同性のことが好きなあなたへ 生きてていいんだよ

有料エリアを設定してますが、たいしたことは書いていません。買わなくても良いです。これを読んで、あなたの考えが、より深まってくれればそれだけでうれしいです。

同性愛について、みなさんはどう思いますか?もちろん、声に出さずに気持ち悪いとか思っている人はきっとこの世の中に多くいることだろう。なぜなら、その人たちにとって、異性を愛することが当たり前だから。同性に対して恋愛感情を持つとか考えたことがないだろうし、そもそもその人たちには、DNAレベルで、同性の人に恋をするとか、恋愛的に好きになるというシステムが組み込まれていないはずだ。それじゃあ、同性愛のことを異性愛者の人らは否定して良いのか。

もちろんしてはならない。同性愛は合理的ではない。つまり、子供を産むことができないではないかという意見。よく耳にするものである。これは本当に同性愛を否定するに足る主張なのか。もっとよく考えた方がいい。そういう意見を平気で言って人を傷つける、存在を否定するのは、なんともあさましいことだろう。

人間は社会的な生き物で、人と人との関わりが重要である。この当たり前のことを忘れて、のうのうと生きている人はよく思い出して欲しい。

同性愛の人はDNAレベルで同性のことが好きになってしまったもので、なりたくてなったものではない。例えば、あなたはピーマンのことが嫌いかもしれない。だからといって、ピーマンをこの世から無くそうとする活動を起こしている人など誰もいない。ピーマンが嫌いなら食べなければいいだけ。好きな人が食べれば良いじゃん、ときっとあなたは言うだろう。ピーマンの好き嫌いもDNAレベルの話であるといえ、生まれつき、相性の問題だといえる。

なりたくてなったものではないって何か意味があるのではないだろうか。もし、みんながみんなピーマンが好きだったら、ピーマン不足でみんなにピーマンを行き渡らせることなどできない。ピーマン好きにとってはたまらないことで、ピーマン嫌いな人がいてくれる方が良いといえる。ピーマン嫌いにとっても、ピーマン好きがいてくれることで食べてくれるし、そのお返しがもらえるかもしれない。お互いにwin-winな関係なはずだ。(ピーマンが嫌いなのにピーマン食べろと言われることに問題があるだけだ。)

ルビーとかサファイアは、およそ99パーセントは完璧な結晶構造でとても綺麗に輝いている。しかし、完璧な結晶構造だけでは、実はあの赤みや青みの輝きは現れない。1パーセント分の不純物があの輝きを作るのに必要なものである。99パーセントの完璧な結晶構造と1パーセントの不純物、どちらでも一方が欠けていたら、あの美しい輝きを得ることはできない。一見相反する2つの存在が、お互いに共存する関係であるからこそ、美しさをもたらしてくれているのだ。

もし、人類すべてが、同性愛を持たず、異性愛のみであったら、こんな世の中は本当にうまく回るのだろうか。この場合、男同士だったら、考えが合わなかった場合、いつも争いごとが起こり、お互いに反発してしまう存在だからこそ、協力の輪は生まれず、苦しい世の中になってしまうのではないだろうか?異性愛のみで成り立つ世の中って本当にあるのだろうか。

同性愛の人が、ルビーやサファイアの輝きの元となる不純物のように、1パーセントほんのりスパイスとしていることで、男同士の争いを仲介しようと考える人が現れるはずだし、その方が社会的生物の生存戦略として有利なのではないかと考える。もちろん、先ほど述べたような極端な例はあり得ないはずで、誰しも個人の中で、男が好きな割合、女が好きな割合がグラデーションのようにかかっていて、男同士だからといって、お互いに完全に嫌いになるとかそんなことはふつう起こらないはずだ。生物の生存戦略として、一見すると、同性愛は不利に働くかもしれないが、それは個人個人の問題としてであって、ほんの少しでもスパイスとしていることで、全体としてはうまく機能するために必要なものだといえるだろう。

ここから先は

345字

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?