見出し画像

群青mix抗争〜ハイライト・トワイライト〜

群青の世界の数ある楽曲の中で人知れず抗争が繰り広げられていたという事実はほとんどの人は知らないであろう。今日はそんなフロアの端の方で闘っていた1人の男とハイライト・トワイライトの話を書いていこうと思う。

序章 青セカのオタク

ちなみに筆者は2019年秋頃に偶然対バンライブで見かけた群青の世界の楽曲の良さに惹かれ、そこからしばらくライブで楽曲を楽しむオタクを経て、2021年春先から特典会に顔を出すようになった群青の世界のオタクである。

コロナ前の群青の世界のライブも何度か見てるのだが、たまにしか見ないので毎度未来シルエットのmixをミスるという経験をしていた。群青魂も体感したことはあった。そして、もう間違えないぞ!と思っていた頃にコロナ禍に突入し声出し禁止の世になったのである。

未来シルエットはイントロも1〜2の間奏も両方共スタンダードな発動から倍速mixが入る。コロナ禍になっても発動のクラップの文化だけ残って、声出し解禁時にはまたやるんだろうなと思っていたがほとんどのオタクがクラップまでやってるのに倍速入れなかったという謎がある。

コロナ前のオタク達はちゃんとやれるオタクだったのだが、どうやらコロナ禍を経た後にはそういうちゃんとやれるオタクは消えていた様だ。もしくは、いやmix要らんやろ!と思っていたのかもしれない。

ちなみに、僕は群青の世界のオタクとなってから足掛け2年半くらい現場行ってるが元々の知り合いを除けばほぼ現地で仲良くなったオタクは居なかった。だいたいそれなりに通えばいつもいる現地のオタク(通称おまいつ)と仲良くなったりしそうなもんだが、おまいつがいつも同じようなメンツで最前固めてぴょんぴょん柵で飛び続ける様なタイプのオタクばっかりの内輪ノリなガキばっかりで仲良くなりたいとは思わなかったし、僕とは楽しみ方が合わなそうだったから全然仲良くならなかった。

そして普通に声出しライブが一般的になった今年、群青の世界においても声出し解禁される様になったのだがしばらくオタクがめちゃくちゃ静かなライブが多かった。

コロナ禍で群青の世界を沢山見るようになった僕としては、コロナ前の姿も多少知ってるとはいえ「静かにオタクに邪魔されずに聞ける群青の世界」というのも悪くないと思っていたし、無理矢理でもmixを放り込みたい!って曲も無かったので未来シルエット群青魂以外は推しメンコールする程度の曲がほとんどだった。

そして、ある日違和感に気付いたのであった。

第一章 虎火発動派とスタンダード発動派

まずは対象となる曲をご一聴いただき判断頂きたい。この映像見てもらえれば僕がここのおまいつ無理!ってなった感じが少しは伝わる人には伝わるかもしれません。

この映像からはオタクの声は聞こえないのだがこの曲にはセンスの無いオタク達考案の以下のようなmixが入っていた。

(イントロ)
ミョーホントゥスケ 化繊飛除去
ジャージャー ファイボ ワイパー
(うーはー うーはー うーはー うーはー)
👏 👏👏👏 👏しゃ〜行くぞ~!(←発動)
タイガー ファイヤー サイバー ファイバー
ダイバー バイバー ジャージャー
ファイボ ワイパー

(1〜2間奏)
虎 虎 虎 虎   虎 虎 虎 虎   虎 虎 虎 虎
虎火(←発動)
人造 繊維 海女 振動 化繊 飛 除去
(微妙な余り尺)

ハイライト・トワイライトに入るmix

ちなみにmixよく分からないという人向けの参考文献を一応貼っておきます。

とりあえずこのmixの並びを見た時に気持ち悪さとか違和感を覚えた人は僕の仲間だと思いますが、ほとんどの人にとっては気持ちよく叫べればなんでもいいとこだと思います。

簡単に言うと上の句と下の句が合ってない短歌みたいなもんなんですよ。風情が無いんですよ。
以下に風情のある組合せを書きます。

(イントロ)
👏 👏👏👏 👏しゃ〜行くぞ~!(←発動)タイガー ファイヤー サイバー ファイバー
ダイバー バイバー ジャージャー
(ファイボ ワイパー)
(1〜2間奏)
👏 👏👏👏 👏しゃ〜行くぞ~!(←発動)
虎 火 人造 繊維 海女 振動 化繊
(飛 除去)

スタンダードの組合せ

(イントロ)
👏 👏👏👏 👏
タイガー ファイヤー(←発動)
サイバー ファイバーダイバー バイバー
ジャージャーファイボ ワイパー
(1〜2間奏)
虎 虎 虎 虎   虎 虎 虎 虎   虎 虎 虎 虎
虎 火 (←発動)
人造 繊維 海女 振動 化繊 飛 除去

スタンダード

タイガーファイヤー発動&虎火発動

もちろんハイライト・トワイライトみたいなチグハグな組合せのmixの入れ方がされてるアイドル楽曲は世の中にいくつもあります。

しかし、最初はそうだったけどいつの間にかオタクに是正されて行った曲も沢山ある。
だいたいは虎x12 の虎火発動に合わせてイントロをタイガーファイヤー発動に変えるという手法なのだ。(僕が知ってる限りRingwanderungのLast Summer Daydreamは最初はハイライト・トワイライトと同じチグハグmixだったが虎火に合わせてタイガーファイヤー発動に変わった)

もちろん、そっちに合わせるという方法もあったかもしれない。が、僕はmixを叫び終わった後の「微妙な間」というのが嫌いで可能なら綺麗に埋めたいというめんどくさいこだわりも持っていた。そうすると、イントロを仮にタイガーファイヤー発動に変えた場合は現状ファイボワイパーで埋めてるところが前に来るためラストに間が出来ることになるのである。

