夏休みの自由研究〜群青魂を求めて群青の世界に沼るオタクのQuest〜

7月17日土曜日、僕はその日白金高輪SELENEで行われたDDDという対バンに参加していた。そこで群青の世界のオタクである「群青のあっっっきー」からこんな一言をもらったことからこの物語、自由研究が始まった。

「今、群青で夏限定ポイントカードってやってて、マルスさん行くイベントだけでもゴールまで貯まるじゃないですか?」

簡単に言うと、20Pがゴールでオフ会に参加できるというものだ。1イベント毎のポイントはイベントによって異なり、1Pから最大10Pのイベントも有るというのだ。その時点で僕が行こうとしていたイベントだけで3Pが2つ、10Pのイベントが一つ有りもうゴール直前まで行けるではないかということである。オフ会自体にめちゃくちゃ行きたいとかではないが、なんか楽しそうだしポイント貯めてオフ会まで辿り着いてみようかということでこの日からポイントを貯めることにした。ちなみ、この時点で参加を予定していたイベントは群青の世界を目当てで考えていたものではなく「DDがなんとなく他の推しグループ目当てで夏を過ごしていたらポイントが溜まっちゃいました」みたいなことになれば面白いなという気持ちだった。

序章 そもそも群青のオタクだっけ?

僕のことを知っている人でも僕がそもそも群青の世界のオタクだったの?となるかも知れないが、実はかなり前から群青の世界のライブを見ており楽曲はかなり好きだ。ツイートを遡ると最古と思しきツイートはこれだ。

実際にはじめてライブを見たのはこれより2・3ヶ月前の白金高輪SELENEで行われたDDDであり、そのときに背景のモニターにMVを映してライブしている姿を見て曲いいな…と思ったのが出会いだった。その後の2回目か3回目にに見た日がこのツイートの日である。ちなみにこのツイートのスノハレっぽい曲とは、多分アンノウンプラネットであると思われる。今考えてもそんなに似てないかもしれないがなんとなくそんな気がする。

その後、他のお目当てグループが出演している対バンライブで見れるときは見るという生活が続いていた。その間に新メンバーが加わったりもしていたが特典会には一回も行っていなかったのだが遂に特典会に参加するときが訪れる。

対バンイベントと単独無銭ライブが企画されていた日だった。当初、対バンの方にお目当てのグループが出るから参加するついでに同じ日に行われる単独無銭イベントも寄っていこうとしていたのだが、このとき都内には何度目かの緊急事態宣言が出ていたこともあり直前で対バンイベントはお目当てグループが出演を見合わせることとなった。対バンの方は払い戻し対応してくれたので払い戻しを選択したのだが、せっかくだし単独無銭イベントは行くことにした。

ツイートにあるとおり、単独イベントははじめてであり長尺でライブを見るのもはじめてであったがとても良かったし、普段の対バンでなかなか聞けない曲も聞けてとても満足度の高いものであった。そして、無銭で帰るのは申し訳ないしお金を物販で落としていこうとなり特典会に参加した。

このときまで特典会に参加してこなかったが、メンバーの個人アカウントをフォローしたりYouTubeの動画を見たりしていたのだが誰を推しにするか決め手に欠いていたのだ。結果的にライブ中にいつもより真剣に誰を推しと定めるか見た結果、笑顔の素敵な横田ふみかちゃんに定めた。

ふみかちゃんは初期メンなのでもちろんはじめてライブを見たときから群青のメンバーとしてライブに出ており、はじめてライブ見てから1年半くらいのときが経っている。

そのため、こんなことも言っていた。だが、この日以降また対バンで群青の世界のライブを見ることがあったが特典会には行っていなかった。俺、楽曲派なのでという感じである。

青い光に導かれる夏の始まり

そして、話は書き出しのDDDへ戻る。その前の週に新木場STUDIO COASTで見たアイドル甲子園でのライブもとても良かったということもあり、この日のDDDでも良いライブを見たという満足度と、何より特典会に行きやすいタイテだったことも有り久しぶりに特典会へ行くことにした。

1イベント目 夏P 1/20

ちなみにこの日のDDDはRingwanderungさんお目当てで群青の世界も見れてラッキーと言う感じで来ている。

次のイベントはチェキレポにも有るように次の日である。

この日のイベントは夏Pが3Pの日だったのだ。このイベントも元々NightOwlさんをお目当てにチケットを買っていた。しかも群青の世界お目当て特典でチェキ券までもらえるよいうことで朝早い時間の出番だったが喜んで早起きしてい行った。

