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【ビッグ4 / アガサ・クリスティ】 読了

ポアロシリーズ4作目にあたるビッグ4が読み終わりました。

前までの3作品とは毛色が違く、ミステリというよりかはサスペンスの要素が強めなのかな?
いつも余裕そうなポアロがあたふたしている様子が少し滑稽で面白かったです。
相変わらずアガサ・クリスティは人物の描写がうまいですね。

【以下ネタバレ注意】

とある大きな犯罪組織ビッグ4をポアロと相棒であるヘイスティングズが追う物語。

大きなトリックや衝撃が作中に隠されているわけではなく、小さな事件を一つ一つ解き明かすことでビッグ4の正体に迫っていくわけです。

一つ大きく気になったのは、ポアロの元に都合よくビッグ4の正体に迫る事件が舞い込んできすぎでは!?というところです笑
そもそも作中の最初にポアロを遠くに追いやろうとしなければ、ポアロはビッグ4に関わることもなかったのではないでしょうか?
まあこれは物語の都合上仕方のないことなのかもしれませんが。。。

物語の序盤でビッグ4のNo.1が、中盤でビッグ4のNo.2、No.3、No.4の正体が割れるわけですが結局No.1のリー・チャン・イェンの描写はなく終わってしまいます。

本当に裏から全てを操っていたというすごさのようなものが伝わりますが、ポアロとの直接対決も見てみたかったなと少し思ってしまいます。

あとNo.4だけ働きすぎじゃない?笑

何はともあれ、今までとは一味違う作品で楽しめました!

次は青列車の秘密ですね!もう買ってはあるので早速読み始めたいと思います。


見に来てくださった方、ありがとうございました!!

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