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エルドリッチ・オーメン前夜祭

今日は色々偶然が重なってゲームが出来たので、忘れないうちにこのトキメキをシェアしたいので記事を書く。場所はジャイアントホビーの奥の方の豪華テーブル、通称「王者の間」。

3000ポイントの小競り合い

先日、奇跡的にゲームできる日を一日作れたので、いつも良くしてくださる友人であるたまおさん声をかけて、更新前の弱アーミーで最後の一花を咲かせたいという俺たちの美しく儚い願いを叶えることにした。そして実現したのが我がクラフトワールドvsケイオスマリーンの激突(エルドリッチ・オーメン対決セット前夜祭)である!聞こえはいいけど要はロッキーザファイナルである。コンセプトは「使いたいミニチュアを(更新される前に)使う」ことである。もちろんこれは「今強いから処される前に使っとこう」という意味ではなくむしろ逆だ。

クラフトワールドは公式から発表されてる情報を分析するに、たぶん今回の更新でかつての悪夢が再来するレベルの強さになると予想されるが、現在のところサイキックと機動力以外特に見るべきもののないロートルアーミー。対するケイオスマリーンは、まず傷数が・・・いやこれ以上は言うまい。

両軍の陣容を見よ

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こちらケイオスマリーン軍団。いやヤバイでしょうこれ。リアルに草とか生えてるし。それもそのはず、友人のこだわりのアーミーで、ゴフ氏族(オルク)に影響を受けた、植物を愛するレネゲイドマリーンだからだ(えっ?)。1傷の勇者たちを中心に、ケイオス機械メカマシーンをバランスよく配した編成で、モデル数が妙に多くて焦る。草生えまくりのフィーンド系と、ヘルドレイク成分ゼロのヘルドレイクがとても秀逸。タンク系ユニットに描かれた細やかな紋様も最高。ミニチュアに対する深い愛を感じる。どうみてもアサルトマリーンなのに「ラプターです(真顔)」と言い張れるのは、彼らが寝返ってからあまり日が経ってないからだそうである。設定にもたまおさんのこだわりが光る。

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一部を除いてクラフトワールドのB級ユニットを寄せ集めたような、真似してはいけないアーミー。主力がバイクな《方舟》セイム=ハン。全力移動してヘヴィウェポンが撃てるし突撃ロールもリロールできる。書いてあることは強いように見えて近年の過酷な戦場では一周おいてかれてるユニットどもが堂々着陣。特A級ユニットのダークリーパーは家に置き忘れてきたので居ない。ぬめっとしたセンチネルことウォーウォーカー、シュッとしたドレッドノートのレイスロード、デカいカカシのレイスナイト、ファインキャスト製のためぐにゃぐにゃに曲がったハウリングバンシーなど、格好はいいが微妙なユニットが満載。あまりにパンチが無いのでレイスガードとレイスブレイドを入れてインファイトまっくのうちスタイル。だがこのままだとバランス崩壊で負け確定なので最強・最速のウルトラバイクであるシャイニングスピア、銀河最高のサイカーであるファーシーアスカイランナー、恐るべきサイキック戦闘機ヘムロック・レイスファイターなど、一戦級のユニットも投入。3000ポイントはやりたいことやるにはまだ足りないぜ。

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お盆3枚に収まってしかも場所が余ってる。クラフトワールドはエリートアーミーだということを実感する。

バトル開始の合図をしろォ!!

お互いにルールを確認しながら、アーミーを配置していく。副次目標をなんとなく定め、あんまり意味のないウォーロード能力を説明し、交互に配置。私はなんか強そうなユニットにはなんとなく強いやつをぶつけるくらいにしか作戦を立てられないので雑にユニットを配置した結果、左翼に戦力を集中させてしまった。

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「いいのかよこれで」感のある初期配置。だがウォーハンマーは並べた瞬間にお互いが勝利するホビーである。この時テーブルを挟んで向かい合った男たちはお互いのアーミーの威容を褒めちぎり、大勝利を讃えあった。そんな中、この時私は心の中では左翼の機動戦力を用いて時計回りに敵軍を殲滅するつもりでいた。妄想だけはカイザー・ラインハルトのそれである。

先攻はクラフトワールドでバトル開始!

