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OLDIES GOODIES #60_映画『崖の上のポニョ』(セミクラシック特集 Part.1)

ミュージックフリークマガジンいち押しラジオ番組♪♪♪ フォークシンガー・ばんばひろふみ氏と、音楽プロデューサー・長戸大幸氏が圧倒的な音楽知識と豊富な経験で、1950~70年代の洋楽を中心に多くのアーティストがカバーする大ヒット曲やここでしか聴けない激レア音源等を紹介してくれる「OLDIES GOODIES」をご紹介!

ばんばん&大幸の「オールディーズ ・グッディーズ」第60回(2021.11.20放送回)は、映画『崖の上のポニョ』(2008年公開、スタジオジブリ制作、宮崎駿監督の長編アニメ映画)のエンディングテーマをきっかけに、セミクラシック(非常にポップなクラシック)の世界に誘います。クラシックからインスパイアを受けた往年の邦楽&洋楽も続々登場する、大幸さんの音楽知識に思わず唸らされてしまう一時間です!

Opening Music:10番街の殺人 / The Ventures

ばんばん)はい、やって参りました「オールディーズ・グッディーズ」、ばんばひろふみです

大幸)長戸大幸です

ばんばん)大幸さん、今日はなんかね、最近なんでも名前つけますやん、日にちに

大幸)はいはい、はい

ばんばん)で、11月20日、ピザの日

大幸)あ〜、なんでですか?

ばんばん)あのね、ピッツァ・マルガリータって、あの〜マルガリータってピザあるじゃないですか、あれは、イタリアの王女さんのマルガリータの誕生日を記念して出来て

大幸)へえ〜

ばんばん)その誕生日が

大幸)なるほどね

ばんばん)ピザ食べます?

大幸)はい、食べますけど

ばんばん)好きですか?

大幸)いや、まあ、美味しければ

二人)

大幸)どっちかっていうと薄い方が好きです

ばんばん)あ、僕も

大幸)はい

ばんばん)あの〜ほら、わりとモチッとした、あれはあかんでしょ

大幸)うん

ばんばん)パリッとしたの、なんか、いいですね

大幸)うん

ばんばん)あの〜、あれと一緒ですよね、寿司でね、シャリが、小さいのが良いでしょ

大幸)はいはい

ばんばん)ほらもう、食べ物の趣味がぴったり合う

大幸)そうですか、いやいや

二人)

ばんばん)さて、今日はどういう話いきますかね

大幸)えっと今日はね、この間も言ったように、セミクラシックを

ばんばん)あ、そうでしたね、セミクラシック

大幸)お互い、子供の頃バイオリンやってたから

二人)

ばんばん)お互い挫折して

大幸)挫折はしましたけども

ばんばん)はい

大幸)僕は小さい時に、親に習わされてたんで、習い出したことを覚えてなくて

ばんばん)はああ

大幸)3つか4つかの時もう既にやってたんで

ばんばん)ふんふんふん

大幸)もう途中から嫌でしょうがなかったですよ

ばんばん)分かりますわ、僕も嫌でした

大幸)左手が下がるんですよ、持ち上げてるヴァイオリンが重くて

ばんばん)ふん、ふん、ふん

大幸)重くはないんだけど、まあ今で言うと重い

ばんばん)そうそうそう

大幸)それ下がってくると先生に弓でパシーって叩かれて

ばんばん)いー、結構スパルタ系行ってたんですね

大幸)そう、スパルタ系でした

ばんばん)そうですか〜

大幸)嫌々それでもなんだかんだ言いながら、ずーっと結局中学までやってましたけど

ばんばん)なんでやめたん?

大幸)一つは高校受験だったと思うんですけど

ばんばん)ああ、はあはあ、僕はもうね中二で

二人)ビートルズ!

大幸)なるほどね〜

ばんばん)はい、あれがなかったら、下手したらやってて、無駄な時間を過ごして

二人)

大幸)いやまああの、子供の時習ったもんがどんだけ役に立つかですよね

ばんばん)そうやね

大幸)珠算とか全く役に立たなかった

ばんばん)全然ね

大幸)う〜ん

ばんばん)なんかで、でも〜脳は使ってるから

大幸)まあまあそうです、でも遊んでても脳は使ってますよ

ばんばん)あの僕、そろばんね

大幸)はい

ばんばん)あれでももうちょっと頑張ってやってれば、頭ん中にそろばんが出て、暗算できるでしょみんな

大幸)いや、出来ない、出来ない

ばんばん)あ、出来ないですか

大幸)何級ですか、何級までいきました?

