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【FIA F2 Rd.9 ハンガリー🇭🇺スプリントレースハイライト🏎💨】

優勝:クシュ・マイーニ🇮🇳(Invicta/アルピーヌ育成)
2位:ヴィクター・マルタンス🇫🇷(ART/アルピーヌ育成)
3位:アイザック・ハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)
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12位:宮田莉朋🇯🇵(Rodin)

優勝を飾ったのはマイーニ。トップチェッカーを受けたのはフェシュホー🇳🇱(Trident)でしたが、レース後の車検でプランク(スキッドブロック)が規定以上に削れてしまっていることが発覚し失格。それによりマイーニ以下が繰り上がりとなりました。

レースは4番グリッドからアントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)が見事なスタートでターン1で3番手、ターン2で2番手へ浮上、さらに2周目のターン1で一気にトップへ浮上します。実は多くのマシンがハードタイヤでスタートする中、アントネリを含めた数台はソフトタイヤを選択。オーバーテイクが難しいハンガロリンク、攻めたタイヤチョイスで一気に前に出ます。

そこからグイグイと後続とのギャップを広げたアントネリでしたが9周あたりでソフトタイヤが徐々に垂れはじめます。
フェシュホーは一気にアントネリとの距離を詰め15周目には真後ろへ。アントネリも懸命にブロックして粘りますが17周目に入ったところのターン1でブレーキロックしてしまい止まれずオーバーラン。この間にフェシュホーにリードを明け渡し、さらにはマイーニも先行していきます。

その後もマルタンス、フィッティパルディ(VAR/ザウバー育成)にも先行を許し流石にタイヤが限界を超え過ぎてしまったためピット義務のないスプリントレースでピットに入りハードタイヤへ履き替えます。

アントネリはこれにより最後尾まで転落しましたが、新品とは言え抜きにくいこのハンガロリンクでガンガン攻めてオーバーテイクショーを披露。最終的には15番手でフィニッシュ(フェシュホーの失格により14位扱い)。どれもアグレッシブでありながら無理はしておらず非常にスマートなパッシング、これからが楽しみになる走りを見せてくれました。

他にも今回は各所で様々バトルがあり、27周目にはクロフォード🇺🇸(DAMS)、ベアマン🇬🇧(Prema/フェラーリ育成)、コレア🇺🇸(DAMS)がターン3-4で3ワイドのサイドバイサイドを展開!僅かに接触はあったかもしれませんが3台とも各車の位置を把握したライン取りで見事なバトルを披露。良いバトルを見せてもらいました。

宮田莉朋🇯🇵(Rodin)は18番手スタートから最終的に12位でフィニッシュ。ソフト勢のピットストップやフェシュホーの失格もありましたが5つポジションを上げる走りを披露しました。ファイナルラップでのチームメイトのマローニ🇧🇧(Rodin/ザウバー育成)を始めとしたパックでのバトルは非常に見応えがありました。

総評すると抜きにくいと言われているはずのハンガロリンクで、このスプリントレースはタイヤ選択を考慮してもかなりのバトルが見られ非常に面白いレースになったのではないでしょうか?
次は日曜日のフィーチャーレース、いったいどんな戦いになっていくのか?こちらも見逃せません!

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