうですが、今のレーシングマシンのエアロの進化は凄まじく、MotoGPですら様々素人にはよく分からないエアロパーツがあちこちに取り付けられてます。それ故に今のマシンは非常に繊細で今回のようにコントロールを失うことはあります。どこまで空力を追求するか、非常に難しいですね。

マルティンは最終的に後続に1.5秒ものギャップを築いてトップチェッカー。今回は1度もリードを許さないどころか1人も寄せ付けない完璧なレース運びでした。そしてチェッカーを振ったのはオーストラリア出身の元F1ドライバーであるマーク・ウェバー。F1とMotoGPがこういう形で交わるのは嬉しいですね。

日本勢はYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が11位、リンス🇪🇸が12位でフィニッシュ。HONDA勢はマリーニ🇮🇹(Repsol)が10位、ミル🇪🇸(Repsol)13位、中上🇯🇵(LCR)14位、ザルコ🇫🇷(LCR)は4周リタイアとなりました。

このスプリントレースを終えてマルティンとバニャイヤの差は16ptへ広がりました。果たして決勝ではこの差が詰まるのか、それともさらに広がるのか?激化するチャンピオン争い、決勝の行方も見逃せません!


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