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#5 今週の「名言とことば」

 今週、9月19日~23日までの「名言とことば」です。
 今週は、私の都合により投稿を土曜から日曜に延期させて頂きました。大変申し訳ございません。
 私のTwitterアカウントやnote「つぶやき」でもご報告したように、今後「今週の「名言とことば」」の投稿を毎週土曜から毎週日曜に変更させて頂く事も検討しています。その際にはまたお知らせしますので、どうぞ宜しく御願いします。

#21「偶然は準備のできていない人を助けない」―Louis Pasteur

パスツール【Louis Pasteur】フランスの化学者・細菌学者。酒石酸の旋光性や発酵の研究を行い、乳酸菌・酪酸菌を発見、発酵や腐敗が微生物によって起こることを明らかにし、自然発生説を否定、また低温殺菌法を考案。炭疽菌や狂犬病のワクチンを発明。(一八二二~一八九五)

『広辞苑 第七版』

 何でもかんでも、偶然に任せるようではいけません。
 偶然による素晴らしいきっかけがあったとしても、それを活かす準備が無ければ意味が無いのです。
 いつでも、偶然を最も活かせる形で受け入れられる準備をしておくことが大切なんですね。

#22「誰かに起こりうることは、誰にでも起こりうることである」―Lucius Annaeus Seneca

セネカ【Lucius Annaeus Seneca】ローマのストア派の哲人。スペイン生れ。皇帝ネロの師となったが、のち不興を蒙り隠退、遂に自決。著作に、ギリシア悲劇を範とする悲劇九編のほか「幸福な生について」など。(前四頃~後六五)

『広辞苑 第七版』

 ニュースを見ていると、誰彼関係なく当事者になってしまう可能性のある事が沢山ある事に気付かされます。単なる事故、無差別テロ。最近でいうと、新型コロナウイルス感染症もその一つでしょう。
 しかしそんな私たちの多くは、(自分・身近な人がその当事者とならない限り)それらを他人事に捉え、「へぇ~あの人大変だね」とか「どうせ自分は大丈夫でしょ」とか考えてしまうものです。

 しかし、それらは実は今日の内にも自分が当事者になりかねないもの。そういう心構えをしておくと、なにか人格も変わるのかもしれませんね。

#23「平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである」―André Paul Guillaume Gide

ジード【André Gide】フランスの小説家・評論家。人間性の諸問題に誠実に立ち向かい、二〇世紀前半の文学に指導的役割を果たした。小説「狭き門」「贋金つくり」、評論「ドストエフスキー」「ソビエト紀行」など。ノーベル賞。ジッド。(一八六九~一九五一)

『広辞苑 第七版』

 自分の生活って平凡極まりないよな…とか思っている人に限って大事件に巻き込まれる、とかいうのは創作物の見過ぎでしょうか?

 しかし、実際そうなのかもしれません。毎日全く同じことを繰り返し、繰り返し、繰り返す人なんてそうそういらっしゃらないように思います。
 実は大抵の人の「平凡な生活」は、ある意味非凡なのかもしれません。

#24「すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう」―Ivan S. Turgenev

ツルゲーネフ【Ivan S. Turgenev】ロシアの小説家。短編集「猟人日記」は農奴制に対する文学的抗議と受け止められた。「貴族の巣」「その前夜」「父と子」などの長編で時代の変動と知識人の精神史を描く。その他「初恋」「アーシャ」(二葉亭四迷訳「片恋」)、「散文詩」など。トゥルゲーネフ。(一八一八~一八八三)

『広辞苑 第七版』

 何かの準備が整っていないから、後回しにする。それが如何によくない事かは、小中学生時代の夏休みの宿題なんかを思い出すと分かりやすいかも知れませんね。
 自分など、「ちょっと気分が乗らないから」「友達に分からないとこ聞いてるとこなんだ」などと何度親に言った事でしょう。そして結局は、休みも後半になって焦りながら一日中宿題に取り組むことになる。

 完全に準備が整うことなど、在り得ません。なぜって、準備のために「完全」を想定することすら不可能だから。
 準備など待っていないで、どんどん事に乗り出しちゃいましょう。


 今週もお付き合いいただきまして、どうもありがとうございます。
 これからも精進していきますので、この先も末永く、どうぞ宜しく御願い致します。

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