ばんばん)えっと〜、いや、そんな言うほどのもんじゃないです、4級くらいじゃないですか

大幸)あ、僕は一応2級

ばんばん)すごい

大幸)2級くらいまで取って、もうすぐ1級取ろうとやってたんですよ

ばんばん)それだったら完全暗算な

大幸)いや、あのね〜暗算ってね、あれそろばんを、空中でそろばんをやるんですよ、エアーそろばん

ばんばん)あ、指で、こう

大幸)指で、はいっとこう入れていくんですよね

ばんばん)はいはいはい

大幸)で、後で、何番やったってその時は一応分かってたんですよ

ばんばん)うん

大幸)途中から全くダメになって

ばんばん)あ、そういう能力っていうのは、やっぱりやめると消えていくって言うか

大幸)うん、あの下二桁はなんとか覚えてるんだけど、上の桁は何回上げたか覚えてないんで

ばんばん)あ〜そう〜

大幸)結局意味がないんですよ

ばんばん)

大幸)意味がないって言うか、結局もう今機械が出てきて、そっちの方が絶対便利ですよ

ばんばん)あのー、そういう意味ではね、機械ってすごいなって思うのが、将棋とかもね、全部やっぱり最近AIに

大幸)そうですね

ばんばん)なかなか勝てないでしょ

大幸)はい、まずあのチェスがそうでしたよね

ばんばん)チェスはもうダメなんですねえ

大幸)はい

ばんばん)う〜ん、どうなっていくんでしょうね、音楽とかはどうなっていくんですかね、音楽って最近このAIってかなり使われてるんですか

大幸)いや、音楽こそ、AIじゃないですか

ばんばん)う〜ん

大幸)自分でいうのも変ですけど、昔あの〜、本気で作ろうと思ったことありましたよ、AIで

ばんばん)ほ〜ん

大幸)面倒臭くてやめたんだけど

ばんばん)ほ〜ん

大幸)音楽って基本的に、ま、すっごい極端な聴き方をしたら、オクターブがあるじゃないですか

ばんばん)はい

大幸)Aが441ヘルツ、から、882ヘルツまでの間を12等分しているだけですよね

ばんばん)あ〜そうですよね

大幸)うん、だから

ばんばん)西洋音楽はね

大幸)そう、だから幾らキーが変わろうが、全部、CとAマイナーに戻して、で、もしやれば出来なくはないでしょ、それの順列組み合わせだから

ばんばん)ほ〜〜〜〜ん

大幸)問題はそれと歌詞がどう絡まってとか、結局、曲が良いから売れるってバージョンももちろんたまにはあるんだけど、基本的には曲が良いから売れるっていう事よりも、誰が歌ってるかなんですよね

ばんばん)そうですか(笑)

大幸)僕がもし間違って作った曲が間違ってビートルズが歌ってくれてたら

ばんばん)ヒットするわけ

大幸)ヒットした形になると

ばんばん)すあ〜〜〜、そこはもうAIは踏み込めないですね

大幸)まあもちろんそうなんだけど、結局、良い悪いっていうのはその〜、本当に良いものじゃない限りは基本的に…、だって僕らが今ヒット曲やたらあるんだけど、結局何曲かしか覚えてないじゃないですか

