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「敵対」は生き「てきたい」


欲望•関心相関の原理


哲学的に言うと、私たちの思考や行動は何らかの欲望や関心と深くリンクしています。この理論を「欲望、関心相関の原理」とも言います。たとえば、喉が渇いていると、目の前のペットボトルは価値を持ちますが、突如モンスターが現れれば、そのペットボトルは二の次になるでしょう。


ニュースと敵対関係


現代社会では、事件や紛争、戦争のニュースが絶えません。これらの敵対関係においても、何らかの共通の欲望や関心が作用している可能性が高いです。


共通の動機:自由に生きていきたい


この敵対関係の背後には、個々の思想やイデオロギー、政治観が存在するかもしれませんが、最も根底にあるのは「自由に生きていきたい」という基本的な欲望ではないでしょうか。この点は、多くの人々が合意できるであろう普遍的な欲望です。


自由の相互承認


したがって、この共通の欲望を前提に生きていくならば、互いの自由を侵害しないように「自由の相互承認」の原理が必要です。この原理に従えば、多くの敵対関係は解消できる可能性が高まるでしょう。


まとめ


私たちの行動や思考は、欲望や関心によって形成されます。これが「欲望、関心相関の原理」と呼ばれるものです。敵対関係においても、この原理が作用しており、最も基本的な欲望は「自由に生きていきたい」というものです。この共通の欲望を理解し、それを基に「自由の相互承認」の原理に従うことで、より平和な社会を築くことが可能ではないでしょうか?



オーストラリアより愛と感謝を込めて
野中恒宏

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