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【MotoGP Rd.8 オランダGP🇳🇱決勝ハイライト🏍💨】


MotoGP

26周で行われた決勝レースを制したのはまたもやフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)。スプリントレースに続いてこの決勝もPPスタートから一度もリードを譲らない完璧な走りでレースを支配しました。

2位にはホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)、3位にはエネア・バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)が入るトップ3表彰台となりました。

決勝レースも、トップはスタートからフィニッシュまで順位が変わることがなくバトルのない展開となりました。一方で激しかったのは表彰台を賭けた3位争い。バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)、ヴィニャーレス🇪🇸(Aprilia)、M.マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)、ディ・ジャナントニオ🇮🇹(VR46/Ducati)の4台による激しい戦いが何周にも渡って繰り広げられました。Moto3のように毎周ポジションが入れ替わる訳ではなく、お互いの戦いを読み合いながらの非常にプロフェッショナルな戦いで一瞬の隙も許さない緊張感がありました。

日本勢はYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が12位、リンスはオープニングラップで転倒リタイア。HONDA勢はザルコ🇫🇷(LCR)が13位、中上🇯🇵(LCR)16位、マリーニ🇮🇹(Repsol)17位、ミル🇪🇸(Repsol)は7周目転倒リタイアとなりました。

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順位そのものには変動なし。しかしバニャイヤがスプリントと決勝の両レースを制したことによりトップのマルティンとの差はついに10ptまで詰まってきました。また3位M.マルケスと4位バスティアニーニの間も6ptにまで縮まり、このランキング争いも激しくなりそうですね。益々今後も見逃せません。

Moto2

優勝:小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
2位:フェルミン・アルデゲル🇪🇸(SpeedUp)
3位:セルジオ・ガルシア🇪🇸(MT Helmets)
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7周リタイア:佐々木歩夢🇯🇵(VR46)

優勝を飾ったのは小椋藍!最後までアルデゲルの猛追を受けましたがなんとか振り切り、嬉しい今季2勝目を飾りました。今季序盤はマシンへの適応に時間がかかっていたのかスロースタートでしたがここ数戦は表彰台の常連に。大きくポイントを稼ぐことができました。これからのシーズンが益々楽しみになってきましたね。

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小椋は優勝したことで一気にポイントを稼ぎランキング2位へ浮上。チームメイトで1位のガルシアとは14pt差まで縮まってきました。しかし3位ロバーツ🇺🇸(American Racing)との差も9ptと大きくはありません。
4位争いや7位争いも非常に僅差で複数台が連なっているので今後どのようにこの順位が動いていくのかは注目ですね。

Moto3

優勝:イヴァン・オルトラ🇪🇸(MT Helmets)
2位:コリン・フェイヤー🇳🇱(Intact GP)
3位:ダヴィド・ムニョス🇪🇸(BOE)
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10位:山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)
13位:古里太陽🇯🇵(Team Asia)
2周リタイア:鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)

レースを制したのはオルトラ。しかしタイム差を見てもわかる通り2位フェイヤーとの差は僅か0.012秒。これだけでも最後まで大接戦だったのが想像できると思います。残り3コーナーまではフェイヤーが勝つかと思われましたが最後にオルトラが交わしてトップへ浮上。フェイヤーもラインを変えて逆転を狙いましたが僅かに届きませんでした。いやしかし、最後まで手に汗握るアツいバトルを見せて頂きました。

2番グリッドスタートだった古里は途中まで優勝争いの一角にいましたが残念ながら終盤にコースオフしてしまい大きく後退、最終的に13位でのフィニッシュとなりました。

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優勝は逃したもののフェイヤーがポイントを重ね2位に浮上。しかしアロンソ🇨🇴(Asper)の大量リードは変わらず。39ptも離れており1レースで逆転は不可能なので、ここから各車アロンソに対してどれだけ詰めていけるのかがポイント。一方で2位争い、5位争いは僅差で並んでいるのでこの辺りのランキングは入れ替わりが激しくなりそうですね。

次戦

さて、次戦は第9戦ドイツGP🇩🇪ザクセンリンク。このレースを終えるとMotoGPは1ヶ月のサマーブレークに入ります。夏休み前に各車どんな戦いを見せてくれるのか?注目です。

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