アーヴィングvsリップシュタット裁判資料(1):「ユダヤ人問題の最終的解決」とは?
映画『否定と肯定』は、実際にはリップシュタットの原著からもかなり脚色されていますが、映画では裁判の割と大事なところは、コンパクトではありつつもきちんと描いていたりします。しかし、実際の裁判では事細かにホロコーストに関する議論をしていたことはほとんど知られていないのではないでしょうか? これは原著でもあまり触れられていません。
映画でも、イギリスの裁判制度の特殊さが言われていましたが、リップシュタットの主張がアーヴィングへの名誉毀損でないことをリップシュタット側が立証しなけれ