それならばスタンダードな日本語発動にすればいいじゃない!という安易な思考である。

第二章 闘いの記録

最初に気になったのは多分6月の定期公演だった気がする。O-nestはオタクの声が割と拡がらずに聞こえやすい会場であった為、普段静かやなと思ってたオタク達が珍しくmix叫んでて「へ〜虎x12から虎火発動なんや」って思った記憶はある。

ちなみに、僕は推しメン横田ふみか不在期間ほとんど群青の世界見てないオタクだったこともあり、その期間に発表された曲であるこのハイライト・トワイライトも新体制になるまで真剣に聞いてなかったのでmixを入れるかどうかの検討もこの頃はしてなかった。

そして、それ以来数度聞いてやっぱり違和感有るなと思った日がこのとき。

新宿BLAZEでのッスッゴイライブ後のツイートである。確か他のグループの曲でも似たようなのがあって言った気がするがその曲のことは最早一切覚えてない。

この日をきっかけに僕は闘うことを決めた。定期公演のときはそれなりに聞こえるくらいのオタクが声出してたが、対バンとかだとおまいつ以外のオタクは単独公演以外全然見たことないレベルで普段どこにいるんてレベル(※完全なる私見です)なのでそれこそ前の方からちょっと聞こえて来る程度だったから「まだ修正できる!」と思ったからである。

第1R IDO-LIVE!! -Summer Special-(@ WWWX)

この日は、そもそも対バンメンツ的にもよく見る青セカのオタク少なかったということで敵軍の戦力が少ないことが勝因のようだ。
ちなみに我が軍は基本僕1人でその辺に居たピンチケみたいなのが乗ってくれなければ完全なる孤独であるのだがこの日は乗ってくれたらしい。

その後しばらく、そもそもおまいつ何人かしかやってなかった説あってほとんどのオタクはそもそもmix入れようとすらしてなかったからなのか虎火発動を聞くことなく夏を過ぎ秋になった

第2R BBQ with 群青の世界(O-crest)

この日は下のO-EASTでやってた手羽センのワンマンを1時間くらい見てそろそろ上行くか?というタイミングで手羽センの曲の中で一番好きなノンフィクションを最後に聞けて離脱してきたのでかなり気分が良かった。

その後、今となってはレア曲であり僕を群青の世界に誘ってきたが今となってはすっかり手羽センのオタクになってしまったオタクが好きなアイ・ワナ・ビーも聞けてラッキー!みたいないい気分だった。

結果的に、最後にハイライト・トワイライトのmixにお気持ちになってしまったのがかなりこたえて思わずツイートしたようだ。
ツイートにあったとおり、最早闘わなくてもいいと思ってたところに虎虎聞こえてきたもんなので唖然として闘いにすらならなかった。しかし、こっからが本当の闘いだったのかもしれない。

第3R  LEADING SUNNY(@ キネマ倶楽部)

前回のを根に持ってたことが伺える。
そう、こちらはいつも孤軍であり周辺のピンチケを乗せられなければ闘いにすらならない。この日は周辺ピンチケを乗せられて闘いにはなったらしい。
キネマ倶楽部の会場規模的に遠くから虎虎聞こえた気がしたが勝負の行方は正直分からない。

第5R HYPE IDOL!DX(@ 新宿BLAZE)

因縁の地新宿BLAZEであるが最早勝負にならなかったことで情緒がおかしくなってる(画像はシュタインズ・ゲートの有名なあの失敗した!のシーン)

第6R アイドル甲子園(@ 新宿 BLAZE)

またも同じ因縁の地である新宿BLAZE。前回の闘い以後最早同調者などいないのではないかと思い闘うのを辞めようかとも思い始めていた。
しかし、ラスト直前の対バンよく分からんピンチケが普通にスタンダードな発動始めてるゃないか!ちょっと感動して泣きそうになりながらmixを打った。もう引き分けで大満足なんよ。

最終R 群青の世界ラストライブ(@ 横浜新都市ホール)

正直もうわかっていた。単独なら勝ち目の無いことを。何故なら単独には味方になってくれるピンチケほぼ居ないから()

それでも、最後に余計な悔いは残したくないと思い1人スタンダードに発動した。周りでmix叫んでるやつほぼ居なかったけど。

まとめ

結果的に個人のなんか許せないが最後まで引っ張られて平行線のまま終わった。 
途中情緒がおかしくなり、弱気になったときに「もうみんながあっちで揃うならそれでもいいかな?そういうセンス無い文化で」って思ったりもしたんですが青セカの楽曲を好きなオタクの性質上の問題なのかみんなが声出すわけじゃないから会場中から揃う程の声は出なかったのである。

これなんでだと思います?僕はこれ、そういうオタクが前にしか居ないからフロアの後ろまで届かなかったからじゃないかと分析してます。
前にも後ろにもそういうオタクが揃ってフロアのあちこちから声が出てれば早々に揃ってたと思うんですよね。

オタクの分断が無ければ早期終戦もあったのにね。色んなオタクが居て色んなオタクが分け隔てなく盛り上がって仲良くできるところだったら結果は全然違ってただろうな。

というか、現地のオタクと全然仲良くなくてもかれこれ長いこと楽しめていたのはメンバーが作るステージと楽曲の良さに他ならないと思う。ライブ自体が普通に良ければオタクなんてどうでもいいといういい例だと思う。

それにしても、これ書いてる人マジで無益な闘いしてんな。これも思い出。オタクと会った時に笑い話になるやつだといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?