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Q+AL来日公演に行ってきた。「アダムの声」

QUEEN来日公演(東京初日)に行ってきた。
正式には、QUEEN + ADAM LAMBERT
でもこの名称って?
と、今回の公演を見て思ったので、
あえてQUEENとだけ書いてみた。

前回見に行ったのは、
2020年コロナパンデミック直前ではなく、
2016年の武道館公演だった。

あのときは、アダム・ランバートの所作に、
多分なフレディ・マーキュリーへのリスペクトを感じた。
そして彼の着ていた衣装が、
2人の御大、そして「QUEEN」という名前と向き合うための
鎧のように思えてならなかった。

今回はどうだろう?

驚いた。

彼の声が、歌が完全にバンドの一部になっている。
そして、優しくて温かくて心地よかった。
言わずもがな、歌が素晴らしすぎる!!!

さらにQUEENというバンド自体が、
昔のロックバンドが当時のヒット曲を並べる
懐古趣味的なコンサートではなく、
しっかりと2020年代にアップデートされていた。

僕はフレディ崇拝者ではないし、
日本ツアーを全公演皆勤するほどの
クイーン・マニアでもない。

多方面のクイーンファンからの批判を承知で言うなら、

今回のライブで
フレディが映像で登場したのは、
「Love of My Life」の後半、それから
アンコール?での「レロレロ〜」の2回だった。

これくらいが丁度いいと思った。
アダムあっての現在のQUEENだと思うので、
極論、フレディの「映像」が無くても
コンサートは成立すると思った。

もうひとつ驚いたのは、
演奏が丁寧(失礼!)だったこと。
スタジオ版をベースにアンサンブルされていたこと。

クイーンのライブ演奏には
疾走感や勢いという印象が強くて、
普段スタジオ版の完全再現をしていることもあってか、
正直言うと、ほとんど見聞きしようと思ったことがない。

でも今回のライブは
しっかり丁寧に(ホント失礼!)演奏していると思った。
それがビジュアルと相まって、
とんでもなく素晴らしい
エンタテインメントになっていた。
ドームの音響が素晴らしかったことも大きいと思う。

ということで、
冒頭でQUEEN + ADAM LAMBERTではなく
ただQUEENと書いた理由でした。

ああ、いいコンサートだった。
ジワジワくる。

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