朝からテンション高めである。群青の世界さんのオタク感を出そうとしているところも少し痛々しい。

会場が所沢の角川ミュージアムの隣のホールであり確かに若干へんぴなところでもあったがプチ遠征的な感じで楽しかった。

2イベント目 夏P 4/20

朝早い群青を見た後NightOwlまでの時間は長かったが普段見ないグループも沢山見れたり楽しかった。そして次はまた一週間経たないうちあった。

またしてもNightOwlさんをお目当てにチケットを買っていたイベントに共演していたのである。

とは言え、会場到着時には完全に群青の世界を楽しみしている。

一週間で3回目なのだが、この前の2日連続のことも有りで覚えてもらえかけてきたのである。チェキにサインをする際に使用するボードに名前をメモしてくれていたのである。こういう努力を見せられるとオタクはチョロいもので普段出さない顔出しチェキツイートである。このとき既に楽曲派の顔つきは消えつつある。早いものである…チョロい。

3イベント目 夏P 5/20

このペースなら全然いけるやん!などと思っていたが、この後しばらく参加するイベントは無かった。以前からそうなのだが、他のグループお目当てで動いて見てる関係上重ならないときは重ならないので一月以上見ない期間が有るというのはよくあることだった。だが夏のイベントシーズンなのでそのうち有るだろうと2週間以上が空いた。

Puzzleがはまって参加したワンマン

この夏色んな勝負をかけている群青の世界さんは8月9日にワンマンライブを予定していた。

ちなみに前日まで僕はRingwanderungさんの主催イベントに参加するつもりだったのだが、当日Ringwanderungさんのメンバーの体調不良に伴う出演キャンセルが発表されていた。正直群青の世界のワンマンに行きたい気持ちもあったのだがどうやっても両方行くことは時間的に困難だったため泣く泣く諦めたらチケットも完売していたのだ。だが、少なくともこの時点でワンマンを見に行きたいと考えてる時点で結構すきになっていると思われる。

そんな群青の世界が好きになってきているオタクは寝起きから頭をフル回転しておよそ20分後にはチケットを手に入れていた。

そして、ワンマンライブに参加した。初めて参加した単独イベントから3ヶ月程、その間でもかなりグループを好きになっているのだがライブ後にはこんなことを言っている。

めっちゃ楽しんでる。そして特典会でもめっちゃ楽しんだ旨を伝えている。

ここで群青の世界に詳しくないヲタクにも「群青魂」について説明しておこう。「群青魂」という楽曲は群青の世界の初期の頃に発表された曲である。コロナ前のライブでは多分聞いたことが有ると思うのだがその頃は曲名もよく分かってなかったので記憶は不確かである。だが、オタクがめちゃくちゃ沸いて飛んでいた記憶があり多分この曲だったと思う。ふみかちゃんはこのワンマンでは「全曲やった」と言ったが「群青魂」と「令和アンセム」という2曲は披露されていないのである。そこで思わず「全曲??」と聞き直してしまった。

この曲は群青の世界の世界観を構築するメロディアスな他の楽曲と比べて異質なお祭り曲なのである。どうやらこの日加入一周年を迎える新メンバーが加入してからはライブで封印されているらしいということがオタクの噂から聞こえてくる。だが、やらない曲と聞くと聞きたくなるのがオタクというものだ。この曲自体がめちゃくちゃ好きだからライブで聞きたいというよりライブでやらないレア曲を聞きたい!というのが僕の本音だった。だが、どうやら本当に封印されているらしかった。

だが、諦めの悪いオタクは「いつか時が来たら」という言葉に希望を捨てずにいた。お祭り的なイベントやここぞ!という勝負時にはやるかもしれない。それが「時が来たら」なのかもしれないと思っていた。

4イベント目 夏P 6/20

夏のNonstop大型対バンラッシュ

次のイベントは1週間空かなかった。

ネオジャポさん主催のNEO合戦。これもチケットが早々に完売するなどとオタクの中で盛り上がったがこちらもオタクの手助けも有りチケットを入手して参加できた。ちなみに出演者は僕がライブ見たいグループで溢れており、めちゃくちゃ忙しかった。これがその日の僕がライブを見たグループだ。休む暇など無かった。

