音源は音を聞いて耳で楽しむものであり、ライブは五感で楽しむもの

僕はDDと呼ばれるアイドルオタクであり、たまに楽曲派とも言われるオタクである。要は、ライブが良いライブは見に行くし感想を伝えるために特典会にも行くということだ。実際「楽曲派」って何?という疑問は有るが、僕は音楽を聴くのは好きだしジャンルは問わず色々聞いてきた方だと思う。

J-POPから始まり洋楽のRockやPOPSも聞いてきたし、クラブミュージックにハマった時期もあるし、アニソンもかなり聞いて、最近はアイドルソングもかなり聞いていると思う。

アイドルソングやアニソンは音楽のジャンルではない。演者がアニメ関係の人だったりアイドルだったりという括りであり、中身の楽曲はPOPSだったり、Rockだったり、クラブミュージックだったり幅は広いというのが共通点がある。それでも「楽曲の好み」というのは有り、「好きになる曲の共通点」が有る。僕はメロディがハマる曲が好きだ。

また、ピアノやパイプオルガン等の鍵盤楽器の音色も好きである。JPOPでSUEMITSU & THE SUEMITHというグループが好きだったり、洋楽でRockからエモというジャンルに行き最終的にはピアノエモというジャンルにたどり着いた。ビジュアル系ではMALICE MIZERが好きだったのだが、月下の夜想曲のパイプオルガンの音色にやられた。アイドルでもRingwanderungさんの曲なんかはピアノのメロディがフックになって好きなったとこある。

以前に推しクリエイターを紹介したが、推しは「作曲家」であり「作詞家」ではない。僕は音の並びが好きとなる曲が好きなのである。

人によっては「歌詞がいいんです」という人も居るが僕は曲を聴く時のほとんどは歌詞なんて意識せず「音の並び」を聴いている。だから作曲家には推しが居る。この音の並びは好きだ!となるから。とはいえ、「この作詞家やりおる!」となる場合もある。それは、ボーカルの音のハマリが気持ちいい楽曲の作詞家だ。なんかのインタビューかなんかでWACKの社長の渡辺淳之介も作詞について聞かれて似たようなこと言っていた。基本的には同意出来ないことが多い人だがそこだけはなるほど、BiSHの曲に昔ハマった時はそこがきっかけだったかとなった。

音として楽曲を聴く場合、ボーカルはギターやキーボード、またはベースと同様に音色を奏でる楽器の1つみたいなものだと思う。声質は正しく楽器の音色だし、音域や安定度等が楽器の性能だと思う。アニソンなんかで言うと、アニソンアーティスト(声優意外)は性能が基本的に高いし、声優が歌う曲は音色が個性的だったり音質が良かったりする。声優さんは発音が綺麗だから歌詞がクリアに聞こえたりする。

アイドルソングは、グループによってかなり色が違う。前提としてぼくは"ある程度ちゃんと"歌ってパフォーマンスできるグループしか基本的にはライブ見たいと思わない。以下に紹介するとこはある程度どころかちゃんとしたパフォーマンスするとこを挙げたつもりである。

1つ目のパターンは、メインボーカルを固めて他のメンバーはサポートであるパターン。もう1つのパターンは、楽曲の種類やパートによって誰が歌うか変化させたりハーモニーを楽しませるとこである。

前者の例を挙げるなら、我儘ラキアは星熊南巫、NightOwlは折原伊桜、神薙ラビッツなら七燐鈴(なりす)と言った感じのメインボーカル。いずれも歌が上手いというメンバーであり、音域が広かったり出力が安定してたりと「楽器としての性能が高い」と思う。

後者の列を挙げるなら、Ringwanderung、Kolokol、じゅじゅ、と言った感じじゃないかと思う。いずれも音として気持ちいいところに気持ちいい声をディレクションしている気がするし聞き心地が良いと個人的には思う。

QUEENSさんなんかはNANAMIとRIHOという2軸のメインボーカルがいるが、曲によって他のメンバーがかなり色を出すという意味では両方の側面が有ると思う。

どんなタイプが良いということは無い。楽曲と合っていればどちらも良いと思う。音源として聴いているとそれぞれの楽曲派の良さがそのまま聞こえる。だが、ライブになると何故か聞こえ方が違ってくる。正確には聞こえ方と言うよりは感じ方である。

音源を聴くとは文字通り耳で感じるものであり、脳のどこでどのように解析して楽しんでるかは知らないけど聴覚情報から感じている。だが、ライブはステージを視覚的に見て、音圧を身体全体で感じ身体を動かすことにより触覚でも感じてるし、ライブハウスや推しメンの匂い等の嗅覚でも感じてるだろうし、なんなら推しメンが好き!だったりという感情も乗っかった上で楽曲を聴いている 。だからライブで聴く時には音源とは違う感じ方をするのだと思う。

ちなみに、聞く側の感情じゃなくて演者側の感情は?と言われると、同じ様に音にも現れてるだろうし、視覚的な歌い手の表情や仕草にも現れてるだろう。結局、受け手が感じられるかどうかで印象が変わると思う。だかららで聴くと音源とは違う感じ方になるんだろう。

それは、ライブ毎に違う感じ方をするだろうし、だからこそ何度もライブへ行って同じ曲に対する感じ方の違いも含めてライブを楽しんでいる。

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