ばんばん)あ、そうですかね

大幸)その世の中には何万という曲が一年間に作られてきて、これが、誰が売れるかっていうのは、何万曲の中から選んだ訳でもないし

ばんばん)そうやねえ、うんうん

大幸)それでも、誰か売れてる人の次のシングルで使われたら、嫌でもまあ耳にする

ばんばん)はいはい、その通りやねえ

大幸)うん、だから僕は、全く関係ない人が最初の曲で売れる曲はいい曲だと思いますけどね

ばんばん)ああ、その、ほんとの、曲の力で売れたという

大幸)はいはい

ばんばん)なるほどね、う〜ん

大幸)極端な言い方したら、イーグルスも「ホテル・カリフォルニア」だけでしょって

ばんばん)ああ〜〜

大幸)いやそのもちろん前もあるけど

ばんばん)「デスペラード」とか

大幸)そうそう

ばんばん)やっぱり「ホテル・カリフォルニア」一発やと

大幸)で、「ホテル・カリフォルニア」があるから「デスペラード」もあるっていう

ばんばん)その通りですね

大幸)うん、「いとしのエリー」があったんじゃなくて「勝手にシンドバッド」があったから「いとしのエリー」もあるという

ばんばん)あ〜、はいはいはい

大幸)だから「She Loves You」があったから「Yesterday」もあると

ばんばん)な、な〜、そっかあ、なるほど、その核となる曲があるということですね

大幸)そうでしょうね

ばんばん)ふ〜ん

大幸)だからまず、一曲で売れるものを作れた人は素晴らしいとは思いますよね、それが何曲か続けばなんですけど

ばんばん)うんうん、続けんのって難しいじゃないですか、これが

大幸)うん、だから僕はあの〜、昔、最低3曲か5曲後ろに持って、それで(アーティストのプロデュース)やりましたけどね、売れてから作るんじゃなくて、

ばんばん)ほ〜

大幸)作った5曲くらいを持って、いつも持っとかないと落ち着かなかったんで

ばんばん)はあ〜

大幸)だからZARDの時も、「負けないで」が売れたら次はもう「君がいない」、その次は「揺れる想い」ってもう決めてましたから

ばんばん)は〜

大幸)倉木麻衣の時もそうですよ

ばんばん)はあ〜、そうなんすか

大幸)うん

ばんばん)あのよく、その〜ヒット曲がバッと一発目でたら、第二弾、第三弾ってこう、その、パターンというか

大幸)はいはい

ばんばん)なんか、そういう掟みたいなのあるでしょ

大幸)はい

ばんばん)そこはやっぱりちゃんと

大幸)いや、僕はやっぱりあの〜、インスパイアされるほど良い曲っていうのを持っておくべきだと思います

ばんばん)う〜ん、なるほど

大幸)ミスチルにしても、全部、3、4曲持ってましたよ、バンバンバンバンバンと、ビートルズもそうだけど

ばんばん)ふう〜ん

大幸)だからやっぱりヒット曲を何曲か抱えとかないと、急に言われても作れないから

ばんばん)なるほどね

大幸)はい

ばんばん)そうか、ま、そういうことで、今日はでもクラシック

大幸)あ、そうなんです、クラシックというと映画ではやっぱり、『崖の上のポニョ』かな

ばんばん)あれ、クラシック、ですか?

大幸)一応、クラシックとは言わないけど、久石譲さんが作った

ばんばん)ああああ〜そっか〜

大幸)はい

ばんばん)久石さんが作ったんや、これ

大幸)だからどちらかと言うとロック、ジャズ、歌謡曲じゃないでしょ

ばんばん)はいはいはい、うん

大幸)だからまあ、まずは「崖の上のポニョ」を聴いてもらいましょうか

ばんばん)はい

TR-1 崖の上のポニョ(映画バージョン)/ 藤岡藤巻と大橋のぞみ

ばんばん)これ〜は、藤岡藤巻と大橋のぞみさんていう女の子

大幸)はい

ばんばん)藤岡藤巻って、これ元まりちゃんズですよ

大幸)ああ

ばんばん)ほいで、僕〜、同じ事務所で

大幸)はい

ばんばん)仲良かったんですよ

大幸)あ、そうですか

ばんばん)はい、ケッタイな歌ばっかり歌ってて、知ってます?

大幸)いえ、知らないです

ばんばん)そうですか(笑)、天地真理大好きで

大幸)あ〜そうですか

ばんばん)♪真理ちゃんもウンコをするのかな〜って

二人)

ばんばん)はい、続けてください(笑)

大幸)いえいえいえ、でこの曲も、僕はね、バイオリン、まあやってたから分かると思うんですけど、多分鈴木のバイオリンの第一集かなんかに「楽しき農夫」ってあったの覚えてます

ばんばん)あ〜〜、そう言うたらありましたね

大幸)この曲にえらい似てる気がするんですよ

ばんばん)は〜そうですかね

大幸)はい

ばんばん)へえー

大幸)ま、ちょっと〜、あの〜、久石さんには申し訳ないけど

ばんばん)その、あるんですか、その楽曲は

大幸)はいはい

ばんばん)聴けるんですか?

