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協力者からの嬉しい提案があった2学期目 +*.・

「学校での保健教育+布ナプキン作成」の取組みを初めて2学期目が終わろうとしています。
4月に取組みを始めてから、現在までに3グループへ実施が完了しました。
当初目安に掲げた数字は、【2024年中に 15人グループ×3グループ×3校=135人】でしたが、今年中取組みが可能な学校が2校と減ってしまいました。
出来れば、2校で1グループずつ増やし、計120人に実施したいと思います。

前学期の振り返りで、次に取り組むことをこのように決めました。


次に取り組もうと考えたこと

1、これは実現ができませんでした。
原因は、毎回児童が集まる時間(プログラムをスタートできる時間)が遅れてしまい、その回で目標にしている裁縫の進み具合に到達することを優先したため、講義に充てる時間を確保できない回が殆どになってしまったからです。
最後の回のみ、使い方の説明という最低限の講義だけ実施出来ました。

児童が遅れずに集まるよう対策する/月経管理の講義の実施方法を変える、どちらかが必要ですが前者は私自身にコントロールできる要素が少ないので、後者の方が現実的です。
どう変えるか?まずは担当の先生と同僚と、「講義が出来ていない」ことに対する認識(感じ方や意見)を話し合おうと思います。

2、
前学期では最終日に針が半分以上紛失してしまう状況がありました。今学期は、配属先の倉庫に眠っていた古画用紙や使い終わったビニール袋を使って、一人一人の名前を書いた針入れを作りました。


講義開始時は自分のポケットから針を取り、終了時には自分のポケットへ返却する。
今回はなんと針の紛失が0になりました!✨これは継続します。
 
 
3) 、この点が今学期の重要ポイントでした。
取組み開始し最初の学期を終えてみて、「使えるクオリテティのものをこのプログラム内できちんと完成させること」がまず必要だ、というのが一番大きな反省でした。
結論から言うと、今学期に取組んだグループでは、全員が5回の講義の内に完成・使えるクオリティの布ナプキンに仕上がりました!
 
実は、この③を実践したからではなく、「布ナプキンのデザインを変更した」ことが良い結果を引き寄せました。

今学期の初めに日程調整のため学校へ行った日、担当教員のかたから「話したいことがある。これを見て。」と言われました。

「先日、協会関係者からこの布ナプキンを見せてもらったの。これだと使い方もより簡単だし、ボタンもゴムも必要ない。作成しやすいと思うんだよね。
でもこれは布一枚しか使っていなくて、私達のモノは3層になっている。そこは私達のモノの方が優れていると思うの。
だからこのデザインで、3層にして作る事はできないかな?」と。 

先生の意見はとても現実的で賛同しました。また、先生がこの様に改善案を(提案を)してくれるという当事者意識を実感しとても嬉しく、すぐに配属先で同僚に共有しました。

同僚も内容に賛同し、翌日には試作品を一緒につくりました。 その時の同僚は、今までで一番自発的でした。

正直、前学期ではまだ、同僚も担当の先生も私の声掛けがなければ動き出さない様子でした。前学期に1グループを終えてみて、布ナプキンが形になって、児童たちが手にする事ができた姿を見て、このプログラムを「良いな」と認識してくれた(腹落ちした)のかもしれません。

新しいなにかを始めるとき、まずは一度、目に見える形になるところまでやってみる。一周してみる。
そうすることで関係者各々が考えているイメージと実態とが結び付くし、それによって意見を持つようになる
し、他人と認識を摺合せやすくなるんだなぁと、実感しました。
良い進捗です。
 

完成した新デザインの布ナプキンと児童たち(小学6年生の男女)
使い方をデモンストレーションする児童たち



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当初目安に掲げた目標は、2024年中に【15人グループ×3グループ×3校=135人】【少なくとも1校で、裁縫クラブ設立、布ナプキン販売開始】 です。

8月現在、実施した児童数は【15グループ×3グループ=45人】【裁縫クラブ設立は0】です。
12月のクリスマス休暇まであと1学期。この学期で5グループ完了するにはちょっとスピードアップが必要です…!

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