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1on1てなんだろう?

1on1アドベントカレンダー2019 day1の投稿です。
1on1アドベントカレンダーはこちら
https://adventar.org/calendars/4254

本記事では(奇をてらわず)1on1を簡単になぞろうと思います。

1on1の目的

一般的には下記を目的にされることが多いようです。
・職場のコミュニケーションをよくする
・業績向上(パフォーマンスマネジメント)
・働きやすさの実現
・会社や仕事への熱意を高める

1on1ですること

前述の目的を達成するために上司と部下が1対1の週次、または隔週の定期ミーティングをもちます。会社によっては月一回というケースも聞きました。
・毎週、隔週で30分~1時間、上司と部下が話しをする
・話しの中で上司が部下の能力を発揮させたり、引き出す

上司による部下のための場である

1on1でしないこと

・部下の仕事の進捗管理はしない
・部下の仕事ぶりを評価しない
※部下の仕事ぶりどころか、上司が部下の能力を引き出せているかを評価されるケースもあります。

1on1の頻度を俯瞰する

上司と部下とのコミュニケーションの一年を俯瞰して見ましょう。

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一年を通して考えると上司と部下のコミュニケーションは次のようになります。

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量で表すと下記になります。今までの面談と異なり、非常に機会が増えることが分かります。10倍から20倍です。

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1on1の普及

2017年のビジネスコーチ株式会社の調査では、回答のあった190社のうち32%が導入済みとのこと。私の肌感覚としてはだいぶ数値が大きくサンプリングが偏っているように思います。

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1on1は誰が広めたか

日本では2012年にyahoo社で始まりました。
導入の中心人物は本間浩輔さんです。

本間さんは大学生時代を早稲田大学人間科学部スポーツ科学科で学ばれ、その後、社会人になった後に筑波大学社会人大学院にてスポーツ経営学を学ばれたとのことです。

早稲田大学スポーツ科学部
https://www.waseda.jp/fsps/sps/about/course/

シラバスを調べると、現在コーチングに関しては下記のテキストを用いているようです。
・スポーツ心理学ハンドブック 上田雅夫
・トップパフォーマンスへの挑戦 早稲田大学スポーツ科学学術院
・知的コーチングのすすめ―頂点をめざす競技者育成の鍵
・スポーツ・コーチ学―ストリーム理論とトリー理論による勝利への道

スポーツコーチングの始祖といえばティモシー・ガルウェイなのですが、本間さんの学ばれたコーチングがこの系列にあるのかまでは調べられませんでした。

ただガルウェイを研究し、GROWモデルを広めたジョン・ウィットモアは、Googleのプロジェクトアリストテレスでも取り上げられているように、その系統は学んで損はないでしょう。

筑波大学のスポーツ経営学のシラバス例はこちらです。
スポーツサービス業と経営戦略
https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2016/W160251/jpn/0/

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