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【SUPER GT🇯🇵Rd.3 鈴鹿3時間ハイライト🏎💨】


GT500

優勝:37号車Deloitte TOM'S GR Supra(笹原/アレジ)
2位:14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋/福住)
3位:16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(大津/佐藤)

優勝を飾ったのは笹原/アレジの2人が駆る37号車Deloitte TOM'S!Deloitteとして、ドライバーの笹原、アレジ両者にとってSUPER GT初勝利。また37号車としては2022年KeePer TOM`S(フェネストラズ/宮田)以来の勝利となりました。

レース序盤37号車がスタートでホールショットを奪いリードを築く中で14号車ENEOSと16号車ARTAが激しく2位争いを展開、更に後方からは8号車ARTAが追い上げて16号車とチームメイトバトル。2台は第2コーナーでチームメイトにも関わらず接触を喫します。

レースも中盤に差し掛かったところで23号車MOTULがシケインでスピン。リプレイを見るとシケインの手前で38号車KeePer CERUMOのリアに接触。これにより38号車はリア周りを大きく破損。残念ながらレースをリタイアすることになりました。

ラスト1時間になろうかというところで37号車は最後のピットに向かいドライバーもアレジに交代。しかしこの間に14号車ENEOSが爆速で周回を重ね1時間を切ったところでピットイン、37号車の14秒も前でピットアウトし見事にオーバーカットを成功させました。
しかし、このピットを出るときに100号車STANLEYと危うく交錯しそうになり、後にこれがアンセーフリリースと取られドライブスルーという重めのペナルティが課せられます。

これによって37号車がトップへ返り咲き14号車は4番手まで後退。ただしそれでも速さがある14号車は残りの約40分でグングンと追い上げ最後は37号車から10秒遅れの2位でフィニッシュ。ペナルティは残念でしたが見事な走りを見せてくれました。

キャリア初の勝利を掴んだ笹原は見守るピットで男泣き、フィニッシュを駆け抜けたアレジは車内で喜びを爆発させました。

このレースを終えてのランキングはこちら。

36号車au TOM'Sは最も重いサクセスウェイトを積んでのレースでしたが5位でフィニッシュしランキングトップをキープ。3号車Niterraも2位を維持しますが今回優勝した37号車Deloitte TOM'Sが一気に3位へ浮上、Niterraまで3pt差まで迫ってきました。37号車は次戦で燃料リストリクターを絞られるわけですが、それでも速さを示せるのか注目です。

GT300

優勝:777号車D'station Vantage GT3(藤井/ファグ)
2位:2号車muta Racing GR86 GT(堤/平良)
3位:6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山/メリ)

優勝を飾ったのは777号車D'station Vantage!今季からSUPER GT GT300に参戦復帰しましたが以前の参戦も含めて初優勝。2位の2号車を38秒も引き離す完璧な勝利となりました。

レースは777号車D'stationが見事なスタートを決めて序盤リードを築きます。
その後は各所で様々バトルはありますが全体的に落ち着いた展開。

1時間前後で各チームピットに向かうのですがここで様々戦略が分かれ、タイヤ無交換でピットアウトするチームも。それにより31号車apr LC500hが777号車の前で戻りトップへ浮上。しかしタイヤの摩耗具合の違いもあってか勢いのある777号車は1時間半過ぎで31号車を交わしトップへ返り咲きます。

残念だったのは1時間40分頃経過で61号車SUBARU BRZがヘアピンを抜けたところで停車。メカニカルトラブルによりリタイアとなります。見事な走りで3番手を走行していただけに残念な結果となりました。

レースも残り30分強のところまでピットを引っ張った2号車mutaはタイヤを交換せず必要最低限の給油のみで済ませるスプラッシュでピットアウト、この作戦により31号車を交わして2番手でレースに戻ります。

更に31号車はメリがドライブする6号車UNI-ROBO FERRARIの追撃も受けます。6号車はヘアピンで31号車を交わし3位表彰台に浮上。6号車は見事な追い上げでした。

最後は777号車が圧倒的な速さでトップチェッカー。元野球人の身としては最後はチーム総監督の"大魔神"佐々木主浩がクローザーで登場するなんてのも期待しましたが、まぁそんなことは起きませんでした(笑)。

このレースを終えてのランキングはこちら。

レース2位でフィニッシュした2号車mutaがランキングトップをキープ。2位の88号車はレースを20位でフィニッシュしノーポイントに終わったためポイント差は17ptまで広がりました。今回優勝した777号車D'stationは一気にランキング4位へ浮上、ポイントとしては2位争いに加わる位置にやってきました。シーズン後半戦の争いが楽しみですね。

次戦

さて、次戦は2ヶ月ほど空いて8月3-4日開催のRd.4富士GT350km。気温が上がりサクセスウェイトも重くなって更にドライビングの厳しさが増します。その真夏の富士を制するのは一体誰なのか?次戦も目が離せません!


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