見出し画像

【F1 Rd.5 中国GP🇨🇳決勝ハイライト🏎💨】

56周で行われた決勝レース。5年ぶりの中国GPを制したのはチャンピオンのマックス・フェルスタッペン🇳🇱(レッドブル)。スタートから見事なタイヤマネジメントでピット時以外は先行を許さず、力強い走りで勝利を手にしました。

2位にはなんやかんやでランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)、3位にセルジオ・ペレス🇲🇽(レッドブル)が入るトップ3となりました。

スタートでは3番グリッドのアロンソがPPのフェルスタッペンをも捉えるほどの好スタートを決め2番手へ浮上。

しかしスプリントレース同様にレースペースまでは維持できず5周目には3番手へ、7周目には4番手へ後退。それぞれペレスが2番手、ノリスが3番手へ浮上します。

そこからレースは落ち着いた展開を見せますが波乱が起きたのは20周目。ボッタス🇫🇮(ザウバー)がエンジントラブルによりターン11でマシンを止めます。

当初はVSCで撤去を済ませようとしましたがギアがニュートラルに入っておらず手押しでは動かせず。そのためSCが導入され各車は隊列を組まされます。
このVSC/SCのタイミングで各車ピットに入るわけですが、VSC中の22周目にノリス、23周目にレッドブル2台がピットへ。VSC/SC中はピットのロスタイムが通常より短くなるのですが、ノリスは隊列が組まれてないVSCのタイミングでピットに入りその結果なんとアンダーカットが成功した形になり2番手へ浮上、ペレスの前に出ることに成功します。

波乱はさらに続きます。28周目のSC解除に向けて各車準備をしていた27周目、ストロール🇨🇦(アストンマーティン)がリカルド🇦🇺(RB)に対し距離を見誤ったのか最終コーナー手前のヘアピンであるターン14なんと追突してしまいます。
さらにリスタート後のターン6では角田🇯🇵(RB)もマグヌッセン🇩🇰(ハース)に右リアからヒットされスピン、足回りを損傷しそのままリタイアとなってしまいました。

リカルドはそのまま続行を試みましたがやはり破損が大きいのか挙動が安定せずペースも上がらず。最終的には33周目にリタイアを決断。
RBにとってはそこまでは2台とも良いレースをしていただけに本当に不運な結果となりました。

そこからレースは再び落ち着いた展開へ。その中で終盤盛り上げてくれたのはアロンソ。43周目にピットへ向かい12番手まで後退。しかしそこから鬼神の走りを披露しポジションをグングン上げていきます。ハミルトン🇬🇧(メルセデス)を追っていた時は最終コーナーで挙動を乱し危うくスピンを喫するところでしたが素早くカウンターを当て事なきを得る場面も。最終的にアロンソは7番手まで挽回。見事な走りでした。

最後に、このレースを盛り上げてくれたのは初の母国GPとなった周冠宇🇨🇳(ザウバー)でしょう。リザルトとしては14位フィニッシュで今季初ポイントとはなりませんでしたが、終盤はサージェント🇺🇸(ウィリアムズ)をオーバーテイクする場面もありその瞬間はグランドスタンドも拍手喝采。
フィニッシュ後は通常トップ3だけがホームストレートへ誘導され専用の順位プレートの前で停車するのですが、今回は特別に周の専用プレートも設けられホームストレートへ。マシンを降りた周は観客へ手を振ると感極まって涙。この上海へ1人のファンとして訪れていた少年は20年後、夢を叶え大勢のファンに声援を送られるドライバーとなりました。
これからの周の活躍、期待したいですね。

今回のレースを終えてのランキングはこちら。

ランキングそのものはドライバーズもコンストラクターズも前戦と変化なし、フェルスタッペンとレッドブルが堂々と大きなリードを築きます。
ドライバーズの2位以下に関しては各車10pt前後の差で5位まで数珠繋ぎ。またこのランキングを見ても各チームの序列もハッキリとしてきましたね。

さて、次戦は1週空けて5月3-5日のマイアミGP🇺🇸。灼熱のマイアミで一体どんなバトルが観れるのか?このレースも中国同様にスプリントレースフォーマットとなるので忙しい週末になりそうですね。見逃せません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?