見出し画像

十人十色のタイムライン

noteもhatenaも、書こう書こうと思いながら、なかなか書けないまま。
氣付けばもう3月も終わろうとしています。

今までも、なかなかUPできないことはありました。
今はいろいろなことがあり過ぎて、書き留めるのが追い付かない。
その上、どんどん忘れていってしまうのです、困ったことに。

だからこそ、自分にとってブログはとても重要なツールなのですけど。
ここ最近は、書きたいことはあるはずなのに氣力が湧かない、って感じで。

なぜなのか、SNSなどでも、現実に人と話をしているときでも、「通じ合える」感じがしない。
いや、元々「通じ合える」なんて幻想っちゃ幻想、なんでしょうけど。
それでも、以前はもう少し「手応え」みたいなものがあった氣がして。

ま、それこそが幻想だよな。


そして、ここにきてまさかの新型コロナウイルスの感染拡大。
ビックリするぐらい、日々の生活が変わってしまいましたね。

今年最初のnote、「すべてをひっくり返すんだ」の中で、ぼくはこんなことを書きました。

(ひっくり返すは)2020年の大きなテーマになるかも、と。

本当に今、世界がひっくり返されてしまった、そんな感じです。

別に予言的というわけでもなんでもなく、もちろんこんなことは想像もしませんでした。
ただ、あらゆることが限界を迎えていたことによる必然的な転換期だった、というのはあるかもしれない。


そして、細かくは書きませんが、本当に今のこの国の政治がひどい。
緊急事態だからこそ、それが「白日の下にさらされて」しまう。
非常時ほど人の本性が出やすい、とは昔からよく言われること。

政治判断、順序逆でしょ!と思うことがたくさんあります。

昨夜(3/28)も首相の会見(という名の原稿朗読会)があったみたいです。
今回ぼくはまだちゃんとチェックしてません。

ダイジェストを見た限り、今回も勇ましい言葉を使うわりには具体性なし。
(「大胆に」とか「全力で」とか)
なのにオリンピック延期については、来年の7月にと明言していたらしく。

世界各国で都市封鎖(ロックダウン)がされる昨今。
日本はついこないだまで「完全な形でのオリンピック開催」にこだわっていたせいもあって、ますます後手後手の対策。
まあ、今この国には「来週」や「1~2週間」が何度もやってくるみたいですしね。

この辺のこと書き出すと長くなってしまうので、できるだけ端折りますが。

東京ではこの週末、不要不急の外出を控えるようにとの「自粛要請」が出されました。
ロックダウンと違って「補償なし」、つまり負担はすべて「自己責任」。

国も東京都も、「現金給付」は何としてもやりたくない、みたいですね。
そもそも、「税金」を自分たちのお金、と思い込んでいるみたいだし。

現金給付の代わりに、旅行券なんて提案も出て。
次に、和牛商品券が検討されているというニュースが。
それはのちに「お肉券」になって、「バランスを欠く」との異論が出て、「お魚券」という案も出て…。

和牛商品券は「WTO補助金協定違反」になるとの指摘を受け、「お肉券」にトーンダウン(?)したみたいです。

今必要なのは「経済対策」じゃなくて、「生活保障」なんですけど。
こんな議論が出てくること自体、ナンセンス。

もうすでに、自粛で中止したイベントや、臨時休業するお店、お客さんが激減した旅館などなど、たくさんあります。
もちろん、不安を抱えたまま。
それを承知の上で、補償については「来週また考える」んだそうです。

「自粛」って言葉自体、「ひっくり返されて」しまった感もあります。
「自ら進んで~」の部分が消えて、「慎めよ」という圧力になっている。

そうそう、いまだに「お上」って感覚なんでしょうね。
ついさっきも、「オレたち下々も」ってツイートを見て、唖然としました。

2020年度予算、27日に成立したんだそうで。
過去最高額なのに、新型コロナウイルス感染症対策の費用は含まれていないんですって。
補正予算案は5月の連休前に出すみたいですけど。

ちなみに、東京オリパラの関連事業に対する支出は、2018年度までで1兆600億円に達しているそう(2019年12月、会計検査院)。
そのうち、国の負担は1兆600億円、好評予算額の4倍になっていて。

当初、「世界一コンパクトなオリンピック」とか言ってたんじゃないの?
会計検査院が支出したと認定した額だけでもすでにこれ、延期でますます追加コストがかさむとされているのに。

今ちょこっと調べただけなので、詳しい人に教えてほしいのですけど。
オリンピックと違って、何で新型コロナウイルス対策費用はこんなに出し渋るの?


今月、図書館が臨時休館になる前に、小説家の柴崎友香さんの『よう知らんけど日記』という本を借りました。
これが超絶おもしろい、タイトルに惹かれて借りてみたんだけど、これは買って家に置いておきたい。

ネットでも見れるみたいですよ、よう知らんけど日記
ネットのブログは2013年2月からで、書籍は2011年と2012年。

日記風エッセイで、笑いあり涙…はないかもだけど、目から鱗が落ちるような話もたくさんあって。

特に印象に残ったのは、「ツイッターを始めて2カ月。」の話(P194)。

要は、ツイッターのTL(タイムライン)って、フォローしている人によって全然変わる、それぞれが「別の世界を見てる」ってこと。
そして、「実は現実の世界でもそう」で、同じものを見てても全然違うし、最初から同じ情報を見ていない。

当たり前っちゃ当たり前だし、そう思ったことはぼくも何度もあったけど。
なんでだろう、この文章を読んだら「そりゃ、通じ合えるわけないわ」って、別にガッカリとかじゃなく、そうだよなぁってしっくりきた。

ネットの第46回、12月☆日の「温度差」も、これに類する話。
それを越えて伝えないと受け取らない、ほんとそうだなぁ。

いずれにしても、人によってこんなに「見えてる世界が違う」んだから。
それを前提に考えなかったら、どうやったって話が合うわけない。

じゃあどうすんの?って言えば、それもまた十人十色。

「通勤電車乗ってないんで、よくわかりませんが…」って答弁しちゃう厚労大臣には、「じゃあまずは視察してこいや」って思うけど。
今の政治家は、庶民の「生活のタイムライン」が全然わからないみたいだし、知ろうともしないし、それでは困るんですけどね。


ぼくはやっぱり歌をつくろう、と。

以前、『アベコベ⇔シンドローム』という曲をつくりました。
一応完成はさせたものの、言いたいことがうまく歌詞にならなくて。

これを機に、大幅に歌詞を書き替えています。
完成させて動画もUPしたいし、歌詞についてもまた書くつもりです。


久々にnote書いたら、案の定長くなってしまいました。

桜も咲き始めたけど、雨で早速散り始めています。
宴としてのお花見は元々あまり好きじゃないので、買いもの途中に自転車で桜並木の下を通ったりして、楽しんでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?