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ゲームについてあれこれ

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探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.9「五月雨は鈍色の調べ」(G-MODEアーカイブス+/Switch)感想

あらすじ 2004年6月、大雨が降りしきる中、生王正生は癸生川探偵事務所へ顔を出す。 事務所内では白鷺洲伊綱が見知らぬ子どもを追いかけていた。 二人は、ひと騒動ありながらも何とか子どもの祖父に迎えに来てもらう事に成功する。 それからしばらくして、「白鷺洲さんっていう探偵助手がいたと思うんですが……」と、一人の男性が事務所を訪ねてきた。 螻川内と名乗る彼が会いに来たのは、伊綱ではなく、今は居ない白鷺洲涼二の方だった。 8年前の約束を果たしに来たと告げる螻川内に、伊綱は8年前

『ファミレスを享受せよ』(Switch・Steam)感想

もとはフリーゲームのゲームであり、今も遊ぶことができます。 Switch版とSteam版は、登場人物との新たな雑談やクリア後の特典が追加されているので、フリーゲームで触れて、好みに合いそうなら製品版を買うのでも良いと思います。 ゲーム概要 試験勉強のため、深夜にファミレス『ムーンパレス』を訪れた主人公は、気が付いたら異世界のファミレスに居た。 そこは、脱出は不可能で、年をとることも死ぬこともできず、食べ物も無いという空間だった。ドリンクバーは飲み放題だけど、コーヒーの機

物語の物語『OU』紹介と感想(Switch・Steam)

概要 ジャンルは「ピクチャレスク・アドベンチャー」となっており、主人公「OU」を操作して話を進めていきます。 ルート分岐があるため、プレイ時間は人によって前後すると思いますが、自分は4時間を超えるぐらいでした。 OUを先導してくれるのは、オポッサムのサリーです。 ゲームの基本は、マップの左端を目指して歩き、左端まで行くと水に飛び込んで次のページへ行き物語を進めていく形になります。 OUは付箋を投げることができ、この付箋は画面内の物に貼り付けて説明を読めるようにしたり、

ミステリー案内シリーズ第3弾『大分・別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭』(2022)紹介と感想

現代を舞台にしたファミコン風旅情ミステリーADVの第3弾になります。 不満点もありましたが、メインゲーム部分は満足度が高く、今回も面白かったです。 あらすじ(公式サイトより) 大分県 別府市……。風光明媚なこの土地で、別府の伝統工芸の1つである竹細工と最新のデジタルアートを融合させた大型アートイベント「テクミックス」が、開催を間近に控えていた。 芸術家を輩出した名家『阿南家』の当主と最先端技術を駆使したアートクリエイティブ集団「アルテヌーブ」社が手を組んだその斬新な催しの

〈特徴:かわいい猫〉の軽快2Dアクション「Cat Warrior」(2024)紹介と感想

ジャンル:2Dアクション   定価:299円(Switch)      470円(Steam/SMALL PLATFORMERS BY SADIのバンドルで購入すると「Stamp Boy / 跳跳小子」「Kitten Lost Her Box」と合わせて636円) 大切な物を盗まれた猫騎士が危険な魔物と仕掛けが渦巻くダンジョンを剣を片手に進んでいく、ステージクリア型の2Dアクションゲームです。 ボス戦も含めて全4ワールド28ステージで、クリアまでは1時間程度と値段相応のボ