雨が降る野外のステージの群青の世界のライブもとても良かったし、奇跡的に群青の世界の特典会には行けた。

時間があったら特典会行ってたグループは10近くあっただろう。その中で特典会へ寄れたのは導かれた感が有る。この夏は群青の夏と言わんばかりである。

5イベント目 夏P 7/20

次は翌週、また新木場である。

朝イチから来てトップバッターの白キャンから楽しもうとしているのだが、このイベントは直前に来ることに決めたのである。

その割にはしっかり楽しんでいて驚きである。そして、ふみかちゃんの誕生日当日が翌日に控えていた。大人になるはずなのに若返ってると言われるという話をしていたのだが、僕からすると若返ったというより垢抜けてどんどん可愛くなってるんだと思う。その変化が僕を特典会へ連れてきたと。もう楽曲派などと構えていた自分のことなどすっかり忘れている。

6イベント目 夏P 8/20

運命のコイントス

この8月21日は来る予定が無かったのは理由がある。本来は別のことをしようとしていたのである。

このTIFのイベントのチケットを探そうとしていたのだ。元々kolokol目当てで参加しようと思っていたイベントで抽選に申し込んでいたのだが、抽選で落選した。そして、その後の一般販売でも負けたのだ。

正直チケットの抽選に申し込んだときはナメていた。kololkol見るついでに群青も見れるし申し込もうみたいな軽い気持ちだったのだが、いわゆるオタクの課金レース的的イベントであり、どこのオタクも相当な力を入れてチケットを集めていたのだ。そんなイベントだからこそ夏Pが10Pも付与されるイベントだったのだ。オタクがチケットを集めることの背中を押してるのだ。

とは言え、昨今の世間体や体調など諸々の事情でチケットを手放すオタクもいる。直近のイベントの様子を見ると前日ないし当日にもチケットを放流するオタクは沢山居たので「本気で取りに行くなら」前日はチャンスなのだ。

だが僕は新木場にライブを見に行ったし、結果的に一日普通にライブを楽しんでいる。ときどきTwitterを開いて検索したりしたら確かに放流している人は居たのだが、ライブ見てたりしてる間に既に譲り先が決まっていたりした。

そもそもこの日は、2週間の休養を余儀なくされたNightOwlの復帰ライブとなったことで参加を急遽決めた。しかし、この日参加してる間に翌日のイベントについて心を揺るがす発表があったのだ。

翌日のイベントにおいて普段ライブは撮影禁止のNightOwlの推しメンを撮影できる機会が有るというのだ。初めての機会だしこんなチャンス年1で有るか無いかである。この発表を聞いてから心は揺らぎまくった。TIFメインステージ争奪のイベント時間とファッションショーは丸かぶりだし新木場と新宿で回しようもない。

どちらも選べない…となったので日付が変わるまでにTIFのチケットを見つけられなかったら新木場に行こうと決めた。その結果、TIFのチケットが見つからず新木場へ行くことを決めた。翌日も直前まで探し続けていれば見つかったかもしれないしそれでも見つからなかったかもしれない。

だが僕はTIFのメインステージ争奪のチケ探しよりも、NightOwl撮影を選んだ。どうやら僕にはまだ群青魂が宿ってなかったようだ。夜梟魂(そんなものはない)に群青魂が負けたのだ。

このときようやくわかった。群青魂が聞けるかもしれないその時というのは、「本気で群青の世界を好きなオタク」となって心に群青魂というアオイホノオが胸で燃えるときなのかもしれないと。(それっぽいこと言ってるが何も分かってない)


最終章のないオタクのストーリは続く

8月22日のTIFメインステージ争奪イベントに参加できなかった時点でゴールのオフ会にはたどり着けないことは決まっていたのだが、その後も群青の世界の出演するイベントへの参加が続いた。

ド平日の昼間からやってる新木場のアイドル甲子園である。ここもじゅじゅさんでるし行くか!と休みとチケットを取って参加したのだが、群青の世界もいたから休みとったみたいなとこある。もう群青の世界めちゃくちゃ楽しみにしてたし。

