【MotoGP Rd.11カタルーニャGP🇪🇸ハイライト ~MotoGP決勝~】

大波乱だったMotoGP決勝は、アレイシー・エスパルガロ🇪🇸(アプリリア)がスプリントに続きレースを制しました!
2位はこちらもスプリントに続き表彰台登壇のマーヴェリック・ヴィニャーレス🇪🇸(アプリリア)が入りアプリリア初の1-2フィニッシュ!そして3位にはホルヘ・マルティン🇪🇸(プラマック)が入り、地元となるスペイン人ライダーが表彰台を独占する結果となりました

今回は1周目から波乱の展開でした
スタート直後のターン1でバスティアニーニ🇮🇹(Ducati)、アレックス・マルケス🇪🇸(グレイシーニ)、ザルコ🇫🇷(プラマック)、ディ・ジャナントニオ🇮🇹(グレイシーニ)、そしてベッツェッキ🇮🇹(VR46)の5台が絡む多重クラッシュが発生!しかも5台ともDucatiマシン…

さらにその先のターン2ではトップのバニャイヤ🇮🇹(Ducati)がハイサイドでマシンから吹っ飛ばされ、着地した先で後続のビンダー🇿🇦(KTM)から脚を轢かれてしまいます…レースはここで赤旗中断

幸い全ライダー意識はあり、バスティアニーニとバニャイヤがメディカルセンターへ搬送、のちに病院へ送られました
※検査の結果バニャイヤは打撲のみで済みましたが、バスティアニーニは左手と左足に骨折が確認され月曜日に手術を受けました

レースは搬送されたDucatiの2人以外はグリッドへ戻ることができ、スタートから仕切り直し、グリッドも元のままです
バニャイヤがいなくなったことでレースはアプリリアの2人が圧倒
最初はマルティンが2位で食らいついて行くも、3周目にはアプリリア1-2となり、その後はA・エスパルガロとヴィニャーレスのアプリリアチームメイトバトルとなっていきました

アプリリアのサテライトチームであるRNFのオリベイラ🇵🇹も一時は3位に浮上しアプリリアマシン1-2-3が形成されましたね
最終的にプラマックの2人に抜かれオリベイラは5位でフィニッシュするのですが、とにかくアプリリアが今回は強かった

最初のスタートこそ波乱でしたが、仕切り直しとなったレースでは転倒がなく、しかし決して安全運転している訳ではなく各所にバトルがあり非常に面白いレース展開
特にアプリリア2台は、優勝したのはA・エスパルガロでしたが実際のところレースのほとんどはヴィニャーレスの方がリードしており、最後のフィニッシュも2台は僅か0.377秒差!
MotoGP公式Xもほとんどこの2台の行方しかライブでは追っておらず(笑)、いかに2人が接戦だったかがわかります

面白かったのはレース後の表彰式
なんと優勝したA・エスパルガロのトロフィーをプレゼンターと一緒に持ってきたのは実の2人のお子さんたち!
このワンシーンには世界中のMotoGPファンが笑顔になったことでしょう

こういう堅苦しくない姿勢はF1やFIAにはない、MotoGPやFIMの本当に良いところだなぁと感じます
A・エスパルガロの家族愛も伝わってきますね

日本勢としてはヤマハはクアルタラロ🇫🇷が17番手スタートから7位フィニッシュと大健闘の走り、モルビデリ🇮🇹も踏ん張って14位と入賞することが出来ました
ホンダ勢はマルク・マルケス🇪🇸(レプソル)が13位、中上🇯🇵(LCR)が15位に入りここまでが入賞、レクォーナ🇪🇸(LCR)が16位、ミル🇪🇸(レプソル)が17位となり、今シーズン初めて4台全て完走する結果となりました
苦戦が続くホンダですが、今はとにかく完走を重ねてデータをしっかり取って新たな開発に繋げて欲しいところ
その上で今回の4台完走は非常に重要な意味を持つのではないかなと思います

さて、今回のレースを終えてランキングは以下の通り

怪我が心配されたバニャイヤでしたが幸い軽傷で済んで次戦も走れるとのことだったので一安心
万が一骨折でもあれば2年連続チャンピオンに黄色信号が灯るところでした
今回のレースでアプリリアの2人が一気に稼いできましたね
各者それなりにポイント差がそれぞれあるので簡単にランキングの入れ替わりは起きそうにないですが、アプリリア勢のこれからの追い上げ次第では面白くなりそうですね!

手術となったバスティアニーニはシーズン序盤も怪我で離脱し、戻ってきたかと思ったらまた離脱
本人が一番苦しいとは思いますが、まずはしっかり治して戦線に戻ってきて欲しいところです

次戦は連戦で今週末のサンマリノGP🇸🇲ミサノサーキット
バニャイヤが3年連続優勝するのか、それとも今年は他の誰かがウィナーに輝くのか?
次戦も目が離せません!

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