大幸)ロベルト・シューマンっていう方がやってるんですけど

ばんばん)ほおう

大幸)クラシックの中で、1848年の曲です

ばんばん)あーそっか、シューマンが作った

大幸)はい

ばんばん)はあ〜

大幸)だと思うんですけど、まず「楽しき農夫」を聴いてください

TR-2 楽しき農夫 / ロベルト・シューマン(作曲)

ばんばん)こぉれ〜

大幸)似てるでしょ?

ばんばん)うん、しかし、よくこんなの覚えてましたね

大幸)いやだから小さい時に聴いた曲に似てるな〜と思ったんど、だから3、4歳ぐらいの時に弾いてたんだよこの曲を、弾いた事覚えてるでしょ

ばんばん)覚えてます

大幸)この曲、弾きましたよね

ばんばん)はい、あの〜

大幸)「ブーレ」って曲の次くらいにあったんじゃないかな

ばんばん)なんだ、「ユーモレスク」とかあの辺からずっと

大幸)たくさんあった

ばんばん)弾いたんすねえ

大幸)はい

ばんばん)はあ

大幸)そう、それでこれくらいに

ばんばん)ほ〜う、これは、そうですね

大幸)はい、なんか、シューマンの曲でしょうけど

ばんばん)だから、この大橋のぞみちゃんっていう女の子に歌わしたから

大幸)うん、まあまあ

ばんばん)なんか、上手く

大幸)ちょっと上手く

ばんばん)マッチングしたんやね

大幸)うん、やっぱりあの〜、どっかでインスパイアされたものが、やっぱり売れるんですよ

ばんばん)ほんまやねえ

大幸)うん、あんまりそんなこと言ったら怒られますけど

ばんばん)ふん……。改めまして今週はですね、宮崎駿さんの『崖の上のポニョ』、これをまずテーマにですね、セミクラシック特集ということで色々聴いて頂いてますが

大幸)まずあの〜、セミクラシックなんで

ばんばん)はあ

大幸)まあセミクラシックとは何かというと

ばんばん)まあそうやね、うん

大幸)まあ、大変ポップなクラシックだという事だと思うんですけど、まずあの〜有名な所からちょっといきますとベートーヴェンの「エリーゼのために」

ばんばん)あ、これはもうね

大幸)これはまずピアノ弾いた人はみんな知ってる

ばんばん)はい

大幸)聴いてみましょうか、「エリーゼのために」

ばんばん)はい

TR-3 エリーゼのために / ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(作曲) <演奏:イングリット・フジコ・ヘミング>

ばんばん)これはなんか、ピアノを習い始めた人は、やっぱり弾いてみたいと思う曲らしいですね

大幸)はい、はい、これをそのまま使ったのは

ばんばん)え!

大幸)ザ・ピーナッツの「情熱の花」

ばんばん)あ、そうやあ(笑)

大幸)はい

ばんばん)ほんまや

大幸)ちょっとじゃあザ・ピーナッツの「情熱の花」1959年ですけども

ばんばん)はい

TR-4 情熱の花 / ザ・ピーナッツ

ばんばん)これは、誰が作らはったんですか

大幸)いや、もちろんベートーヴェンの曲ってことになってますよ

ばんばん)あ、この「情熱の花」

大幸)はいはいはい

ばんばん)あ、そうか(笑)

