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#ベツレヘムの星

アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星 Star Over Bethlehem』(1965)紹介と感想

アガサ・クリスティー/中村能三 訳『ベツレヘムの星』早川書房, 2003 概要1965年にアガサ・クリスティー・マローワン名義で出版された本で、5本の詩と6本の短編から成っています。 聖書の理解が試される場面も多いですが、短編は単独で理解が不可能と言うものではなく、知識が無くても楽しむことができると思います(「島」は少し難しいかもしれません)。 収録作と短編あらすじごあいさつ(詩) ベツレヘムの星(短編) クリスマスの花束(詩) いたずらロバ(短編) 黄金、乳香、没薬(詩

アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星 Star Over Bethlehem』(1965)作中で注釈がついている聖書内容の引用・要約

アガサ・クリスティー/中村能三 訳『ベツレヘムの星』早川書房, 2003 『ベツレヘムの星』の感想を読んでいると、「聖書の知識が無いから100%楽しめない」「理解が難しい」と聞くことがあります。 個人的には、知識が無くても、キリスト教を題材にした様々なジャンルの短編集として楽しめる短編集だと思います。 ただ、小説の題材となった内容を知っておくと理解がしやすいのは間違いないと思うので、本書で取り上げられている場面について、自分用に調べた事をnoteにも載せておきます。 筆