#45 頑張ることはいつからタブーになったのか。「頑張る」の相反する2つの意味
20歳そこそこで精神的に体調を崩してから、ありのままの自分を認めようとするあまり、ある罠に陥っていました。
「頑張っていないと自分は価値がない」という潜在意識を変えるために
「頑張っていない自分も認められるようになりたい」と思いすぎ、頑張り恐怖症になっていたのです。
たしかに、自分にムチ打って無理に動くことはバランスが悪くそれが原因で病気になっていたのは事実だと思います。
ただ、人生には頑張りが必要なのも事実で、わたしは混乱していました。笑
そして、頑張るってなんだ?という疑問がわいたのです。
ある人は「頑張ってはいけない」と言い、
ある人は「頑張りも必要」と言う。
そこで「頑張る」という言葉は、人によってニュアンスが違うのではないかと思い始めました。
「頑なに張る」と書きますが、わたしの思う頑張るはこの2つ。
この2つは実は似ているようで、全く正反対の意味を持つことに気づいたのです。
①我慢してやり通す
こちらは、(他人/世間体/執着など)自分の外側から強制され、実は自分は求めていないことに対して力を注ぐことだと思いました。
②努力を惜しまない
こちらは、自分の内側から求めていることに対して力を注ぐことではないでしょうか。
つまり、動機が自分の外にあるのか内にあるのかで、同じ「頑張り」でもニュアンスが違ってくるのです。
なのに同じ「頑張る」だから、わたしは混乱していたのです。
「頑張って!」という声がけがタブーになったのは、
声をかける方は、本人がやりたいことの背中を押しているつもりなのに
受け取る側は「やりたくないのに強制されている」と受け取るからなのでしょう。
となると、「頑張れ」と言われて「頑張ろう!」と思えることは本当にやりたいことだということですね。
混乱させてしまうかもしれませんが、
頑張れと言われて拒否反応が出ても、そのあとモヤモヤするなら実はやりたいけど怖いだけだったりします。わたしにもその経験がありました。
私が体調を崩したあと、頑張る=悪という構図になってしまいました。
そして本当にやりたいことに対して力を注ぐ頑張りさえも怖くなってしまっていたのです。
もしあなたが何か頑張りたいと思うとき、
自分の内側から湧いてきているものであれば必ずうまくいくはずです。
そして、必要な頑張りだと思います!
しっかり見極めていきたいですね。
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