どうしても受け付けられない

昨日ちょうどこんなツイートが流れてきた。

｢ファン｣の質でアーティストが損をする事がある。 pic.twitter.com/2ObyWDOXbD

— 餓鬼Иちょ (@pazu_official) May 3, 2022

どうやらバンドの界隈で前日だかになんかあったらしく、おそらくそれに関連してのものだと思われる。この人は以前から同じようなことをツイートされてるからリマインドみたいなもんだろう。

この思想は僕もかなり共感するもので以前にも似た記事を書いている。

みんなが同じ思想ではないことはわかっているし、合わないものからは距離をとろうというスタンスでオタクしている。それでも近寄ることはあり、そんなときは「やっぱり近付かなければよかった」となることが多い。

ここで近寄らなければよかったというグループをA(仮名)としておこう。Aは楽曲も面白く、メンバーもクセは強いが可愛くてパフォーマンスも楽しいステージをするので2019年秋頃に対バンライブで見かけて気に入っていた。当時はそこまでオタクが多くない印象だったがそこから半年くらいの間にオタクに見つかりオタク着々と増やしていった。

そして2022年初頭にそこの推しメンの生誕イベントがあったので行ってみたのだがまずそこで第1の拒否反応が出てしまった。
コロナ禍以前だったので対バンライブのときとかは推しメンパートでは人が前後入れ替わったりしながら見ていたのだが、最前管理と壁役？がガッチリオタクを跳ね返し続けていて冷めてしまった。
まあ、このときは主催近付かなきゃいいかとか別に前で見なきゃいいか、くらいでそこまでではなかったがはじめて最前管理という存在を間近で確認して理解がついていかなかった。それまで見に行っていた他の多くのグループは前に行くのは潰される覚悟を持って行くとか、タイミングよく入れ替わって楽しむという現場ばかりだったので、むしろあっちの方が珍しかったりするのか？とか思ったりもしていた。

その後世の中はコロナ禍となりライブの楽しみ方も大きく変わった。少なくともイベント公式レギュレーションとかは。そんな中、一部のアイドル運営達は「心の広い人」用イベントみたいな隠語でイベントを開催しだした。簡単に言うとコロナ前のレギュレーションでライブ楽しめます公演が「心の広い人」という隠語に隠されている。声出し、モッシュ、リフト、ダイブ？とかだ。

まず、何故堂々と声出し可の公演ですと言わないのか。そこから疑問だったりもする。逆にちゃんとイベント的に野外なのでOKですという告知するイベント運営もいたりする中で何故誤魔化すのか。
そして、せめて初めから注意事項として「心の広い人」という隠語であっても書いといてくれれば行く行かないを選択できるのに、そういうのすら無しに当日会場でいきなり声出し大丈夫みたいなアナウンスするとか流石にこのご時世頭悪いと思ってしまう。なんかバレなきゃいいんでしょ？って感じで校則破ってる中高生みたいなダサさを感じる。

そして、先程のグループA(仮名)もこういう公演よくやってるらしい。直接行ってないのでどんな具合かは分からない。しかし、そうじゃない普通の対バンライブでグループA(仮名)と遭遇すると少なくとも僕の周りではすこぶる評判が悪いし僕も不快だ。
ステージは普通に楽しい感じなのだがオタクのマナーがとにかく悪い。MC中も曲中も自分が興味無いときはずっと話しているオタク多数、挙句の果てに声出しダメだつってんのにMIX叫び出すやつも表れる。
運営も注意しないどころかもっとやれみたいな空気すら出してたりする。

いや、こんな自己中なヤツらしかいないライブとか地獄でしょ。心の広い人ってのは理不尽な自己中に巻き込まれても怒らず楽しめる人ってこと？って思うと僕はめちゃくちゃ心が狭いので結構ですとなる。

ちなみに「心の広い人」について話題になったツイートにこんなのがある。

「心の広い人向け」とか「自由なイベントです」とか告知して声出ししたりモッシュしたりしている人間はたぶん大麻も吸ってますし、それを行ってる箱は所得隠して脱税してると思います！あと責任のある仕事してないという事なので低額所得者だと思います！（個人の見解です）

— 鬱P/Utsu-P (@asshole_wii) April 14, 2022

ちなみに僕はこの人の曲もプロデュースしてるグループにも１ミリも刺さってないし面白いとは思ってないが一つだけこのツイートでめちゃくちゃ同意するところがある。
何故か「心の広い人」をやってるグループ運営達は無銭だったりチケット低価格イベントを乱発しがちなのである。そう考えると低額所得者のオタクをめちゃくちゃ釣り上げてんなと思う。
実際、無銭イベントとかって心の広い人とかそうじゃない区切りが無かった時代でもそれこそお前何しに来た？みたいな勘違いオタクみたいなのが沢山居たりしてあまり心地よくはなかったし客層としては好きではなかった。

だから無銭イベントって響きは良さげだけど僕の中では空気が澱んでるイメージがしてあまり近付きたくない感じだったりもする。

ということで、最近はやっぱり受け入れられないな…と思うものにはヘイトを溜めないためにも積極的に距離をとっている。

推しメン居るしな…みたいな感じもあったりしたんだけど、なんか最近吹っ切れた感じもあって行かなくて干されても別にいいか、しょうがないしなって感情になってきた。そういう執着が無くなった薄くなった。

いや、ほんと冒頭にあったしょーもないファンのせいでファンが減るって話、その通りよ。アイドル運営とかアイドルのメンバーもしょうもないオタクを可愛がるとそうじゃないその他大勢の普通のオタク失うよ。
そういうのがカッコイイって思ってそうな勘違いなところは僕は積極的に離れていきたい2022。