大幸)で、宮川さんが、編曲をして

ばんばん)は〜

大幸)盗作ではなくベートーヴェンの

ばんばん)あ、そうですか〜、だから同じですよね

大幸)そうそうそう、同じなんだけど

ばんばん)当たり前ですね、はあ

大幸)この曲ちょうど、日本にあの、よく来ていたカテリーナ・ヴァレンテっていう歌手が

ばんばん)カテリーナ・ヴァレンテ、はい、よく来てましたね

大幸)同じ「情熱の花」を、どちらが先だったか分からないけど、どちらも1959年なんですよ

ばんばん)ほうほう

大幸)カテリーナ・ヴァレンテの「情熱の花」

TR-5 情熱の花 / カテリーナ・ヴァレンテ

ばんばん)考えたらね、こうやって聴くと、ベートーヴェンってすごいもう〜ポップな作曲家

大幸)はい、バッハもそうです

ばんばん)ですよね、バッハも

大幸)はい、だから作曲家って意外と、だから作曲には変わりないんで

ばんばん)ふう〜ん

大幸)やっぱりそのポップにすればするほどポップに出来るんじゃないですかね

ばんばん)ですねえ

大幸)はい

ばんばん)へえ〜、なんかクラシックに対する敷居がいきなり

大幸)そうそうそう、これを1981年に、あの〜ブルコメの井上大輔さんが編曲して、もちろんベートーヴェン作曲なんですけど、阿木曜子さんが詞を書いた、ザ・ヴィーナスの「キッスは目にして」

ばんばん)え、これもそうですか

大幸)同じ曲です

ばんばん)は〜そうか

大幸)ちょっと聴いて

ばんばん)そうか

大幸)もらいましょう

TR-6 キッスは目にして / ザ・ヴィーナス

ばんばん)これ、でも今聴いてる人はね、ちょっとビックリしてるんじゃないですかね

大幸)まあね

ばんばん)ベートーヴェンですよ、「運命」作った人

二人)

ばんばん)すごい

大幸)ポップにするとこんな風になるんですよね

ばんばん)ね、そういう、アレンジという概念が全然違ったからあれやけど、すごいですね

大幸)はい、それで〜やっぱり前もご紹介したと思うんですけどマルティーニの「愛の喜び」っていうのをもう一度聴いてみようと思います

ばんばん)はい

TR-7 Plaisir d’amour / ジャン・ポール・マルティーニ(作曲)

ばんばん)ジャン・ポール・マルティーニっていうのは、昔の人ですか

大幸)うん、もちろん、1784年です

ばんばん)え、そんな昔の人

大幸)はい、クラシックの作曲家です

ばんばん)はっはあ〜

大幸)だからこの曲を、この中の一番良いフレーズをちょっと使った状態なのが、あのエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」

ばんばん)でも全部入ってますよね、メロがね、今の

大幸)はい、それでちょっと、プレスリーの「好きにならずにいられない」を聴いてみましょう

TR-8 好きにならずにいられない / エルヴィス・プレスリー

大幸)似てますでしょ

ばんばん)もう、これ

大幸)すごい

ばんばん)モロですね

大幸)モロなんですが、まあその、同じく、この曲を歌った人たちがいっぱいいるじゃないですか

ばんばん)そうですね

大幸)その中でもこの間も紹介したと思いますけど、ブルース・スプリングスティーンのこの曲やっぱり素敵なんで

ばんばん)これなかなか、良い感じですよね

大幸)もう一度聴いてみましょう

ばんばん)はい

TR-9 好きにならずにいられない / ブルース・スプリンツスティーン

大幸)なかなかかっこいいですね

ばんばん)かっこいいね

大幸)うん、これはまた、1993年にUB40っていう

ばんばん)これレゲエですから、なかなか明るい感じで

大幸)これも93年ですけど、1位になりました

ばんばん)え、僕このバージョン好きでした

大幸)あ、そうですか

ばんばん)ええ

TR-10 好きならずにいられない / UB40

ばんばん)あの〜、今のまあ「好きにならずにいられない」、3つのバージョンを聴きましたけど、これ、元がその〜マルティーニという人でしょ

大幸)はい

ばんばん)これ、印税とかはどうなるんですか

大幸)これはだから、マルティーニになっていませんよね

ばんばん)だから、良いんですか

大幸)まあ、でも似て〜ると言えば似てますけど、似てないと言えば似てない、これのBメロとかは全くないので

ばんばん)あ〜あ

大幸)Like a river flows〜とか

ばんばん)うんうんうん

大幸)まあ良いんじゃないですかね、でもクラシックのベースがある曲はやっぱり素晴らしいですよね

ばんばん)あと、例えばさっきのベートーヴェン、著作権ってあるんですか

大幸)いやもうないでしょう、なくなってますよ

ばんばん)使い勝ち(笑)

大幸)はい、まあ〜お金の事はここで話す、別に話じゃないかもしれないですね

二人)

