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【FIA F2 Rd.5 モナコ🇲🇨フィーチャーレースハイライト🏎💨】

スプリントレースと打って変わって全体的にクリーンなバトルが展開されたフィーチャーレース。42周を戦ってレースを制したのはルーキーのザック・オサリバン🇬🇧(ART/ウィリアムズ育成)。ピットに入ったタイミングでVSCとなりまさかのトップ浮上、嬉しい初表彰台初優勝となりました。

2位にはアイザック・ハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)、3位にはポール・アロン🇪🇪(Hitech)が入る表彰台となりました。
アロンはこれで今季5度目の表彰台。ルーキーながら力強い走りを見せ続けてますね。

レースは前日のスプリントレースから打って変わって落ち着いたスタート、各車大きな接触はなくスムーズにサン・デヴォーを駆け抜けていきます。

そこからしばらくは落ち着いた展開でしたが22周目トップを快走するフェシュホー🇳🇱(Trident)から悲痛の無線。
「あー、壊れてる、壊れていってるよ…」「まるで俺のキャリアだよ…」
なんとか踏ん張って走行を続けますが最終的に28周でリタイアとなりました。モナコでポールを獲って勝ちが見えていただけに、非常に悔しい結果となりました。

ここからレースはテールトゥノーズにはなっても、ほぼオーバーテイクなく停滞。しかし終盤アントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)がセクター3のラスカスから最終コーナーのアントニーノーズにかけてコラピント🇦🇷(MP/ウィリアムズ育成)のインに飛び込みアグレッシブなオーバーテイクを披露。これは見事でした。

さらに40周目にもうひと波乱。ピットアウトしてきたダークセン🇵🇾(AIX)がサン・デヴォーを曲がってきたマローニ🇧🇧(Rodin/ザウバー育成)と激しく接触。マローニの車は大きく宙を舞いならがもなんとか走行を続行するも、ダークセンはパンクして停車。これによりVSC発動。そしてこの終盤までピットを引っ張ってトップを走っていたオサリバンがこのタイミングにピットへ飛び込みトップのままレースに復帰、そしてそのままチェッカーを受けることになりました。まさに漁夫の利、しかしこれがあるのがモナコです。

勝利が見えていたはずのハジャーはこの結果が受け入れられないのかフィニッシュ後の無線で非常にヒートアップしてましたね。このモンテカルロでの勝利はF2といえど非常に特別なもの、それを逃したのは悔しかったでしょうね。

宮田莉朋🇯🇵(Rodin)は15位でフィニッシュ。やはり抜けないモナコで予選で良い位置を取れなかったのが痛かったですね。初モナコでしたし、トラブルも抱えていたようですので今回は経験値を積むレースだったと思いましょう。

このモナコラウンドを終えてのランキングはこちら。

マローニ🇧🇧(Rodin/ザウバー育成)は今回スプリントリタイア、フィーチャー10位1ptしか獲得出来ずランキングトップから3位へ。そしてルーキーのアロンが未勝利ながらも着実にポイントを重ねトップ、ハジャーが2位へ浮上しました。アントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)はこのトップ10で唯一表彰台がないにも関わらず6位に位置してるのは流石の安定感。今季はPremaじたいが苦労している中で奮闘していると言えるでしょう。

さて、次戦は少し間が空いて6月21-23日のスペイン🇪🇸カタルーニャラウンド。4月のインシーズンテストでも走り込んでいるサーキットなので各チームしっかりとセットアップも煮詰めて準備をして乗り込んでくるでしょう。
一体どんな戦いが待っているのか?次戦も期待です。

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