アガサ・クリスティー/中村妙子・訳『暗い抱擁 The Rose and the Yew Tree』(1947)再読感想
アガサ・クリスティー/中村妙子・訳『暗い抱擁』早川書房, 1974
あらすじ
現代の聖人・クレメントおやじ、本名をジョン・ゲイブリエルと言う。
ひょんなことからヒューは、ゲイブリエルと再会する。
これは、ヒュー・ノリーズが回想する、聖人と呼ばれる前のジョン・ゲイブリエルと過ごした日々の記録である。物語は、再会したゲイブリエルが、最後に発したひとことへ向けて進んでいく。
交通事故で半身不随になったヒューは、兄夫婦とコーンワルにあるセント・ルーへ越してきた。
姉・テレサの影