アイドルの「売れた」の基準ってなんだ？

これは先日行われたアイドル甲子園のメインステージのタイムテーブルだ。この日は、夕方まで好天だったのに夕方急に荒天に変わり奥外ステージが壊滅し、STUDIO COASTが水没したと話題になった日である。

アイドル甲子園というイベントは、TIFや@JAM等といった年一のお祭りではなく、ほぼ毎月の様に開催される定例イベントである。特に新木場で開催される時は複数のステージが設けられることもあり多数のアイドルさんが出演者する。

当初はメインステージと野外ステージ及び特典会を行き来する予定だったが屋外ステージ消滅によりほぼメインステージで過した。メインステージで見たのは以下のグループだ。

売れるとは、様々な観点から言えるだろう。CDの売上枚数、ワンマンライブの動員人数など。だが、個人的にはお祭り的な対バンイベントでどれだけオタクが見たいと思っていると思われてるかがかなり重要な要素だと思っている。

TIFの伝説の様になっている空中をUOが舞うスマイルガーデンのベビレみたいに、オタクならみんなここで騒ぐでしょ！みたいなグループこそ僕は売れているであると思う。

そんな観点からこの日僕が見たアイドル甲子園での印象を語ろうと思う。

1.ツーステ現場

Famは初っ端から例外の様な存在だが、フロアの後方はツーステ民で溢れかえっていた。ぼくは正直ツーステ民では無いし曲名すらあやふやだが、一斉に大勢のオタクがツーステを踏むフロアは壮観である。是非フロア後方から見渡してもらいたい。

2.このグループならこの曲待ってました

SOLのスターゲイザー、群青の世界のblue overや未来シルエット、Kolokolのスコール、QUEENSのボーイミーツガール、このグループのこの曲を聞きたいという最大公約数足り得る曲は1曲でフロアの雰囲気を変えていた。全曲は分からなくてもこの曲は好きだ！という人達にその1曲が有るか無いかでその日の満足度はかなり変わるだろう。お目当てのグループの前だから見ていこう、お目当てのグループの特典会まで時間有るしライブを見ていこうという時にそんな1曲がかかると沸き散らかす。ちなみにNightOwlさんの曲はどれがオタクに刺さっているのか個人的には分かりかねている。Feel AliveやBe the one、Daybreak、またはAll Night Longが人気そうなイメージは有るが知り合いオタクのツイート見ててもかなり意見が分かれている様にも思うので、アンケート企画かなんかでどの曲が人気なのか教えてもらいたい。

3.オタクにが求めているのは最近の曲か昔の曲か

この3番目のブロックはオタクによって意見が分かれるゾーンだと思っている。アンスリュームは、僕は初期曲の方がコロナ前にライブで沢山聞いてきてるので初期曲の方が好きだが、炒飯とか以降のオタクも居るだろうし最近の曲の方が好きな人も居るだろう。NEOJAPONISMも旧体制からゆるーーく見てるオタクなので旧体制からやってる曲のほうが個人的には馴染みがあって好きだが、現体制のオタクからするとそうじゃないかもしれない。

白キャンこそぼくは昔の曲しかほぼ知らない。メジャーデビューより前にDDDとかで見てた曲で、なんやねんそれ！って言いたくなるようなMIXが入れられてた曲の方が馴染みがある。最近の曲は正直知らない。だが、やはりshoutがかかるとMIXは脳内再生されるしコレコレ！ってなる。

我儘ラキアさんは最近発売されたEPとかでその前のEPの曲とかでオタクが盛り上がってるのを見て、なるほどそういうグループなのかって思った。俺が好きなあの曲はいつ聞けるのか…って。

この日はほとんどをメインステージ後方で見てたけど、オタクが1番沸いて楽しそうだったのは白キャンだったんじゃないかな。次いでNEO、もしくはラキア。人数はそうではないかもだけど瞬間的盛り上がりという意味では、群青の世界やSOLもいいとこ行ってたと思う。

やはり通りがかりオタクですらイントロから湧き散らかして飛び跳ねる勝負曲をアイドルさんには育てて欲しい。コロナ渦でオタクには制限があるかもしれないが、それでもこの曲がかかったらオタクが飛び跳ねる曲はある。パフォーマンスの歌や踊りが良いことももちろんだが、これでもか！ってくらい楽しい雰囲気だったり煽りで盛り上げられたり。

これから@JAMがあったり、TIFのメインステージ争奪戦とかも始まるが、メインステージに立つことにより世間に見つかる可能性があるかもしれないが、メインステージ(多分TIFはZEPP)にてライブするよりもスマイルガーデンのオタクが沸き散らかす伝説を作るグループであって欲しいと個人的には思う。そして、日々のライブではその為の1曲という刀を研いでもらいたい。その1本の刀が「売れた未来」を切り拓く可能性があると思うから。