大幸)いや(笑)、じゃあ同じくね、また前と同じになるんですけども、「アランフェス協奏曲」って有名なロドリーゴだったと思うんですけど、これの作曲がアランフェスと言われてる「わが心のアランフェス」かな、ちょっと聴いてみてください

TR-11 わが心のアランフェス / ロドリーゴ(作曲)
<演奏:フランク・プゥルセル・グランド・オーケストラ>

ばんばん)ま、これも有名な

大幸)そうそう、これも前紹介したと思うんですけど、テンプターズが「純愛」でこの曲をやってるんですが

ばんばん)うん

大幸)まあ、作曲が村井邦彦さんだったと思うんですけどね

ばんばん)ああ、これでもメロディがよく似てますよね

大幸)似てますよね、ちょっと聴いてもらいましょう

ばんばん)はい

TR-12 純愛 / ザ・テンプターズ

大幸)ショーケンが歌ってたんですけど、やっぱり格好良かったですよね、ショーケンは

ばんばん)あの〜、ギターのリフとかはやっぱり、テンプターズの流れを

大幸)そうそう

ばんばん)ね、リフですね

大幸)ベースも相当面白かったんですけどね、テンプターズは

ばんばん)はい

大幸)テンプターズってなんかあの、御三家じゃないけどずっと橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦っていうのがこう出て来てたんですけど、僕らが子供の時に

ばんばん)うん

大幸)あの、西郷輝彦のニュアンスを、まあ〜ショーケンがいって

ばんばん)はああ

大幸)で、このショーケンのニュアンスを引き継いだのが、西城秀樹で

ばんばん)あ〜〜そう言われりゃそうですね、うん

大幸)で、この西城秀樹のニュアンスを受け継いだのが、BOØWYで

ばんばん)は〜

大幸)このBOØWYのニュアンスを受け継いだのが、T-BOLANで

ばんばん)は、は、は〜

大幸)T-BOLANのニュアンスを受け継いだのが、GLAYだっていう感じだと思うんですよ

ばんばん)脈々と、流れてるね、西郷輝彦さんが

大幸)てか、西郷輝彦さんっていうか、いわゆるその〜、丸・三角・四角があるとしたら、三角の感じがずーっと来てるのがこの

ばんばん)確かにあの〜、その最初、舟木一夫さん、橋幸夫さん、西郷さん、やっぱり一番西郷さんが

大幸)ちょっとロックっぽいですよね

ばんばん)ロックっぽかったね、ううん

大幸)声がちょっとか掠れて

ばんばん)格好良かったし

大幸)そのニュアンスみたいなもんだと思うんですよね

ばんばん)なるほどね

大幸)で〜まあよく僕白い靴に例えるんですけど

ばんばん)うん

大幸)白い靴ってそんなに、まあスーツとか、運動靴じゃない限りあんまり持たないじゃないですか

ばんばん)そうですね

大幸)ところが白い靴が一個ありましたと

ばんばん)うん

大幸)で、その白い靴を使っている内にやっぱり白い靴が黒くなってくるんですよね、汚れて、そうするとそこに新しい白い靴を買う

ばんばん)はあはあ

大幸)ところが、最初はよそ行きだけにしか使わない

ばんばん)うん

大幸)よそ行きだけにしか使わないんだけど、その内よそ行きだけに使ってた白い靴が、段々そればっかり使うようになると前の汚れた白い靴はもう使わなくなる

ばんばん)はー確かに、うん

大幸)この感じだと思うんですよね

ばんばん)は〜、よく分かりますその説明は

大幸)そう言う感じで、3人の、基本的に、こう人気のある3種類くらいに分かれたものがずっと追いかけていくって

ばんばん)なるほどね〜

大幸)例えばビートルズとローリングストーンズも、僕らは昔全く違うもんだったじゃないですか

ばんばん)ふん

大幸)ところが今から考えたら、間違うほど似てますよ

ばんばん)そうですかね

大幸)はい

ばんばん)ま、ストーンズがビートルズの真似してた時期でしょ、最初の頃

大幸)まあまあまあ、それもそうなんだけど

ばんばん)はん

大幸)例えば、舟木一夫と、橋幸夫と、西郷輝彦って違ったんだけど、今思い出したら全部似てるじゃないですか

ばんばん)ううん(笑)、そうですかね

二人)

