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【星読みエッセイ(43)】心をほどく★魚座の季節①

二十四節気の「雨水」がやってきました。
雪が雨にかわり、大地を潤す頃。昔は農作業を始める目安にされていた日なのだとか。

「ウスイ」ということ言葉の優しい響きがわたしは好きです。
まだつづく寒さの中でも、ホッと一息つける暖かい日に心が緩む感じが、そのまま言葉になっているようです。

占星術的にいうと、雨水から約1ケ月間、太陽は魚座の領域を運行します。
うお座の季節です。


みんながみんな、星占いの魚座の記事を読むわけではありません。
ですが、「雨水から約1ケ月」という期間は、みんなにやってきます。


あなたにも今、人生で何度目かの【うお座の季節】が訪れているところです。

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12星座はそれぞれ「火」「土」「風」「水」のエレメントに属しているとされます。

魚座は「水」の星座です。
わかりやすいですね。

地球上の「水」にもいろいろありますが、魚座の水はやっぱり「海」だと思います。

原始の生命を生み出した母たる海。
地球上を循環し、無数の命の連鎖を包括する流れ。

人が海を見て癒されるのは、母親のおなかの中にいた胎児の頃を思い出すから、なんて説もありますが。

理屈も理性も社会の枠組みも全部忘れさせてくれる何かがあるのでしょう。

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魚座には、境界線を融解させるパワーがあります。

瞑想をして、宇宙と一体となるような感覚。
身も心もほどけるような安心感。

そういったスピリチュアリティな感性は魚座の管轄にあります

ひとつまえの水瓶座は理性と知性の星座でした。自分という個性と自立を大事にするサインでした。
知識と経験を持って考え抜いたその先にあるのは、世界全体と融和する魚座です。

雨水の太陽の光をあびながら、瞑想してみるのはどうでしょう?
こわばった心がほどけて緩む、そんな心地を味わえるかもしれません。

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