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読書感想文

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#読書まとめ

2024年5月の読書まとめ+『宙海町ねこまた堂』『アニマル横町24』『さつまと飼い主』『おとりよせっていいな。』感想

5月は仕事が始まったことで、予想通り小説を読むペースがダウンしてしまいました。 それでも、レックス・スタウトやジョルジュ・シムノンの今年出版された本邦初翻訳本を読めたりと満足度は高かったです。 また、寝る前読書を中心に漫画は良いペースで読めました。 もなか『宙海町ねこまた堂』(2024) 気付いたら宙海町という所で目覚め、ねこまた店主が営むアンティーク店にお世話になることになったミハト。天使やシロクマ、ペンギンなども暮らしている不思議な町で過ごしながら、なぜこの町へ来たの

2024年1月の読書まとめ+『税金で買った本』4巻まで感想+『土を喰う日々: わが精進十二ヵ月』感想

今月は図書館関係の漫画2冊を少しずつ読み進めていました。 小説はあまり読めませんでしたが、読みたかったエッセイが読めたので比較的満足感がありました。 2月は引き続き忙しくなりそうですが、隙間読書をしながら読みたいものを読んでいきたいところです。 原作:ずいの 漫画:系山冏『税金で買った本』4巻まで読んだ感想 4巻まで読み進めて図書館に石平くんがいる風景もすっかり日常のものになりました。彼の真面目さが巻数を重ねる毎により強く出てきており、今後の成長にも期待してます。 巻末

2024年2月の読書まとめ

2月は、1月から引き続き『夜明けの図書館』と『税金で買った本』を、寝る前読書として少しずつ読み進めていました。 『夜明けの図書館』は遂に最終巻を残すのみとなり、『税金で買った本』も最新刊に追いつきそうで少し寂しい。 どちらも図書館を題材にしていながら、扱っている内容もノリも違い、楽しく読めてます。 読み終わったら、感想を残しておきたいと思っています。 活字は、気になっていたエッセイ系の本を何冊か読みました。 『阿津川辰海読書日記』は、ミステリー作家であり無類の読書好きで

2024年3月の読書まとめ+埜納タオ『夜明けの図書館 7』、赤川次郎『三毛猫ホームズの騒霊騒動』感想

3月の読書まとめ 今月も多くの本を読みました。黒岩涙香を読み進めたり、久しぶりに南房秀久を読みたくなったり、『夜明けの図書館』を最終回まで読んだりと印象に残ることは沢山ありました。 特に入院以降は読書ペースが増加し、病棟の本棚から自分の読書傾向の弱い部分であり、どこかで読みたいと思っていた日本人作家に手を出せたのが嬉しかったです。 初読みの作家も多く充実した読書となりました。 入院自体はハプニングすぎましたが、いつもと違う読書が出来たのは不幸中の幸いでした。 また、感

2024年4月の読書まとめ+『ななつのこ』『AURA~魔竜院光牙最後の闘い~』『ナイトウィザード リプレイ 白き陽の御子 』『アイウエオ殺人事件』感想

4月の前半は入院していたこともあり、3月に引き続き読書量が多かったのですが、後半は溜まっていた録画を観たり、日常生活活動に追われてあまり読書ができませんでした。 5月は、仕事が始まり忙しくなることもあって読書量自体は引き続き少なくなりそうですが、質の方で充実した読書時間を過ごしたいと思います。 加納朋子『ななつのこ』(1992) 19歳の短大生・入江駒子は、ある日書店で『ななつのこ』という短編集に一目惚れし購入した。読み終わると、熱に浮かされたようにファンレターを出した