大幸)似てませんか(笑)

ばんばん)似てないんじゃない

大幸)(笑)例えばバッハとベートーヴェンとシューベルトがあったら、当時は全く違うけど、今から考えたら一緒でしょ

ばんばん)いや、そら、そうですね

大幸)

ばんばん)違うんやろうけど、一緒と言われれば

大幸)なんかそんな風な感じで

ばんばん)うんうん

大幸)歳とってくれば一緒

二人)

ばんばん)それ、邪魔くさいだけちゃう(笑)

大幸)いえいえいえ(笑)、なんかそんな所あると思うんですけどね

ばんばん)うん、なるほど

大幸)まあ、今日はセミクラシックなんで、セミクラシックで有名なチャイコフスキーの「白鳥の湖」

ばんばん)はいはい

TR-13 白鳥の湖 / ピョートル・チャイコフスキー(作曲)
<演奏:エマニュエル・クリヴィヌ、国立リヨン管弦楽団>

ばんばん)ね、良い曲ですね

大幸)素晴らしい曲ですよ

ばんばん)

大幸)バレエ音楽なんだけど、あとあの〜僕らが子供の時に、賞状をもらう時にね、バックに流れてた曲あったでしょ

ばんばん)どんな?

大幸)♪ターンターンタターンターン

ばんばん)喜びの歌?

大幸)ヘンデル

ばんばん)あ、ヘンデルでしたっけ

大幸)これちょっと聴いてみましょう

ばんばん)ほいほい

TR-14 見よ、勇者は帰る /ヘンデル (作曲)
<演奏:陸上自衛隊中央音楽隊>

ばんばん)これ、歌詞もついてましたよね

大幸)あ〜そう

ばんばん)♪わ〜か〜き日〜は、再びあ〜ら〜ず〜って

大幸)これ「見よ、勇者は帰る」っていう

ばんばん)タイトルが

大幸)はい

ばんばん)う〜ん

大幸)まあこういうヘンデル

ばんばん)あ、ヘンデル

大幸)バッハ、ヘンデルの音楽の母と呼ばれてた

ばんばん)しかしやっぱりちゃんと、現代と通じていってるわけですね

大幸)1750年ですよ

ばんばん)なんの違和感もないですよね

大幸)ええ、だからやっぱりクラシックはなかなか、クラシックっていったってその時のヒット曲ですから、変な言い方だけど

ばんばん)そうですよねえ、うん

大幸)じゃ、同じくヘンデルで「ハレルヤ・コーラス」という、メサイヤよりと書いてありますけど、これもちょっと聴いてもらいましょうか

TR-15 ハレルヤ・コーラス(メサイヤより)  /ヘンデル(作曲)
<歌:アンブロージアン・シンガーズ>
<演奏:チャールズ・マッケラス指揮、イギリス室内管弦楽団>

大幸)ま、こうやって聴くとクラシックは相当ポップですよね

ばんばん)すごいポップですね

大幸)うん

ばんばん)あの〜、当時、オペラとか歌曲は別としても、多分旋律だけ書いてたんでしょ

大幸)はい

ばんばん)そういう意味ではすごい作曲家ですよね、みんながね

大幸)うんうん

ばんばん)う〜ん、なるほど

大幸)まあでもたった、その、いわゆる、オクターブの、12の中の順列組み合わせだけでもこれだけの音楽があるってのはすごいなと思いますよ

ばんばん)またどっかで似てきてもしょうがない

大幸)しょうがない

ばんばん)ねえ、うん

大幸)似てきてもしょうがないし、似せて作っても分からない

ばんばん)そこはね(笑)

大幸)はい(笑)

ばんばん)そらそうですね(笑)

大幸)はい(笑)

ばんばん)えー、ばんばん&大幸の「オールディーズ・グッディーズ」今週もあっという間でございましたけども、さて、次回ですけども

大幸)次回は、もう一度セミクラシックのパート2行こうかなと

ばんばん)これ面白いですよ

大幸)はい

ばんばん)はい、じゃセミクラシックパート2ということでございます、それじゃ「オールディーズ・グッディーズ」、お相手は、ばんばひろふみと

大幸)長戸大幸でした

ばんばん)じゃあまた来週までご機嫌よう

二人)さよなら





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