幸せになれない人

この人、一生、幸せに「なれない」よなぁと
思う人がいます。

どういう人かというと……

実は……

私の母です。

先日、私は仕事が休みでした。

すると、

母「あの蕎麦屋さんに行きたいから連れて行って」
私「いいよ」

春は、「桜並木がみたい。連れて行ってくれる？」

冬は、「イルミネーションがみたい」

他にも

✅　野菜を買いたいから、道の駅に連れて行って欲しい
✅　家庭菜園を手伝ってほしい
✅　ガソリンを入れてきて欲しい
✅　手が痛いから、大根をおろして欲しい
✅　肩が痛い。お灸をしてほしい

私の休みは、母の用事で消えていきます。

私の知人から、よく言われるのは

あなたのお母さんって、幸せよね。
桜を見に連れて行ってもらったり
道の駅に連れて行ってもらったり、
うらやましい

ところが……

私の母は、まったく違う意見です。

毎日毎日、不平不満を口にします。

💦　ニンジンを切ってって言ったのに、やってくれなかった
💦　○○に連れて行ってって言ってるのに、連れて行ってくれない
💦　買ってきてって言ったのに、買ってきてくれなかった

「やってもらったこと」よりも
「やってくれなかったこと」を数えては
毎日、不平不満を口にします。

周囲からは、
「子どもに大切にしてもらって、うらやましいお母さん」

本人（母）は
「何もしてもらえない、不幸な私」

なぜ、そうなるんだろう？

母は、「理想」があるのだと思います。

理想通りに人が動いてくれないと
不満を口にするわけです。

ところが、自分の思い通りになる人なんて
存在しないわけです。

存在しない理想を求めて
不満を抱えるわけです。

そして、手に入っている幸せには
目を向けないんです。

💦　できないこと
💦　手に入らないこと

ばかり、目を向けていては
幸せにはなれません。

逆に、

🌸　手に入れたこと
🌸　出てきていること

に目を向け、

小さなコトでも「幸せだなぁ」と感じられる人は
きっと幸せになっていきます。

私の母は……

一生、幸せには、なれないんだなぁと
しみじみ思います。

残念ですが、仕方がないんです。

いくら、話しても、聞く耳を持たないので。