「青い」

昨年は色々あった。

新社会人の準備をして、
好きだった人と再会して、
好きだったと気づいて、
フラれて。引きずって。
訳もわからないまま仕事をして。
失敗して。失敗して。
もっとわからなくなって。
沢山泣いて。沢山悔やんで。

1人の夢を、男の夢を、
俺が壊して。また悔やんで。

人に頼って、また壊しかけて。
それを人に教えられて。また悔やんで。

もっと出来ると思っていた。
もっと上手くやれると思っていた。
上手だと。こなせると。
それが間違っていたと知った。

気持ちを新たにしようと思って。
また前に踏み出そうとして。
電話をして。また少し思い出して。

そんな、一年だった。

葛藤した。矛盾し続けた。
そんな一年だった。

思い返せば、良き一年だった。

当時は、死ぬほど苦しかった。

けどこの先、これを超える苦しみは
余りにも多くあるだろうと確信している。
じゃなきゃ俺の人生じゃない。
出来過ぎた小説かドラマだ。

現実はもっと汚くて、残酷で、骨身に染みる。

上手くやらなくていい事。失敗でいい事。
全力で何かをする事。
この二つを昨年は学んだ。

ぼっーとしてたらすぐに、
俺は同じ内容を書く事になる。
もう嫌だ。
何かを失うのは、もう勘弁だ。
失って強くなるのは、もう嫌だ。

足掻いて、踠く。這いずってでも、遂げる。

こんな思いを、葛藤を。
答えの出ない思いを
ふと誰かに話したくなる。
そんな夜が俺にはある。

話す奴は誰も居ない。
誰に吐けばいいのか、正解を探してしまう。

孤独を感じる。

俺の生きる意味を探してしまう。
「生きている」が意味のはずなのに。
それを失う夜がある。

これらを人は「青さ」と呼ぶ。
時に「若さ」と。

俺はクソガキだ。
23にもなって、
より多くの物事を割り切れなくなった。

「仕事だから」
「大人だから」

俺はどんどん出来なくなった。
どんどん納得出来なくなった。

周りはどんどんそれをやってのける。
きっと、こんな思いと向き合い終わったんだろうと俺は思う。

俺はまだまだ若輩者だと。

からこそ、まだまだ足掻けるともまた、思える

2021年 1/2 3:38

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?