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映像作品感想

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シリーズでまとめていない映像作品の感想です。
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#アルセーヌ・ルパン

怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 第1シリーズ第1話「水晶の栓」(1971)紹介と感想

原作:モーリス・ルブラン『水晶の栓 Le Bouchon de cristal』(1912) 脚色:ルネ・ウィーラー/ジャック・ナウム 時間:56分 あらすじ ルパンは因縁あるドーブレックの屋敷へ、ジルベールとセバスチャニと言う二人の部下と一緒に潜入していた。 目的の屏風を手に入れ屋敷から脱出しようとすると、部下の一人・セバスチャニが銀の燭台も欲しいと言い出し、二人の部下で屋敷に戻って行った。 ルパンが屋敷の敷地から離れようとすると、室内から発砲音が鳴り響いた。 駆けつけ

怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 第1シリーズ第2話「特捜班ヴィクトール」(1971)紹介と感想

原作:モーリス・ルブラン『特捜班ビクトール Victor, de la brigade mondaine』(1934) 脚色:クロード・ブリュレ 時間:55分 あらすじ 銀行強盗の現場に現れたゲルシャール警視は、ルパンが戻って来たことを知る。 表向きはゲルシャールが事件の担当になるが、裏ではヴィクトールが秘密裏に捜査に当たることになった。 ヴィクトールは、英国人の大泥棒になりすまし、ルパン一味と思わしきロシアの伯爵夫人ナターシャへと近づく。 ナターシャの前で盗みを成功させ

怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 第2シリーズ第6話「赤い絹のスカーフ」(1973)紹介と感想

原作:モーリス・ルブラン「赤い絹のスカーフ L'echarpe de soie rouge」(1911) 脚本:クロード・ブリュレ 時間:52分 あらすじ 歌手でダンサーのジェニー・サフィールは、富豪のプラヴァイユと結婚した。朝刊でニュースを知ったルパンは、1916年にカジノでジェニーと会ったことがあるのを思い出した。 結婚相手のプラヴァイユが胡散臭い男であることを知っているルパンは、彼の狙いがジェニーの持っている「ジンギス・カンのサファイア」にあると考えた。 ルパンはト

新アルセーヌ・ルパンの冒険(仏/1995~1996/全8話)について

記事概要ルパンの記事を書いてから、20年位前にミステリチャンネルでルパンのテレビドラマを観たことを思い出しました。 オープニング映像とメインテーマが好きだったこと、フロイトと知り合いになる位しか覚えていませんが、オシャレでコミカルであった印象が残っています。 調べても日本語では殆ど情報が無く、録画していたDVDを家の中から探して原題からドラマ情報を探しました。 以下、自分用のメモとしてドラマ情報を簡単に記載していきます。 Les Nouveaux Exploits d