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muroはヘルドレイクに対するトラウマから恐怖に駆られて、何がなんでも初手でヘルドレイクを撃墜せねばならぬと心に決めていた。結果、ウェイブサーペント、ヘムロックレイスファイター、ウォーロックスカイランナーなどを動員してヘルドレイクを爆散せしめ、モータルダメージを周囲にばら撒いていただいた。肝心の左翼は全力移動の出目が振るわず、強力なレイス兵器が廃墟を超えられない失態を犯し、しょぼすぎる移動と射撃を終えたため見せ場なし。自陣にこもるガーディアンは大人しく旗でも立てていてくれ。

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1ターン目裏、だいぶ距離があって突撃は無いと踏んでいた私に悲報が届く。なんと彼らは全力移動した後に突撃してきたではないか!聞けばレネゲイドマリーンに許された特権のひとつだそうだ。予想外の光景に慌てふためくレイスナイト。何の見せ場もなくヘルブルートとデモプリの猛攻を浴びて体力がみるみる減っていく!何しに出てきたんだお前ほんとに。だがT8の24傷にスキャッターシールド(巨大デュエルディスク)を装備したレイスナイトはそう簡単に落ちはしない。落ちては困る。なんせ400ポイントくらい払ったんだから。ケイオス側の射撃はウェイブサーペントに降り注ぐものの、強靭な車体とサーペントシールドの前に撃破に至らず。ヘルブルートやフォージフィーンド、ヴィンディケイターやプレデターの射撃も強運が重なり軽症で済んだ。

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3MWのスマイトを6+のスピリットストーン(FNP)で6を三つ出して実質ディスペルするヘムロック。

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「俺たちウォーハンマーしてますねぇ」と2人でしばし語り合った2ターン目表移動フェイズ後の盤面の様子。それぞれの陣営を色とりどりに表現したミニチュアが入り乱れた混沌とした戦場。ため息出そう(出た)。そしてエルダー軍団による決断的な進撃。レイスブレイドが降車、ウェブウェイに潜んでいたファイアドラゴンが出現、シャイニングスピアが敵陣奥深くへと突撃を開始した。レイスロードは仇敵を討つべくモーラーフィーンドへと迫る。果たして混沌神の軍勢を討滅できるのか?

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できました。パワーアーマーを着た強靭な兵士に割とビビり散らかしてたmuroであったが、このターンでケイオスマリーンの傷が「1」であったことに気づいたのだ。あれ?もしかしたらこいつらシュリケンカタパルトのセーヴィング失敗したら1人死ぬのか・・・?俺が知ってるマリーンと違う・・・?哀しそうな表情でミニチュアを片づけるたまおさん。

たまおさん「これがケイマリですよ・・・」

非情にも白兵戦フェイズは続く。超巨大な剣をかなぐり捨てて敵を踏みつけるレイスナイト、調子乗ってプレデターに突撃したもののダメージの通らないシャイニングスピア、ヘルブルートと終わりの見えない泥試合をするレイスブレイド、そして意気揚々と突撃して返り討ちにあって虫の息(元から息してないけど)のレイスロードと、雰囲気でウォーハンマーをやってる男の悪いところが全部出た。

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2ターン目裏。だいぶ混沌としてまいりました。この辺から記憶がもう曖昧。もはやなんで戦ってるのか訳の分からない戦闘が各所で勃発。ケイオス側は多くのユニットが白兵戦中のため射撃は少なめ。だが降下したユニットがいい感じにエルダー軍を削る。ハウリングバンシーはミューティレイターの猛攻を受けた。

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シャイニングスピアはワープスミスにぶん殴られてほぼ全滅。よく考えたらこの人達が生き残ったことは今まで無かった。虫の息のレイスロードはモーラーフィーンドにしばかれて退場。挙句の果てに策略を乱発してCPももはやゼロ。戦いは壮絶な殴り合いになっていった。

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3ターン目の光景。雑すぎる用兵にも関わらず盤面をほぼ制圧。思ったよりだいぶ時間をかけたが左翼を壊滅させ、大量得点をゲット。

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彼はたった1人のマリーンさえも倒すことが出来なかったウォーロック。2ターンに渡ってサージェントと泥試合を展開し、勝利になんの貢献もしなかった。

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射撃武器を置いてきたため仕事の無くなったレイスナイトがこっちを見ている。なお累積ダメージによりポンコツとなっている。

続く白兵戦で更新前最後の勇姿を見せたケイオスマリーンであったが、作戦目標を確保されたまおさん投了。クラフトワールドの勝利となった。

【感想】

ケイオスマリーンの更新早くしてあげて

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今回は以上です。たまおさん対戦ありがとうごさいました。お読みいただきありがとうございました。

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