【旭川④】
ニセコ、ルスツ、サホロ、トマム……富良野もスキーリゾートとして成長している。コロナ禍で急ブレーキがかかってしまった感はあったけど、コロナも終息し、円安の勢いで今はアクセル踏みっぱなしみたいな状態だ。今後、富良野は旭川市民が気軽に遊びに行くことのできない高級リゾートになるだろう。
前回は中間地点、中継地点的な場所を狙って成り立てば良いって話をしたけど、今回はやはり旭川も目的地になりたいから、それについて考える。
やっぱり旭川も狙いたいのはスキーリゾートなんだけど、カムイスキーリンクスってそれにちょうど良いスキー場もあるしね、けど何十年もそれが出来ないのにはきっと訳があるんだろう、単純に予算の問題なのか、あの辺りの地権の問題なのか。
あそこを拠点にして、天気しだいで旭岳を狙うみたいな生活はスキーヤー・スノーボーダーにとっては理想の暮らしだと思う。リゾート施設ができればそこにスキースノーボードが好きなリゾートバイトが集まってくるから、移住促進のアピールにもなるし。
そうなると問題になってくるのはスキー・スノーボードシーズン以外の時期をどうするか、これに尽きるよね。
夏の観光で目的地になるのは難易度が高い。動物園があるけど、旭山動物園とカムイは位置的に真逆だから、動物園行って夜はカムイに泊まろうかとはならんよね。
もうなんか作るしかないね。なんでも良いよ、たぶんなんでも良い。心地よいテラスだったり、景色の良いパークゴルフだったり、外で体を動かすか、リラックスできるもの。アイデアとか既出のなにかで良いと思うんだ、あまり奇をてらうことなく、『ニセコ 夏』とかで検索してみて人気のものをパクれば良い。
北海道の夏ってだけで十分だ。
ベンチとソフトクリームがあれば2時間は楽しめる。無理に整えたりしなくても北海道の夏の湿度のない感じはそれだけで気分が良くなる環境だから。
あとは広くて空と山が見えてればOK。観光客を馬鹿にしているわけではなく、本当にそれが北海道の財産なんだよってこと。手付かずの自然とかキャッチーに使うじゃない、それで良い、あとはトイレが衛生的でWi-Fiがあれば大丈夫。
函館のホテルの朝食戦争みたいな感じで、メシの美味しさを競い合うのは良いことだ。やりすぎてる感じするけど。
カムイにリゾートホテル作ったら夜は本当にやることがないから、レストランとバーは充実させないとだよね。
北海道各地から最近よく新しいホテルや施設が建つからそこでレストランやらないかって話がくる。わりと何件かくるんだけど、それが決まってないまま計画が進行しているパターンの多いこと。
だから良いホテルでレストランに行ってみても、見せかけだけ綺麗で中身の伴っていない店が多いんだろうね。突貫工事みたいなもん。
旭川でやるなら本当に『食』には力を入れてやってほしいな。
そんなこんなでカムイにスキーリゾートができる確率は……低いだろうけどね。
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