もうすっかり「横田ふみかのオタクの顔つき」になってきている。

7イベント目 夏P 9/20

次のイベントは翌々日、またしても平日金曜日の@JAMである。今年はTIFの開催が10月だったため、夏のアイドルフェスはこの@JAMが一番の祭りだっただろう。そのため僕は自由に設定できる夏季休暇を予めこの金曜に設定して行きたいと思ったら行けるようにしていた。すると、なんと初日の金曜にRingwanderungと群青の世界の出演が第一弾で発表されたのである。2日目3日目も見たいグループが居たので3日券を購入することにしたのだがこれが結果的に大正解だった。

@JAMは横浜アリーナ内に複数のステージを設けて行われるイベントなのだが、今年のイベントは感染症対策の一環として各ステージを指定席形式で人数を絞り、入場制限をチケット購入者のみが入手可能な電子チケットを用いて行うという手法であった。その電子チケット(正式名称プライオリティチケット)がイベントのチケットを事前購入した人は先行抽選で応募できたのだが、結果として3日券を所持していた人は全ての電子チケットの抽選で指定席としていい席が割り振られていたのだ。

群青の世界は2ステージ有り、一方のステージはメインステージ横のサブステージ(メロンステージ)であり、もう一方は横アリ最上階の倉庫的スペースに設けられたキウイステージの2ステージだった。このキウイステージの席が上手三列目の角席でめちゃくちゃ演者と目が合う位置だったのだ。

普段後方で見ていたオタクであるが、流石にこの一月で結構真剣に見て振りコピもそれなりにできるようになったため全力ではしゃいでたらめちゃくちゃレスをもらってしまった。楽曲派というよりもうピンチケに近づいているしみる影はない。

この日は特典会が無く、物販へ寄ってポインタカードにポイントを貰うだけだった。

7イベント目 夏P 12/20

この日も3Pで、10Pを超えたためチェキ券をもらったのだが、なんと有効期限が「8/31」。この日は特典会が無いので使えない。残るイベントは翌日の渋谷での特典会イベントと、8月30日(月)の新木場のイベント。流石にもう平日にイベントへ行くために休みは取れない…。そして翌日も@JAMに参加する。お目当ての一つは夕方のステージであり特典会も夕方だった。

だがしかし、ここでも「渋谷行けよ」みたいなことが起きた。翌日の夕方に出演予定だったお目当てのグループが前日(群青が出演していた日)に出演キャンセルとなることが発表された。そして翌日…

しっかりギリギリまで@JAMを楽しんだ上で新横浜から渋谷へ来ている。

前日の@JAMでのライブの話をしている。ほんの50日前くらいまで顔も名前も知られていなかったモブオタクが覚えてもらえてライブ中にレスをもらった上にそれを覚えていてくれるくらいに関係性を築けたのである。

夏Pのポインカードは貯まらなかったかもしれないが、推し面の中でのオタクポイントカードとしては一週目のゴールを迎えれたのではなかろうか?(上手いこと言ったふうにまとめてみる)

最後に

ちなみに、夏のお祭り@JAMでも群青魂はやらなかったし、勝負をかけるタイミングであるTIFメインステージ争奪イベントにおいても群青魂はやらなかったし、開放感溢れる野外イベントでもやらなかった。通常のイベントよりやる可能性の高そうなシチュエーションでもやっていない。

先日ワンマンライブでも披露された全20曲入のアルバムがリリースされた。

現メンバーとなって再録された曲も多数有るのだが、その中にも群青魂は入っていない。最早無かったことにされ、存在が消された曲なのである。

実際、ここまで書いておいてなんだが、実際のところ僕は群青魂を求めているのだろうか?最初のツイートに有るように初期にライブを見た頃にはアンノウンプラネットが記憶に残っていたり未来シルエットやBLUE OVERという代表曲のほうが印象に残っており群青魂のことなど記憶の隅に有るか無いかなのである。楽曲派としてはそういう曲の方がいい曲だと思っている。もしかしたら、最初から群青魂を求めてると言いながら現場へ行く理由が欲しかっただけなのかもしれない。


今後、群青魂が再びライブで披露される日が有るのかはわからない。もしかしたら無いかもしれない。それでも僕はいつか群青魂をライブで聞くことを求めて現場へ通うだろう。

今一番可能性が有るのはTIFのメインステージ争奪ステージの決勝では無いかと個人的には思っている。この記事を読んでアイドルグループ群青の世界及び楽曲群青魂に興味を持ったオタクは見に行って一緒に確かめて欲しい。

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