アウシュヴィッツの遺体処理(7):野外焼却と写真:1944年
アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所の特色としてよく知られているクレマトリウム(火葬場)は、1944年5月〜7月にかけて実施されたハンガリーユダヤ人の絶滅作戦以外の時期では、実際には火葬能力は過剰過ぎて、推定ではありますが、およそ半分程度の火葬能力しか使われていなかったのではないかと推測されます。これは、アウシュヴィッツへのユダヤ人移送の事情が関係していると思われます。要は、アウシュヴィッツの火葬場の能力値限界に達するほどにはユダヤ人を移送していなかったのです。
ところが、ハ