人生を先読みし過ぎて生きられなくなる、の話(なんだかおかしな物語:前編)
先日見た映画「なんだかおかしな物語」で、自分が鬱になった原因の思考に似ているものが出てきて「わかる〜」となったのでメモしておこうと思う。
主人公は高校生。ここ1年ほど鬱気味で、最近は希死念慮が増えてきたため自分から病院に来たところ、大人用の病棟に1週間入院させられてしまう、という筋書き。
この主人公が担当医になぜ鬱になったのかを聞かれるシーン、映像も込みで主人公の考えにわかりみが深かった。
主人公は「この夏休みに良い大学の夏期講習を申し込んでおかないと、人生はこのように良いものではなくなる」という想像を抱いて不安症を引き起こしている。
1つの事象からこれほど連鎖して全てを想像して、始める前から不安になっているなんて馬鹿げていると考えるのがまっとうな気もするのだが、
将来を案じて不安になる時思うのは実際こういうことだ。
他の鬱を描いた作品よりも、私にはこちらの方がリアリティがあって、現実に即していると感じた。
後編では、主人公がどのように上記の「先読み不安」から立ち直ったかを載せている。
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