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東京都知事選2024

noteには、もう記事は書かない、と決めたのが4年前。
最後の記事は、奇しくも「東京都知事選」のこと、でした。

noteは、いろいろと問題ありで、信用ならないなと思っていました。
系列?のcakesの方では炎上の問題もあり、結局2022年にサービス終了になりましたね。

まあそれでもう、ここで書くことはない、と思っていたのですが。
最近、Twitter(この4年のあいだに名称変わってしまいましたが)経由でnoteを見ることが増えて。
先日YouTubeに投稿した、オリジナルソングのことを書いておこうかな、と思いました。

ひとつは、パレスチナのことを考えてつくった曲。
もうひとつは、5年前につくった曲で、今回も都知事選に合わせて宅録をした曲です。
今回は、その『今日は投票日』というオリジナルソングについて、書きます。

前回も(と言っても4年前ですが)、この曲について少し書きました。
元々は、友人から「選挙ソングつくってよ」と言われていたのがきっかけで。
でも、「選挙に行こう」みたいな歌詞は、自分にはどうしてもつくれなくて。
そのまま保留にしていたのですが。

ふと、氣付きました。
「宿題やったの」と言われると、「今やろうと思ってたのに、やる氣なくした〜」というあれ、選挙も同じなのかもって。
行こう!とか行ったの?と言われてからだと、自発性が失われて、行かないための都合のいい「言い訳」になっているのかもしれない。
そして、あれだけポスターやのぼりなどがあっても、一週間程度無視していれば、「知らなかった〜」で済ませることができる。

それなら、〇〇日は投票日だね、が挨拶のようになれば、「言い訳」しづらくなるかもしれない。
そんな発想からうまれた曲です。

でもやっぱり、投票率はどうも上がらない。
いまだに、「政治色」が強いことに嫌悪感を抱く人が多い。
だから、選挙も政治も案外楽しいものだよ、という方向性で歌詞を書きました。

それは、民主主義って実は結構メンドウな仕組み。
「最短で目的地へ行きたい人」からすると、すごく「遠回り感」があるかもと思いました。
でもぼくは、その「遠回り」って案外楽しくない?と言いたい。

それで、つくってすぐ(Aメロ1番のみでした)に、キペパピで急遽動画を撮ったときとは、アレンジを変えました。
ボサノヴァぽい、もっとのんびりとした曲調にしたくて。

今回は、当初のアレンジに少しだけ近づけて、宅録してみました。
早いテンポだと、単純にコードチェンジが間に合わなかったのですが、それも一応解決。
バンジョーウクレレとギターで、伴奏をつけてみました。


東京都知事選2024には、いろいろ思うところはあります。
それは、他のブログやSNSなどに書くつもりです。

ひとつだけここに書くなら、「ひとり街宣」がとてもよかったですね。
杉並区長選や、パレスチナのことで広がっているもの。
今回は、選挙結果を変えるには遅過ぎたのかもしれませんが。
そうやって、「政治色」が強い発言や活動がもっと偏見なく、ますます広がったらいいなと思います。

ただ一方で、政治や選挙が「エンタメ化」することには、ぼくはやや懐疑的です。
これは、選挙を楽しむことと何が違うのか、と言われるかもですが。
今の「エンタメ」は、正確には「エンタメビジネス」な訳で、そこで語られる「オモシロイ」をおもしろいとは思えないので。
逆に、たとえば音楽業界とか、エンタメ化され過ぎていることの方が問題だと感じています。
音楽そのものを楽しむより、売れるために施されるあれこれが肥大化し過ぎている、そんな印象です。

だから、政治も選挙もエンタメ化するより、もっと討論とかが当たり前になればいい。
個々ももっと政治的対話の機会が増えたらいいな、と思います。
歌は、そういう場や機会のきっかけになるはずです。


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