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【星読みエッセイ(40)】みんなのために★水瓶座の季節②

七十二候の「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」の頃です。
沢の水が厚く張り詰める頃、という意味なのだそうで。

「そろそろ今年の冬も終盤だし、シメの寒波いっときますか!」とでもいうかのような時期です。

占星術的にいうと、太陽は水瓶座の前半エリアを運行中。
水瓶座パワーをグングン育てています。


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水瓶座は四代元素(火・土・風・水)のうち「風」のエレメントをもつ星座です。
風のエレメントの特徴は「理性」と「知性」。

風の星座はほかに「双子座」と「天秤座」がありますが、それぞれ風向きが違います。

双子座は、まだ自分を育てている段階。
自分の知識と教養を育てるために風のエネルギー(知的好奇心)を使います。

天秤座は、大人として社交界デビューした段階。
「わたしとあなた」という二人の関係性を築くために理性を使います。

そして水瓶座。
個人的な関係をさらに拡張して、社会全体のため「みんなのため」に力を使おうとするのが、水瓶座です。


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水瓶座は公共の精神に富んでいる星座です。
ボランティアやNPO(非営利活動)などは水瓶座の管轄に入ります。

「この格差社会を放っておいていいはずがない!」
「自己責任論じゃなくて、社会としてなにかすべきだ!」

資本主義の限界に到達し、いま改めて社会の在り方を考え直す。
「共助」の精神を大事に、コモン(共有財)を再生して、人々のの尊厳を守ろと思う。

現代社会が抱える問題に真っ向から向き合おうとする星なのです。

「寒さ」というのは、知性を伸ばすのに良い働きをしてくれるそうです。
みんなのためになるにはどうしたらいいか?そんな思索を深めるにはピッタリの季節です。

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